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葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

サーバリックス後の自己免疫性脳炎 日本 16歳 AChR α3陽性

2018-07-27 | サーバリックス症例

 

http://www.medalerts.org/vaersdb/findfield.php?IDNUMBER=727304

16歳女性、サーバリックス接種の2年後、自己免疫性脳炎発症

脳灌流圧低下、運動異常、疼痛、不随意運動。

Single-photon emission computed tomography (SPECT): In 123 I-IMP SPECT, decreased blood flow was noted with laterality in its distribution and in multiple regions including cerebral cortex and basal nucleus. Intradermal nerve density: 9.5; Ganglionic AChR antibody: Alpha 3, positive; beta 4, negative; Antiganglioside antibody: IgM GM3, positive; Spinal fluid GluR: Positive; Other antibody: Not performed; DPB1*0501: Negative.



子宮頸がんワクチン後の自己免疫性脳炎 日本のケース

2018-07-27 | サーバリックス症例

2018年2月に、日本でのサーバリックス後の自己免疫性脳炎が8件VAERSに報告されています。

 

HPVワクチン接種後の女性における抗NMDA受容体脳炎の発症について、製薬会社を介して医師から報告された。

 

また、同じく日本から、ガーダシル後の自己免疫性脳炎が2015年に報告されています。

http://www.medalerts.org/vaersdb/findfield.php?IDNUMBER=582474

 


イギリス クロエ 続き

2018-07-04 | サーバリックス症例

クロエさんの文章の続き ME(慢性疲労症候群)について

 

https://chloeleanne03.files.wordpress.com/2015/06/0398a037-8538-4932-9852-1149dec9faa2.jpg?w=200&h=300

 

私はかつてダンサーだった。健康な12歳で、スポーツが得意で学校が大好きだった。ダンスの教科で試験にA評価で合格すること以上に望むことは何もなかった。けれども不運なことに、身体がダメになった。ダンスの学校に行って、ダンスで仕事をするためのオーディションを受けたかった。国中のダンス大会にでたり、舞台で仕事をすることを楽しみにしていた。海外でダンスをすること。ダンスの世界に参加したかった。すべての機会を逃さないように、両手で掴んで、夢を生きること。

心の中で、すべてのことを準備していた。けれど、私の身体が。どんどん力が入らなくなっていく。慢性疾患の脅威が、私の中で大きくなっていった。私の痛みに、他の人が気が付かないように、笑顔で隠していた。普通の生活を生きようとしていた。それは、簡単なことではなかった。最初の3年間は、外では私は「健康」なように見えた。化粧をすれば、普通の健康な10代の少女に見えていたかもしれない。けれど、本当の私は、全く違ったストーリーだった。逃げ道はなかった。

 

https://chloeleanne03.files.wordpress.com/2015/06/df005a8c-8bd2-40c6-8fed-af637cb976e8-3.jpg?w=240&h=300

 

私は、自分の身体に閉じ込められている囚人だ。私にとって学校は大切なもの。外出はとても大変なので、学校以外のために外出したことはなかった。当時の私のME(慢性疲労症候群)の重症度は中程度であったにもかかわらず、学校に出席することは、マラソンを走るようで、信じられないくらい疲れることだった。けれども、学校はとても大切なことで、過ごせる楽しい時間は何物にも替え難い大切なものであった。私は悪化していた、そして突然外出できなくなり、車椅子が必要になり、完全に寝たきりになった。今は、日々の簡単なことができなくなった。私はただ車椅子で、買い物に行きたい。でも3年以上、お店を見ていない。

 

これらの異なる痛みは、お互いに戦争をしている。ピリピリした痛みとしびれが、移動性のずきずきする骨を冷凍後解凍するような痛みと衝突すると、その闘いはピークになる。皮肉なことに、どちらの痛みも戦いで死ぬことはなく、たいてい戻ってきて、より強力に攻撃する。けれど私の身体は決して降参することはないであろう。

何年もの間、私は、麻痺をときどき経験した。四肢の一つから始まり、両脚だけだったり、首から下すべてだったり。この2年9カ月間は、ずっと続けて麻痺があり、私や、この衰弱性の自己免疫疾患の多くの患者にとってそれは日常になっている。それは、希望を失わせるものだ。人の人生を台無しにする。

