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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

冬,虫の目写真(8) ~ツクバネの実~

2017-12-27 | 植物

一年振りにツクバネの里に向かいました。これまでは接写はしたものの,虫の目レンズで撮ったことはありません。林間に青空が広がる風景を思い描いて,晴れた日,訪れることに。

もうかなりの実が落下していました。残った実を,雰囲気を壊したくないなという気持ちで撮りました。下写真はコンデジで接写。提灯のように枝先にぶら下がった実がなんとも優雅。

 

以下は虫の目写真です。残った実をできるだけ写し込むようにして撮りました。

 

 

羽根をパァーッと広げた実が,小さくても迫力があります。勢いというか……。なんだか落ちて来そうな。

 

見上げて撮ると,おもしろい構図になりました。なんだか実の気持ちになれそう。

 

 

羽根の反りがなんともいい!

 

 

実があちこちに落ちていました。種子が重いだけに,強い風でも吹かない限り株から離れたところには落ちません。林間では無理でしょう。根元付近にたくさんありました。羽根があれば地面に落ちた際,ショック防止になるという見方があります。さてどうでしょうか。

ここに。落ち葉から,宿主の親木がヒノキだとわかります。 

 

そこにも。ヒノキの葉がたくさん。

 

 

羽根の取れた種子も。 

 

行ってよかったー! 撮影には大いに満足しました。ついでに種子をいくつか採集しました。

 


厳寒期に見た昆虫たち

2017-12-27 | 昆虫

公園にて。こんな寒い時期でも,比較的暖かな日中だと昆虫が現れます。ミバエのなかまがいました。複眼の金属光沢が異彩を放っています。

 

 

ヒメヒラタアブも。口吻を伸ばしています。

 

ツマグロキンバエはほんとうに適応力があります。どこにでも出現します。

 

からだに花粉を付けた小さなカメムシも。ケブカヒメヘリカメムシでしょうか。

 

撮影していると,イボバッタが目の前に現れました。卵越冬のバッタなのに,よくもマアがんばっていることよ。 

 

左の後脚が失われています。痛々しい感じがします。

 

イボバッタは間もなくいのちが絶えるでしょう。

季節の移り変わりは昆虫たちに否応なく変化を迫ります。