スウェーデンの医師が、ワクチンの治験結果を一般向けに解説している記事がありました。2021年1月10日付
アストラゼネカの治験『途中』結果は、2020年12月8日にランセットに掲載されました。
治験は、英国、ブラジル、南アフリカで行われ、
英国とブラジルは、プラセボに髄膜炎ワクチンを使い、治験実施者はどのワクチンが投与されたかを知っていた、つまり二重盲検ではなかったということです。
一方、南アフリカはプラセボに食塩水を使用し、二重盲検で行っています。
にもかかわらず、南アフリカの治験結果は公表されていないということで、ランセットの論文の結果は、英国とブラジルのみからとなっています。
すべての治験で2回接種されていますが、接種量は統一されていません。
参加者は英国とブラジルでそれぞれ6000人で、その87%が18歳から55歳でした。BMIの平均が25なので、肥満体型の人は含まれていません。
安全性に関してですが、横断性脊髄炎が3件報告されています。
コロナワクチン2件、髄膜炎ワクチン1件でした。
コロナワクチンの1件は、2回目接種の14日後に、おそらくワクチンと関連していると報告されています。
もう1件のコロナワクチン後の横断性脊髄炎は、1回目の接種の10日後に発症、最初に関連していると評価され、その後、未診断の多発性硬化症であると結論されました。
髄膜炎ワクチン後の横断性脊髄炎は接種の68日後に発症しました、当初は関連していると報告されましたが、後に関連が否定されました。
横断性脊髄炎のバックグラウンド発症率は1年間に200,000人に1人ですが、治験では12000人に3人が発症しています。
3000人に1人。しかも、関連されているケースは2回目接種の14日以内でした。
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