2月12日(金)。カラスガイ(?)の採取に出かけました。
淡水性で黒く,大きな貝を,カラスガイということばで括っていい表すことにわたしは慣れて来ました。それは子どもの頃からです。しかし,あるときドブガイということばに出合って,二つの区別をわたしには厳密にはできないとわかりました。それに,カラスガイの生息数は至ってすくないのだそうです。ということは,これまでカラスガイと信じていたのがじつはドブガイだったのではないかと思えてきたのです。
これからはできるだけドブガイという名称を使おうかなと思っています。
このドブガイを,いつもの川に採りに出かけたのです。ところがドブガイはすべてが殻だけ。川底に散乱する殻にびっくり。野鳥の被害に遭ったにちがいありません。一年前はこんなにひどくはありませんでした。
生きたドブガイは見つかりません。諦めて帰りかけたときのことです。
泥が溜まったところで,大きめのドブガイを一つ発見! ヤッター! そこの泥に手を突っ込んでみたら,なんと小さめの貝が出て来ました。探し続けると,次々に見つかりかけました。結局,こんなにたくさん採取できました。
ドブガイの子どもがいました。色が褐色で,若い感じがします。
細長いのはトンガリササノハガイです。わたしは初めて手にしました。タナゴはこの貝には関心を示さないとか。
とにかく,思いがけないかたちでの収獲となりました。ミュージアムの水槽に入れて来館者に見ていただけそうで,わくわく。