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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

恐るべき“天敵”カマキリ

2014-10-05 | アゲハ(ナミアゲハ)

アゲハの庭園を手入れしているとき,地面にカマキリがいるのに気づきました。それが,なんだか前脚でものを持っている様子です。「なんだろう」と思って,近寄ってみると,なんとアゲハの幼虫を抱えるようにして持っているのでした。二つの前脚で,幼虫のからだを掴む格好をしているですから,幼虫のからだは完全にちぎれています。

幼虫がカマキリの犠牲になって,死に絶えているのです。こんなにスゴイ場面を見るのは久々です。

大慌てでカメラを持ち出して撮影しました。カマキリの堂々としたスタイルが印象に残りました。この構え方はヒトにも動じないといった感じです。 


続いて虫の目レンズで撮影しました。このときは,すでに片方の肉片を食べ終わり,残りの片方を口にしていました。レンズを向けても,一向に気にかける気配はありません。腰が据わっていて,大した度胸です。 


左前脚の置き方,右前脚の鎌の使い方,首のひねり方,それぞれが堂々としたものです。


食べる・食べられる関係によって,自然界は成り立っています。犠牲になった幼虫には気の毒なのですが,これはまさに自然の姿そのものなのです。

偶然の出来事に出くわして,生々しいいのちのドラマ,緊迫感のある生態が記録できたように思います。 

 


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