疼痛の重症度は悪化している。私がコントロールできることではなく、私が何年もかけて築いた自分が我慢できる痛みのレベルをはるかに超えるものである。それはただの痛みではない。骨が砕けるような、深く、重く、刺すような、拍動する、筋骨格にバスがぶつかって高速道路を引きずられるような、そんな痛みだ。モルヒネ系の薬もほとんど効かない。ただ寝てるだけでも、苦渋だ。記憶や言葉を失わせる慢性的な強直発作や、休んだり睡眠してもとれない疲労、眩暈、失神、認知機能の傷害、光、音、匂いへの過敏、重度の吐き気。私が一番嫌いなひとにさえ望まないような、歓迎されない一束の害悪。それは、一生続く病気、効果的な治療法がない。

MEの改善悪化を繰り返し、悪化していく病気のため、2013年には、線維筋痛症になった。この3年間は、心臓の問題と、不整脈、胃腸、肺、膀胱の疾患に罹患している。それらは最初はそれほど悪くなかったが、月を経るごとに悪化していった。胃麻痺のための栄養不足と、収縮した心臓が不規則に拍動し、しばしばピークが200bpm(ポッツのため)になるのため最近入院した。ほぼ12ヵ月を病院ですごした。一時は呼吸停止でICUで救命装置をつけた。敗血症に3回かかった。重度で稀な大腸炎になった。無数の処置、手術、多数の栄養管、尿閉で一日12回カテーテル処置をしている。今は、私の身体はすべてのことに感受性があるので、他の自己免疫疾患の可能性を調べている。


イギリス クロエ

2018-07-04 | サーバリックス症例

https://themighty.com/2017/07/developing-myalgic-encephalomyelitis-me-after-getting-hpv-vaccine-cervarix/

(18歳のクロエさんが、自分の副反応について書いた文章です。最初の部分だけ訳しました。)

 

2010年から2011年にかけて、HPVワクチンまたは子宮頸がんワクチンとして知られるサーバリックスを3回接種した。

2011年1月の2回目の接種の3日から5日後、体調がひどく悪くなった。極度の疲労、筋肉痛、全身の不調で「何かおかしい」感じがしていた。どこかで疑いながらも、それがワクチンと関連していると思わずに躊躇なく3回目の接種を受けた後、私の健康はさらに悪化した。

私の健康だった身体は、自身を攻撃し、自己免疫応答を起こし、自律神経失調となった。私は、自分の大切な免疫を失った。2012年2月、私は正式に筋痛性脳脊髄炎(ME、訳注:慢性疲労症候群の別名)と診断された。それは治療法のない衰弱性疾患である。これは、いわば氷山の一角に過ぎず、さらに水面下深くに困難、闘い、ハードルが隠れていて、それが何なのかそしていつ表面に現れるのか、私たちにはわからない。

長期にわたる慢性の病態とともに生きなくてはいけないことは、全く予期できないことや、自分でコントロールできないことや、本当に辛いことが起こることである。MEは、症状がひどい場合、完全な自律神経不全を併発する可能性があり、患者は、私が「2次的な作用」と呼ぶ、あらゆる病気にかかる可能性に晒されることになる。例えば、線維筋痛症、ポッツ、胃麻痺、好中球性大腸炎、マスト細胞活性化障害など。ME患者の身体の中では、免疫グロブリンやミトコンドリアなどの何千という細胞が、お互いに障害を与え続けて、異常や合併症を起こしている。

