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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ノイバラの木にナナフシ

2016-06-24 | 昆虫

ミュージアムで飼育中のナナフシは順調に育って,ずいぶん大きくなりました。


さて,休みの日のこと。自宅近くの河川敷の竹藪に行きました。藪に入ったすぐのところに,ノイバラの木が生えていました。この木はあちこち,ほんとうにたくさん自生しています。

木にナナフシがいないかなと思って,探し始めた途端! そこにナナフシが1匹! なんと運のよい出合いでしょう。木漏れ日を浴びて,からだがきらきら。写真に写っている葉はヤブガラシ。それが木にからんで伸びているのです。


ミュージアムのナナフシを見て,ある親子がこうお尋ねになりました。「イバラの葉を探したら,ナナフシは見つかるのでしょうか」と。わたしは「そんなに見つかるとは思われませんが,根気強く探せば見つかるかもしれませんよ。イバラの葉が大好きですから」とお答えしました。実際,探してもいつもいつも見つかるわけではありません。


その会話が気になっていて,ノイバラを見るたびにナナフシはいないか確かめる習慣がついていました。それで,竹藪でナナフシを見たとき,あのときの会話がよみがえってきたのです。

今度,もしリピーターでお越しになったとき,「いかがでしたか」と尋ねたいなあ。そして,わたしが出合ったナナフシのことをお伝えしたいと思うのです。

ちょっとこころにとめて自然に浸っていけば,思いがけないいのちとすてき対面ができるってことです。感謝。