goo blog サービス終了のお知らせ 

自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

高齢者サポートボランティアで出石へ

2019-10-25 | 日記

10月24日(木)。曇りのち雨。高齢者のバス旅行に,地域ボランティアとして参加。行先は但馬の出石。伝統のある城下町で,静かな佇まいが人のこころを引き付けるまちです。

わたしはこの地域に昆虫の撮影も含めて,何回も訪れました。昨日は朝から雨が降り続くあいにくの空模様。

 

まち風景のスナップ写真を少しだけご紹介します。

通りの様子は趣きいっぱい。落ち着いたまち並みです。

 

そっちも。まちの代表的な味覚は皿蕎麦。店が並びます。

 

足元も。時計台“辰鼓楼”はまちのシンボル。

 

季節の味覚が並ぶ店頭風景です。この国の秋をシンボリックに語っているような。

 

近畿地方では歴史がいちばん古い芝居小屋「永楽館」。明治34年に開館とのこと。地元の方による落語を聴いたあと,館内の見学。伝統を残し続けようとする土地のかたちが伝わってきました。

 

参加された皆さん,雨にもかかわらずとても満足気でなにより。よかった,よかった。 

 


出前教室「ホタルを写そう」

2019-06-07 | 日記

6月7日(金)。仕事で市内の小学校へ出前教室に。学校は準へき地校で,対象学年は4年3人。そこはホタルの里で,遠く都会からホタル観賞のツアーバスが多く来るところです。

出前依頼は,ホタルの接写写真を子どもと一緒に撮ってほしいというもの。そのくらいの協力ならできると判断。事前にホタル写真を撮っておいて,それを持ち込み,子どものこころを刺激する手を取りました。下写真はその一枚です。

 

わたしは相変わらず“自然となかよしおじさん”として子どもとふれ合うことに徹しました。カメラを通してホタルを見るとは,あくまでホタルをよりよく知るための手段であり,結果,ホタルとなかよしになった気分に近づけたらサイコー,ホタルについて“?”が浮かんで来て調べたくなればいうことなし,そんな話をしてから撮影に入りました。

なお被写体のホタルは,学校にお願いして,地元でゲンジボタルの養殖に力を注いでいらっしゃる方から借りてもらいました。

撮影にあたって簡単にカメラの使い方を教え,以後必要に応じて手を添えるようにしました。今の子どもはこういう活動にすぐに馴染むようで,すいすい学習が進んでいきました。カメラはわたしが日頃愛用しているものです。

 

時間は5時間目(45分)。とにかくどんどん撮影してもらいました。途中,撮影した画像をパソコンで見て,そうして締めくくりで一人に2,3枚撮影。慣れると結構うまく撮れていました。ほっ。

こうして予定時間が終了。一口感想から,なんとかたのしんでもらえた様子が窺えました。なにしろ,ホタルの“?”が出て来ましたから。自然に囲まれて暮らし学ぶ子どもたちに,価値ある体験になっていますように。

  


春を告げる畦焼き

2019-02-03 | 日記

冬になると,畦や土手の草が枯れます。春を前に,立ち枯れた草を燃やします。これが昔から畦焼きと呼んでいるもので,いってみれば農村の風物詩です。その光景は若草山の山焼きそっくり。新芽が出やすくなるように,虫を退治するために,環境保全のために,というのがこれを行う趣旨です。

一週間前に行われる予定だったのが,積雪のために一週間順延となっていたのです。とはいえ,今日はあいにくの曇り空。いつ雨が落ちて来てもおかしくない状態です。天気予報も雨を予告していました。

節に穴を開けた竹筒に灯油を入れ,先に布切れを詰めます。これを松明代わりにして,枯れ草に火を点けます。

 

遠くを見ると,畦焼きの煙が上がっています。他の村でも同じように畦焼きが行われているのです。

草は湿っぽくて,燃えにくい限り。田の緑はコムギです。毎年シカの被害に遭います。

 

ここまで来て,雨がポツリポツリ。予報どおりです。

 

こんなわけで,今年はすっきりとはしない畦焼きになりました。気持ちだけは春!

