スダチの木で,若葉が目に付き始めました。軟らかい軟らかい,赤子の肌のような感じがします。
間もなく,そこにアゲハが飛来するでしょう。先日は,この葉に,アゲハに寄生する小さなハチがとまっていました。それで,どんな昆虫が見つかるか気にしていると,ホソヒラタアブがいたのです。
夕方のことです。風がわずかに吹いて,肌寒さを感じる時間帯でした。「ははーん,ここで一晩を過ごす気だな」と直感。さっそく写真に収めました。
接写するときに,不用意に葉を揺らすことがありました。アブは気づいたか,気づかなかったかわかりませんが,まったく動きませんでした。
こういうところで,一匹だけが休んでいるという事実がとても新鮮に思われました。