風の吹く寒い日のこと。
マンサクの花はまだ咲き始めです。到底昆虫が来る環境ではありませんが,とてもふしぎなことに,開き始めた花にごく小さなハチが一匹。
びっくりしてよくよく確かめるとタマゴバチ。どうしてこんな日に,ここを見つけて訪れたのかと思うばかり。
見ていると,花から離れようとしません。花にいたり,下方の枝に歩いて移動して,また帰って来たり。
とうとう花に入り込みました。窮屈なところに入ったので,うまく撮影ができませんでした。
いったい何をしていたのでしょう。それを解き明かしたくて接写を試みました。が,まったく無理。たぶん摂食行動だったのでしょう。
かなり時間が経ち,やっと出て来たと思うと……。
また入って行きました。あまりにも長い時間が経ったので,途中で観察終了としました。
タマゴバチをこの花で見たのはたぶん初めてです。幸先のよい出合いとなりました。