 


恒例のカラスガイ採取に

2019-01-19 | 日記

1月,例年わたしがする野外活動があります。それはカラスガイ採取です。これまでも記事にしてきました。

ミュージアムの水槽にタナゴを飼っているので,カラスガイをどうしても探して来なくてはならないのです。この二つは生態上のペアですから。わたしがいつも採取しているところは川の上流。床面はコンクリート張りと石を並べたところ。水がほとんどないといってもよい状況です。長靴を履けば簡単に,いくつでも貝を採取できます。

 

そのつもりで出かけたのですが,川床には殻が散乱。よく見ると,サギの足跡がたくさん。サギがカラスガイの天敵であることは明らかです。サギの被害に遭った個体が相当数に上るようです。まあ10個は採取できましたが,もう少し早く出かけていた方がたのしさが倍増していたかもしれません。なにしろ,あっちのも,そっちにも,という具合にあったはずですから。

 

水の中にも殻が並んでいます。

 

生きた貝を水から上げたら,こんなに長い足を出したままでした。

 

これだけ採取。

 

水槽はにぎやかになるでしょう。 

 


今日は,むらのとんど祭り

2019-01-13 | 日記

今日は一日ほんとうに快適な日和でした。こんな中,むらではお正月を締めくくるとんど祭りをしました。場所はグラウンド。

ぜんざいやお酒がふるまわれ,しばらくお正月の挨拶を交わしてたのしいひとときを過ごしました。

 

この日,わたしは左義長に点火するための火をつくる係。今年は火打ち式発火法を採用。周りの皆さんに,火をつくる手順を説明し,火をつくる意味を伝えました。そうしてむらの安泰を願いつつ,火をつくる作業に。これは一発で成功。そして,できた火を点火係代表の持つたいまつに移しました。代表はそれを他の人のたいまつに分火。他の人は子どももおとなも含みます。

数人の点火係がそれを左義長に点火。すると,風がほとんどないので,真上にわぁーっと燃え上がりました。じつに心地よい風景でした。昔は書初めを燃やしたり,篠竹の先に餅を突き刺して焼いたりしたものですが,そんな雰囲気は時代の流れと共にまったくなくなりました。寂しいですが,文化の消失なのでしょう。

 

ふれ合いをたのしむ風景です。

 

この後,ビンゴゲームがありました。例年盛り上がります。

この一年,むらの住民が無病息災で過ごせ,むらが安泰でありますように。

 


トンネルの工事現場見学

2019-01-12 | 日記

隣りむらとの境にある山で,今,国道バイパスのトンネル工事が行われています。貫通間近ということで,今日,地元住民対象の見学会が開かれました。もちろん,好奇心旺盛なわたしのこと,参加しました。この種の見学会に出かけるのは初めてで興味津々。写真撮影OKということで,興味が一層かき立てられました。

参加者には安全確保のためにヘルメットが配られました。全体の説明を受けて,現場へ。砕いた岩石を運ぶベルトコンベアが伸びています。

 

トンネルの延長756m。工費15億円。その入口です。真上に,神社鳥居を真似た安全祈願のシンボルが。大きな筒はトンネル内に空気を送るためのもの。

 

トンネルは続きます。岩盤は凝灰岩。

 

とにかく巨大な機械が並びます。重機そのものです。

 

目標を定めて正確に掘削するための機器。

 

今,712mまで掘り進めているそうです。残りは44m。今日現在の到達点です。

 

人影のない最奥部。作業では,ダイナマイトで岩石を砕いていきます。

 

こうして,掘って,壁面にコンクリートを流し込んで仕上げるまでの工程をざっと見学。自動車道路として開通するまでまだ5年はかかるでしょう。地域として悲願だったトンネルです。その日をたのしみに待ちましょう。 

 


恒例,七草を摘みに

2019-01-07 | 日記

1月7日(月)。七草は例年取り上げる話のネタ。この日までに七草摘みに行く時間がなく,今日行って来ました。といっても,いつもどおり近くの田と畑。そして,夕食で七草粥にして食べました。無病息災を願いながら。

田は,黒大豆を収穫し終わった乾田。そこに摘みたい,目的の草があちこちに。

 

ハハコグサがやさしい表情で地面にへばりついていました。 

 

畔との境に,セリがどっさり。

 

カブとダイコンは,我が家の畑産。

 

自家製の食材です。こういうところは,自然となかよしおじさんぶりの発露でしょうか。 

季節の匂いを感じることのできる,こうした伝統文化は大いに大事にしたいものです。スーパーで買って食べるだけではどうも……。

 


