自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その352)

2016-05-30 | ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハにつていはまったく記事として取り上げていませんが,話題がないわけではありません。それよりも他の話題が多くって,それに触れるゆとりがない実情です。実際,自称“アゲハの庭園”ではどっさり幼虫が育っていて,食草ウマノスズクサが食べ尽されつつあります。


「よくもマア,こんなに競うように食べて!」と呆れ返る程なのです。この分だと,近く,葉がまったくなくなって,幼虫の数が淘汰されるのではないでしょうか。


わたしは,それをそのままにしているだけ。なるがまま,です。止むを得ません。

さて,この程知人にホソバウマノスズクサ(別名アリマウマノスズクサ)をわけていただきました。これは亡き牧野富太郎博士が六甲山で発見した種とか。

これまでも何度かいただいていたのですが,どうも根付きがよくなく,今はかろうじて一本残っているだけなのです。なんとか我が家でも殖やしたいと思っています。(同時にミュージアムでも植栽する予定です)

いただいたウマノスズクサはまことに丈夫な茎を持っていました。これでものに巻き付いて,たくましく上がっていくのです。途中に花が2つ付いていました。普通種とはかなり異なった姿をしているので,びっくり。楽器のチューバを連想する大きな曲線が気に入りました。


中に虫が入っているかなと思いながら,もちろんそうであることを期待しながら,花弁を切り開いてみました。何もいませんでした。それにとくべつな構造でもありません。食虫植物のような際立った特徴を持っているわけではないことがわかります。


このあと,2カ所に植えました。葉が幼虫に食べられると困ります。とくべつにネットで覆って保護することに。さて,そのように育っていくでしょうか。たいせつに見守っていくゾー!

 


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