私の場合は、ワクチンの成分と活性なHPVタンパク質のため、私の身体はウイルスや細菌の刺激がないのに、異質な(不要な)細胞を複製し続けている。健康な細胞(白血球、リンパ球、顆粒球、単核球)がないので、闘うことができず、免疫系、内分泌系、リンパ系内の如何なる種類の化学的変化や毒性が、病気を発症させ、重度の場合は、免疫毒性による死をもたらす。これが、中枢性感作、慢性疼痛の発症と維持に関連する病態を起こしている。中枢性感作がおこると、神経系は「ワインド・アップ(ネジを一杯まで巻き締める感じ)」と呼ばれるプロセスに入って、応答性が高い状態に常時置かれ、全身に広がる疼痛や臓器の機能不全を起こす。

https://chloeleanne03.files.wordpress.com/2015/06/img_1440-1.png?w=656&h=838


サーバリックス後のアーノルド・キアリ奇形 日本

2018-03-19 | サーバリックス症例


          
VAERS ID:715407 (history)  
Form:Version 1.0  
Age:  
Sex:Female  
Location:Foreign  
    
Vaccinated:0000-00-00
Onset:0000-00-00
Submitted:2017-09-28
Entered:2017-09-29
   Days after submission:1
        
Vaccin­ation / Manu­facturerLot / DoseSite / Route
HPV2: HPV (CERVARIX) / GLAXOSMITHKLINE BIOLOGICALS- / 1UN / IM
Administered by: Other       Purchased by: Other
Symptoms: Arnold-Chiari malformation, Hypoaesthesia
SMQs:, Peripheral neuropathy (broad), Congenital, familial and genetic disorders (narrow), Guillain-Barre syndrome (broad)
Life Threatening? No
Birth Defect? No
Died? No
Permanent Disability? No
Recovered? No
Office Visit? No
ER Visit? No
ER or Doctor Visit? No
Hospitalized? No
Previous Vaccinations:
Other Medications: No other medications
Current Illness: Unknown
Preexisting Conditions:
Allergies:
Diagnostic Lab Data:
CDC Split Type: JP2017JPN148032
Write-up: This case was reported by a physician via sales rep and described the occurrence of Arnold-Chiari malformation in a 19-year-old female subject who received CERVARIX. On an unknown date, the subject received the 1st dose of CERVARIX (intramuscular). On an unknown date, unknown after receiving CERVARIX, the subject experienced Arnold-Chiari malformation (serious criteria GSK medically significant) and numbness. On an unknown date, the outcome of the Arnold-Chiari malformation and numbness were unknown. The reporter considered the Arnold-Chiari malformation and numbness to be unrelated to CERVARIX. [Clinical course] The subject received the first dose of CERVARIX. Fourteen days after the vaccination, numbness developed in the half side of body. In July 2014, 42 months after the onset, she visited the reporting hospital for the first time. A diagnosis of Arnold-Chiari malformation was made.

サーバリックス 英国 レベッカさん 9年後

2017-06-11 | サーバリックス症例

http://cdn.images.express.co.uk/img/dynamic/11/590x/HPV-vaccine-cervical-cancer-ruined-life-798247.jpg

http://www.express.co.uk/life-style/health/798247/cervical-cancer-jab-ruined-life-tennis-player

Sun, Apr 30, 2017

21歳のレベッカ・ラメッジさんは、HPVワクチン接種後寝たきりになって長時間座っていることもできなくなりました。

彼女は、眩暈、慢性疲労、筋肉痛、吐き気などの症状もあります。

光に過敏なので暗い部屋のベッドで生活しており、外出は病院での診察時だけです。

スポーツ万能だったテニス選手であったレベッカは、今は、食べ物を飲み込むことが困難でチューブから食事をとっています。

母親のクレアさん(55歳)は、「私が見たことは、利発で機転が利き健康で活発な若い女性の生活が破壊されたことです」。

「ワクチン以外にこれを起こす原因がみつかりません」

政府の医薬品規制局が発表したイエローカードの報告数は、2008年にHPVワクチンの接種が始まってから8835件の副反応の疑いとして報告されているということです。

そのうちの3分の1以上は「重篤」とされています。

800万本のワクチンが少女たちに接種されました。

2008年に最初の注射をしたあと、レベッカは膝と手の指が痛くなりました。

2回目の接種後痛みは悪化しました。2009年に3回目の接種をした後、彼女は倒れました。

 