部分日食を見るイベント中止,でも

2019-01-06 | 日記

1月6日(日)。今日は部分日食がありました。それで,勤務するミュージアムでは,日食を観察するイベントを計画していました。

わたしは,木漏れ日を観察する小道具をつくってこの日を待つことに。木漏れ日といっても,夏のように葉の間から漏れる日を観察することはできません。それで穴の開いたモノ,穴を開けたモノをいくつか準備したのです。木漏れ日に代わる,”穴漏れ日”といってもよいでしょう。

そのうちの一つ,そっと小道具に忍び込ませておいたものが下。日が照っていた先日,白い紙に太陽像を結んでみました。今日は,欠けた太陽像が並ぶはずだったのですが。

 

今日,あいにくの曇り空,時折小雨が降る天気模様。それでイベントは中止に。残念! しきりに空を眺めているうちに,日食が始まっているはずの時刻を迎え,その後時が過ぎて行きました。

外を気にしているうちに,なんとわずかな時間帯,雲のスクリーン向こうに太陽が見えたのです。真っ白い太陽です。「やったー!」。こころが躍った瞬間でした。コンデジを手に外へ。それで雲の向こうに見える太陽を必死に撮影。

 

 

あまりにも幸運! 雲が減光フィルターになり,太陽のシルエットがくっきり。

 

わずか10分あまりの観察でした。

 

イベント中止は惜しい限りでしたが,天から思いがけない贈り物があったのでした。次回の日食は今年の暮れ12月26日に起こります。そのときを首を長くして待つことにします。 

 


地域の歳末イベントにボランティアで

2018-12-24 | 日記

居住する地域まちづくり協議会が主催する歳末市が開かれ,協力ボランティアとして参加しました。午前8時集合,9時開店,午後1時閉店。その後後片付けをしました。

準備段階の一コマです。わたしは野菜コーナーを担当しました。

 

開店。お正月用の品が並んだところでは,品定めをする客が絶えませんでした。うれしい限り。 

 

加えてうれしかったのは,久しぶりにお出会いした方があったことです。しばらく話し込みました。高齢の方が元気で暮らしていらっしゃるのは,ほんとうにうれしいですね。 

地域にお役に立てるときはすこしでも参加しなくてはと,いつも感じています。ところがなかなかできないのが悩みの種。今日はなんとか合格ラインに達したかな。

おしまいに花の話題を一つ。会場の脇にある畑でもうロウバイが咲いていました。こころがポッと明るくなりました。我が家のものとは品種が異なるのでしょう。冬至が過ぎ,春が確実に近づいています。 

 

 


全国高校駅伝応援で都大路へ

2018-12-23 | 日記

今日は全国高校駅伝が京都で行われました。地元の高校が県代表(男子の部)で出場するということで,応援バスが出ました。わたしは同乗させていただいて,家族で応援に行って来ました。向こうでは,毎年のようにご一緒させていただく知人グループ4人に合流。

今日は冬とはいえ,例年になく暖かい日になりました。なんだか,ポカポカしていたような。帰ってからアメダス記録を調べると(午後6時現在),最低気温7.0℃,最高気温14.8℃でした。やっぱり暖かかったのです。

わたしたちは移動しながら応援しました。まず一区から二区への中継地点で。中継用のテレビカメラや,報道関係者のカメラがたくさん。

 

 

次走者のウォーミングアップが始まりました。彼らの胸の内の程はどうなのでしょうか。声援を受けて都大路を疾走する気持ちは?

 

地元高校の選手がタスキを受けて,走り始めました。沿道から声が飛びます。

 

それを見届けて,折り返し地点の国際会議場前へ地下鉄で移動。比叡山は雪化粧をしていません。それだけ今冬は,今のところ暖かめなのです。 

 

地元選手は順位からいえばまあまあというところ。懸命に走っているのですから,余計なコメントは無用です。通過を見届けて地下鉄,阪急電車を乗り継いて,ゴールの西京極陸上競技場に移りました。地下鉄なんか,駅伝ファンでぎゅうぎゅう詰めでムンムンの熱気でした。

 

競技場で,ゴールをしっかり目に刻みました。頑張っていましたよ。

 

「テレビなら全コースをゆっくり観られるのに」という見方がありますが,実際を目の当たりにすると迫力とか臨場感とかが伝わって来ます。今日は応援に出かけてよかったー! ご一緒いただいた4人の皆様のお陰で,じつにたのしく行動できました。「一年後もご一緒できますように」とお伝えして別れました。感謝,感謝。