6月9日(木)。小雨,ときどき曇り,晴れ。梅雨らしい天気。朝,シュウさんから「田を鋤いていてケラを2匹捕まえた。取りに来て」との連絡あり。昼前,同じくシュウさんが「田植えをしとったら,モンキチョウが水に浮いていたんで,持って来てあげたで」といって,モンキチョウを一頭持って来られました。石の上におくと,舞い上がっていきました。モンキチョウの季節を迎えたのです。
午後2時,モンキチョウの棲息地に出かけました。ここはわたしの気に入っている野原で,幼虫の食草シロツメクサやミヤコグサがたくさん生えています。
草むらに入ったとたんに,一頭のモンキチョウが目にとまりました。メスです。これは産卵行動が期待できそう。そっとあとを追いかけて行きました。すると,ヒメジョオンの花にとまって吸蜜。
しばらくすると,シロツメクサの葉に降りました。「産卵だ!」。思ったとおり尾端を葉に付けて卵を産付。
それが終わると,舞い上がって再び吸蜜。それから,また産卵。
さらに,産卵はミヤコグサの葉にもなされました。わたしは,チョウの後を追いかけて行きました。……。そんな繰り返しが続きました。
結果,卵の付いた葉を10枚採集できました。これで,かなりくわしく観察できるでしょう。
オスもやって来て,ヒメジョオンで吸蜜。
わたしにとっては,すてきな休養日となりました。