夕方畑に行くと,ナスの葉にとまっていたのがクロコノマチョウ。大型のジャノメチョウのなかまです。すんでいるのは薄暗い林床。畑の向こうには山林が続きます。そこから飛来したのでしょう。畑に現れるとはめずらしい話です。
捕獲してスタジオで撮影することに。
チョウにプラスチックコップを被せ,落ち着いたときにそっとコップを上げます。わずかな隙間を生かして撮るのです。これはわたしが取るごくふつうの方法です。
まずは全体のすがたから。
複眼の色模様がとても印象に残ります。
複眼の曲面がモザイク模様で覆われたように見えます。この色合いにどんな意味があるのでしょうか。
近づいてみましょう。
下から見上げるようにして撮りました。吻がゼンマイのように巻かれているのが印象に残ります。
真正面から。幸いじっとしていました。
こちら向きに見える大きめの濃い斑紋は偽瞳孔です。
なんとか撮れました。感謝。