9月16日(木)。
例A。大きな変化はなし。順調に育っているようです。
上から撮った画像です。幼虫らしいかたちが認められます。
例B。かなり複雑な変化です。いったいなにが起こっているのでしょうか。
9月17日(金)。
例A。かたちがはっきり。黒い部分は隙間,からだが曲がっているとみられます。
例B。色が濃くなってきました。黒い部分は何でしょうか。
9月16日(木)。
例A。大きな変化はなし。順調に育っているようです。
上から撮った画像です。幼虫らしいかたちが認められます。
例B。かなり複雑な変化です。いったいなにが起こっているのでしょうか。
9月17日(金)。
例A。かたちがはっきり。黒い部分は隙間,からだが曲がっているとみられます。
例B。色が濃くなってきました。黒い部分は何でしょうか。
もう一つは、同じキンカンにあった卵で、若葉に産み付けられたものです。これについては「例B」としておきます。
これもいのちあるものが育っている印象があります。いのちが詰まっていない場合は、黒変して死に至る場合がほとんどです。したがって、今後の変化が期待できそうです。
9月13日(月)。なんとなく塊りが見える感じがします。
9月14日(火)。色が単調でないところが変化を観察するポイントです。
気になる色合いです。
今の時期、アゲハの卵に寄生するハチが多いのかもしれません。今、手元で二つの卵で、どうやらハチが成長している気配があります。
これまでそういう例を何度か追ってみましたが、卵からハチが出て来る瞬間を撮ったのはたった一回だけです。その正体はキイロタマゴバチでした。今回、もしかすると二回目の幸運に恵まれるかもしれません。
一つはキンカンの小さな実に産み付けられた卵の例です。今日の様子をご紹介します。
どうみても、生きものらしい印象を受けます。
中にいるらしいものが動けば、たしかにいのちあるものがいて、ハチだと考えられるのですが、まだ定かではありません。
今後、動きに注意を払っておきます。
さあ、どうなるか。この例を「例A」と名づけておきます。
アゲハの庭園にて。
アゲハが産卵するのを目撃。繰り返し産卵。その後,卵を探して採取。10個以上はあったでしょうか。それを観察することに。
さて,4日後の昼間,一斉に孵化直前の様相。「これはたいへんなことになりそう」と予感。同じ成虫が産み付けた卵なので,ほんとうに慌ただしい状況になりました。結局,見逃したものの方が多く,観察・撮影の反省材料となりました。
そんな中から,いくつかの誕生シーンをご紹介します。なんといっても,殻から出る瞬間がいちばん。
頭がわずかに覗く瞬間。
方向によって,頭部全体が確認できて撮る瞬間。
ぐうーっと身を乗り出した瞬間。
外気をいっぱいに吸うっていう感じが伝わって来ます。何度撮っても飽きません。
改めて真正面から近接撮影を試みました。頭部がすっぽり写り込むサイズ。髭じいさんの風貌ですね。
複眼だけを撮りました。個眼がぎっしり。その間にある毛は相当量。
接写はおもしろい!
シリーズ前回の続編です。
二頭のナミアゲハを近接撮影しました。トリミングなしです。
上写真とは別の個体で,個眼が確認できるまで近寄った一コマです。
一枚目の個体を撮影した写真です。これ以上近寄れない距離まで近づきました。
下写真のみトリミングありです。すぐ上の写真の部分です。
近接世界のふしぎが見えます。そのふしぎが広がります。ふつうのレンズをとおして見えるふつうの世界に,意外なすがたが見えて来ます。
昨秋,ミュージアムの昆虫展でアゲハの幼虫を展示していたら,それが蛹に変化。そのまま春を迎えると思っていると,一部が冬に羽化。なんと二頭も。室温が関係したはず。かわいそうにこのままでは春を無事に迎えることはできないと思い,身近に見かける花を入れてやりました。
せっかくなので,頭と顔の写真を撮ることに。
前方向から。毛で覆われたからだがスゴイ!
なかなか優雅な感じがします。
近づいて撮りました。
いのちあるものに余計なことはなるべくしないこと,ですね。今更ながらの反省です。
11月11日(水)。アゲハの庭園にあるレモンに木に,アゲハの終齢幼虫が一匹。じつは終齢直前の幼虫を見てからずっと気になっていたものです。終齢前から終齢へ,そして写真を撮ったこの日まで,じつに一週間もじっとしているのです。つまり終齢を迎えてからまったく動いていません。
脱いだ皮が葉にくっついたまま。
この写真は朝撮ったものです。からだには露が付いたまま。いかにも冷たそう。今朝の最低気温は3.6℃。
この幼虫がどうなっていくか,気にしておこうと思います。些細なことでも,生態につながる事実は見届けるのが大事ですから。
11月12日(木)。同じ位置でじっとしたまま。今朝の最低気温は2.4℃。
8月6日(木)。仕事から帰って来て,レモンに付いたアゲハの卵を確認。一つが間もなく孵化しそうだったので,枝ごと家に持って入り,経過を観察。
夕食後,卵に穴が開きかけました。顎が見えています。
さっさと穴を開け終わりました。休むことなく出ようとします。観察の目にゆるみがあると,見逃す羽目になります。これまでずいぶん経験してきました。
動き続けるので,頭部にピントを合わせるがたいへん。幸いこちらを向いてくれました。
これで誕生! ここまでで15分経過。
このように深夜でないときは,ゆとりをもって対応できます。ほっ。
8月5日(水)。今日も,レモンの葉に産み付けられた卵が次々に孵化。
一つ目。
二つ目。孵化直前の卵の中は? 頭部がしっかり見えて来ました。
穴が開いたと判断すると,さっさと出ようとします。顎がくっきり。
三つ目。からだをぐうーっと伸ばして出て来ました。
これだけ孵化が続くのは,たぶん同じ成虫が同じ時間帯に産み付けたためと思われます。孵化時刻が夜に入ったばかりの頃で,ほっ。