コンクリート製の古い橋の欄干。そこにアカトンボのメスがとまっていました。そっとそっとレンズを近づけ,ほんとうにレンズに触れるぐらいまで持って行きました。
すると,トンボはレンズをつかみかけました。どう思ったのでしょう。そのあと,カメラを支えるわたしの手の甲に乗って来ました。おもしろい!
トンボは舞い上がりはしましたが,待っているとまた近くの欄干に降りて来ました。
こちら向きにとまっているとき,レンズを接近させるとやっぱりレンズをつかみかけました。そうして,先と同じようにわたしの手に移って来たのです。頭部にピントがあっていれば,なおよかったのですが。
びっくりさせないなら,こんなふうに当たり前のように行動するのです。思いがけない画像になりました。