「それが最後でした。その時点から、彼女は坂を転げ落ちています。」

最初に医師らは慢性疲労症候群として治療をしましたが、症状は悪化しました。

その後レベッカは14か月精神病院に入院させられました。

両親は、もし彼女を家に連れて帰ろうとしたら、彼女は法的に強制入院とされると言われました。

すべての治療が失敗した後、彼女は家に戻りました。レベッカは、免疫増強治療をする専門医を紹介され、少し改善しました。

医師たちは彼女の症状がHPVワクチンの後に始まったことを認めています。

健康省が公示した医薬品規制局の数字は、医療専門家を警戒させています。

「ワクチンの真実」を書いたリチャード・ハルボルセン博士は、「このワクチンは、医薬品規制機関により、緊急に調査する必要があります。 この報告や、このワクチン接種後の他の自己免疫疾患や他の重篤な副反応に関する少女たちやその両親からの報告に、とても心配しています。多くの報告では、ワクチンが問題を起こしているようです。」

健康局は、HPVワクチンの安全性に関しては厳密にモニターしていると言っています。「イエローカードの報告は、副作用の証拠ではありません。報告者がワクチンが原因ではないかと疑っているということです。」


16歳 日本 サーバリックス

2017-05-27 | サーバリックス症例

接種当日、Dクリニックにて、組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)1回目接種。

接種621日後Dクリニックにて、組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)2回目接種。接種部位:左上腕

接種1年9ヶ月後頃より、下肢の筋力低下、全身倦怠(倦怠感)あり、A総合病院受診。

接種669日後、眠気、下肢疲労感発現。

接種1年10ヶ月後上旬、頭痛、不眠、嚥下困難感、眼痛、嘔気、脱力、めまい、食欲低下があり、学校は2時間程度しかいられず家で寝込んだ。この頃が体調不良のピーク。

接種674日後、甲状腺機能を採血し異常なし。

接種676日後、苓桂朮甘湯を内服し、2-3週間して良くなった。

接種1年10ヶ月後下旬までは体調不良。その後は徐々に改善し、歩行など良好。

接種691日後、うつ病疑いでBメンタルクリニック受診。

接種1年10ヶ月後下旬倦怠感、眠気、下肢倦怠感、頭痛、不眠、嚥下困難感、眼痛、嘔気、脱力、めまい、食欲低下は改善傾向。

接種726日後、Bメンタルクリニックにて、うつ病疑いはワクチンの副反応の可能性もありと言われる。

接種786日後、神経内科的疾患につき、DクリニックよりC総合病院へ紹介。ワクチン接種後の副作用としてギランバレー症候群、急性散在性脳脊髄炎の疑いで、C総合病院へ入院。フルボキサミンマレイン酸塩25:就寝前0.5T、レボチロキシンナトリウム錠50:朝1Tを入院時処方。

接種787日後、退院。フルボキサミンマレイン酸塩25:就寝前0.5T、レボチロキシンナトリウム錠50:朝1Tを退院時処方。接種2年2ヶ月後、退院4週間後、膠原病については再診状態の改善を確認し、膠原病異常なし。

接種828日後、倦怠感、眠気、下肢倦怠感、頭痛、不眠、嚥下困難感、眼痛、嘔気、脱力、めまい、食欲低下の症状はなくなり、ほぼ治癒。うつ症状もなし。

<ギラン・バレー症候群に関する詳細情報>

[事象の詳細]本事象が最初に発現したときの様子を記載して下さい。:倦怠感

いずれかの症状、徴候(四肢の弛緩性脱力/麻痺(両側性あるいは片側性、対象性あるいは非対称性)、運動失調、眼筋麻痺、錯感覚、疼痛、自律神経症状、顔面脱力、不全失語症、構語障害)はありましたか?:下肢疲労感

患者は呼吸不全に陥りましたか?:いいえ

気管内挿管または機械的換気が必要となりましたか?:いいえ

その他の症状、兆候はありましたか?:嚥下困難

感身体的、神経学的検査の結果(バイタルサイン、罹患四肢の深部腱反射、運動機能、脳神経検査所見および感覚器検査所見):C総合病院受診時は症状(他覚的)なし

本事象の経過および転帰:接種1年10ヶ月後下旬より改善傾向があり、2年3ヶ月後にはほぼ治癒。

[診断検査]全血球数、分画および血小板数:WBC6100、血小板23.9(接種786日後)で正常電解質/肝酵素値:AST19、ALT19、ガンマGT14(接種786日後)で正常

