自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

クロヒラタアブ,1月の卵(続々)

2016-01-21 | ヒラタアブ

1月8日(金)。室内に移した日の午後9時。確かめておこうと思ってルーペで見ると,なんと誕生した幼虫が卵の殻の脇にいたのです。すいすい事が進んだので,もうびっくり。惜しくも孵化場面を撮ることは叶いませんでした。それでも「この直後を撮っておきたい!」と思い,大急ぎで撮影準備にかかりました。

 


卵の付いた面は,実際は葉の裏側です。幼虫は間もな下側,つまり葉の表側に向かいました。身を隠す行動だとみてよいでしょう。 

 


下側に回ったときに,葉を裏返して観察しました。幼虫は葉の端のほうでじっとしていました。 

 


このままにして時間が経ってから見ると,幼虫はまた下側,つまり卵殻がある側に移動していました。やはり身を守る行動なのでしょう。殻のすぐ傍にいたのはまったく偶然だと思います。

 
上写真をトリミングしておきます。


せっかくなので,このまま飼おうと思います。手のひらサイズの容器に入れ,ときどきアブラムシの付いた葉を入れればいいでしょう。葉が少ないと,個体を探すのに時間がかからないし,継続観察が容易でしょう。

 


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