自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その275)

2013-09-21 | ジャコウアゲハ

朝起きて,前日確認しておいた羽化しそうな個体を見ると,羽化して間もない様子でした。メスです。入っていた殻がすぐ傍に付いています。朝の光を浴びて,風に揺れ,わたしの目にはその姿は眩しく思われました。いのちの営みが伝わってきたのです。

食事を済ませて,再び見ました。そこでびっくり。オスがこの個体を見つけたらしく,交尾をしていたのですから。オスは宙ぶらりんの姿勢で,ぶら下がっていました。自宅で交尾を見たのは,これで二度目。

きれいな緑を背景に自然光を生かして撮っておこうと思い,数枚撮影しました。 

交尾時間は3時間程で終わりました。羽化直後に交尾がなされ,これが産卵につながります。成虫は子孫を残すことを託され,いのちのバトンをつなごうと必死です。この生活環が脈々として営まれていきます。 

 


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