脳脊髄液分析:蛋白39、細胞数10、好中球数1、リンパ球数9

抗ガングリオシド抗体:なし

カンピロバクター、ジェジュニー検査:なし

その他の検査結果:なし

中枢神経の画像検査:頭部MRI、頚髄MRI(接種786日後)異常なし

神経伝道検査または誘発電位検査:なし

[既往歴]悪性疾患:いいえ

妊娠または分娩:いいえ

最近受けた手術:いいえ

脊髄外傷:いいえ

最近感染をきたしたことがありますか?:いいえ

関連のあるその他の病歴/リスク因子はありますか?:いいえ

○A委員髄液に異常がなく、臨床症状(筋力低下)がなく、GBSとは診断できない。ADEMは中枢神経症状がなく、脳MRIも異常なく否定できる。GBS,ADEMとも診断できず、ワクチンとの関係は否定的である。

○B委員神経内科専門医が診察した時点では、組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)による副反応が否定できないと思われる免疫介在性の神経障害と思われる症状は改善しており、各種症状やうつ症状が中心だった。甲状腺低下症の薬と抗うつ薬の両者の投与で症状はぼぼ改善した。脳脊髄液はほぼ正常であり、退院時点ではうつの薬を投与しているものの、免疫介在性神経障害と思われる症状はほとんど消失している。接種1年10ヶ月後以前の運動機能障害が免疫介在性の末梢神経神経障害、または中枢神経障害であった可能性は完全に否定はできない。甲状腺機能低下症が原発性であることは断定できず、組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)による免疫介在性であることは否定できない。

○C委員メンタルクリニックの精神科的所見にもよるが、接種時期と発症時期の時間的関係からはワクチン接種との因果関係はやはり否定できない。接種の痛み刺激等によるトラウマからくる心因反応等やこれらをきっかけにした精神疾患の発症、発生機序が不明な未知の病態(ワクチンの免疫原性、接種部位の組織障害が関係するのか?)の出現等も可能性はある。ただし、末梢神経伝導速度は今回の追加情報でもなされていないようで、画像所見も異常がない、一泊二日の入院で入院後も処方内容も変わっていないところからみると、まだギランバレーやADEMは考えにくいと言わざるを得ない。神経内科医の「ギランバレー」という診断のプロセスはどのようであったのか?また甲状腺機能異常なしでレボチロキシンナトリウムを処方している、膠原病という診断(再診状態の改善を確認とのこと)が突然でてきており、これらについてもよく理解できない。膠原病の疑いはないということか


14歳 日本 サーバリックス

2017-05-25 | サーバリックス症例

 

接種当日組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)1回目接種。接種部位:上腕三角筋(左腕)接種35日後組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)2回目接種。接種部位:上腕三角筋(左腕)接種190日後組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)3回目接種。

接種部位:上腕三角筋(左腕)日付不明ワクチン接種後痛みのため肩が動かせず、腕が上がらない。接種のたびに激しい疼痛が数日続いた。

接種447日後3回目接種から8ヵ月後、発熱、全身痛、手足にアロディニア出現。

接種448日後より起き上がれなくなる。徐々に力が入りにくくなり、筋脱力(四肢の弛緩性脱力)で動けなくなった。

接種454日後B大学病院入院。ギラン・バレー症候群と診断された。その後も筋脱力、頭痛、筋痛、アロディニア続く。ガンマグロブリン療法受け徐々に改善。2ヶ月で退院した。症状治癒したが、易疲労感が残った。

日付不明B大学病院退院から1年後、症状再燃。接種959日後A病院入院。筋MRI:左大腿四頭筋に浮腫を認めた。接種2年8ヶ月後筋生検:異常所見なし接種974日後-接種976日後ステロイドパルス療法実施。接種983日後-接種987日後ガンマグロブリン療法実施。接種992日後A病院退院。<ギラン・バレー症候群に関する詳細情報>

