ヤモリはいかにも爬虫類らしい表情をしています。これを見るととても怖がる人(子)がいる反面,「かわいい!」なんていって触る人もいます。両極端さがおもしろいというか,愉快に見えます。
スタッフの一人が「背から写した写真はいくらでもあるけど,腹側からのものが少ない。撮って!」と希望しました。それで撮ってみることに。脚裏が透明版にピタッと付いています。
近づいて撮りました。タワシみたいです。
接写するとブラシのよう。単なる吸盤構造でなく,たくさんの繊毛が並んでいるのがよくわかります。これが吸着力をうみ出しているのです。
ものに密着しているヤモリをそこから引き離そうとすると,もうたいへん。ヤモリ自身は高速で吸着と分離を繰り返しています。その巧妙さを想像することは到底できません。スゴイ!