[事象の詳細]本事象が最初に発現したときの様子を記載して下さい。:(接種447日後)全身に痛みあり。翌日より起き上がれなくなる。徐々に力が入りにくくなった。いずれかの症状、徴候(四肢の弛緩性脱力/麻痺(両側性あるいは片側性、対称性あるいは非対称性)、運動失調、眼筋麻痺、錯感覚、疼痛、自律神経症状、顔面脱力、不全失語症、構語障害)はありましたか?:四肢の弛緩性脱力(両側性、対称性)、疼痛患者は呼吸不全に陥りましたか?:いいえ気管内挿管または機械的換気が必要となりましたか?:いいえその他の症状、徴候はありましたか?:いいえ身体的、神経学的検査の結果(バイタルサイン、罹患四肢の深部腱反射、運動機能、脳神経検査所見および感覚器検査所見):深部腱反射低下。歩行困難あり。脳神経系異常なし。本事象の経過および転帰:ガンマグロブリン療法受け徐々に改善。2ヶ月で退院した。症状治癒したが、易疲労感が残った。1年後症状再燃。[診断検査]全血球数、分画および血小板数:異常なし電解質/肝酵素値:異常なし脳脊髄液分析:CSF蛋白48mg/dL、細胞数1/mcL抗ガングリオシド抗体:GM1IgM(+)、GM2IgM(+)、Gal-CIgG(+)カンピロバクター、ジェジュニー検査:(-)その他の検査結果:CMS(-)、HSV(-)、HZT(-)、HTLV-1(-)、HB(-)、HC(-)中枢神経の画像検査:異常なし神経伝道検査または誘発電位検査:(2012/06/19)伝速正常、CMAP低下[既往歴]悪性疾患:いいえ妊娠または分娩:いいえ最近受けた手術:いいえ脊髄外傷:いいえ最近感染をきたしたことがありますか?:いいえ関連のあるその他の病歴/リスク因子はありますか?: いいえ

 

○A委員ギランバレー症候群とすると、本例では発症が接種後8月と期間が空きすぎている。髄液タンパクの上昇がごくわずか(正常は40mg/dL以下)、神経伝導速度が正常、筋生検が正常である。以上の結果は神経原性の病変をなんら反映しておらずギランバレー症候群は否定的である。下肢の筋力低下も具体性がなく、痛みによるものかもしれない。ADEMとしては中枢神経障害がなく否定的である。

○B委員抗ガングリオシド抗体:GM1IgM(+)、GM2IgM(+)、Gal-CIgG(+)であるような状態は、通常のGBSでは交叉反応にしても珍しいのではないか。

○C委員接種によるトラウマ等からくる単なる心因反応は考えにくい。発生機序が不明な未知の病態の出現等による複合性局所疼痛症候群、神経障害性疼痛や線維筋痛症も考えられ、強い局所反応と激しい疼痛、頭痛、広汎な筋痛、筋浮腫等全ての病態をGBSで説明するのは難しいのではないか。


https://www.jstage.jst.go.jp/article/clinicalneurol/55/8/55_cn-000683/_pdf

今回,われわれはM. pneumoniae感染の証明はできなかったが,抗ガラクトセレブロシド抗体が陽性であった急性散在性脳脊髄炎の1例を経験したので,文献的考察を加えて,これを報告する.

https://www.neurology-jp.org/Journal/public_pdf/055030171.pdf

今回われわれはgalactocerebroside(Gal-C)抗体のみ陽性を呈した純粋感覚型Guillain-Barré症候群(GBS)と考えられる症例を経験したので報告する.

http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gakui/data/h16-R/120269/120269b.pdf

M-lipid接種ウサギのうち、1羽が3回目の抗原接種後、抗Gal-C IgG抗体活性が上昇を示した時点で両後肢の筋力低下と痛覚鈍麻を発症し、数日の経過で急激に増悪した。

 

http://www.md.tsukuba.ac.jp/clinical-med/rheumatology/image/NKT3.jpg

 

 


南アフリカ 子宮頸がんワクチン副反応 

2017-04-24 | サーバリックス症例

3h

 
Replying to

医師によるとイヴァンカは西ケープ州での一例目のHPVワクチン関連脳症であると。イヴァンカは7月に学校で倒れてから通学できない状況。 「頭の先からつま先まで、指、腕、足の深刻な身体の痛み。約 3 ヶ月間彼女は歩けていない。彼女が話すこともできずめまいで食事もできない」


Presyncope

2017-03-29 | サーバリックス症例

presyncope (失神性めまい, 意識消失発作, 失神寸前, 失神寸前状態)は、サーバリックスで多く報告されている (Vaersでは、共通する副反応の報告比は、サーバリックス:ガーダシルは、1:10程度である)

サーバリックス 371件

ガーダシル 525件

 

 


サーバリックス症例 イギリス クロエ

2017-03-04 | サーバリックス症例

http://www.dailymail.co.uk/news/article-4277866/Teenage-dancer-paralysed-getting-HPV-cancer-jab.html

サーバリックス接種の6年後に、主治医がワクチンが原因だったと認めたケース

http://i.dailymail.co.uk/i/pix/2017/03/03/10/3DE87E6A00000578-4277866-image-a-49_1488536489781.jpg

クロエは、グロスターシャのチェルトナムにあるピットビレ校の8年生であった2010年11月から2011年6月の間に、サーバリクスを3回接種した。

2回目と3回目の接種の間に、様々なウイルスの感染があり、衰弱性の筋肉痛を経験するようになり、線維筋通症と診断された。

食事のたびに、胃腸障害で激痛となり、排尿の制御機能を失い、後に(心拍数が異常となる)ポッツと診断された。

ワクチン接種の1年後、麻痺を経験するようになり、学校で脱力し、下肢の制御を失った。

クロエは説明します。「私の免疫系は最低値を示しました。学校生活や日常生活にひどく影響を与え始めました。一生懸命集中しようとしても、授業中眠ってしまいました。

「家に帰ると、制服のままベッドへ直行し、一日15時間眠っても、いつも疲労感がありました。

「衰弱性の筋肉痛、胸痛、めまい、体温の制御不良、重度の頭痛が徐々に出てきました。

「毎日が、決して終わることのない症状との闘いです。信じたくない人たちが言っているような「偶然」ではありません。

「このワクチンを娘に受けさせようか考えているお母さんたち、お父さんたちへ、同意書に署名する前に、よく調べてください。安全だろうなどと推定しないでください。

「私はデマを広めようとしているのではなりません。他の人のことを思っているのです。これは本当に起こっていることです。これは、全くの醜い真実です。私は、他の人が自分たちで決めることができるように、知らせたいのです。

クロエの(匿名であることを希望している)主治医はクロエの症状の原因がワクチンであると報告したとクロエは言っている。

 

 

http://i.dailymail.co.uk/i/pix/2017/03/03/14/3DE7F58800000578-4277866-Her_mum_Sophie_Brookes_41_has_even_been_forced_to_give_up_work_a-a-4_1488551710222.jpg

サーバリックスは、6百万人の少女に接種され、現在は、新しいHPVワクチンのガーダシルがNHSにより学校で提供されている。

欧州医療機構(EMA)の統計によれば、2017年1月までにサーバリックスの副反応が3683件、ガーダシルの副反応が11802件報告されている。

英国のワクチン被害者団体に所属する380家族は、学校により多くの情報を与えるよう、また副反応についての研究をするよう訴えている。

医師らは彼らの懸念を取り合わず、イギリスのNHSは、ワクチンが危険ではないと主張し、ウェッブサイトには「安全なワクチン」であると書いている。

英国ワクチン被害者団体のフリーダ・ビレルは、「多くの医療専門家は、ワクチンと少女たちの健康問題を関連付けようとしない」と言っている。

「けれども、彼女たちの健康状態がワクチンの前に完璧であり、ワクチンの後に健康が劇的に変化したのなら、常識的に考えれば明らかである」

イギリスの保健機関および医薬品管理機関は、クレームに対して声明を発表している・

「すべてのワクチンと同様に、HPVワクチンの安全性は、絶えず調査されている。疑わしい副反応の報告はすべて、重大な事項として考慮されている。

「HPVワクチンと一連の慢性疾患との関連の信頼できる証拠が得られていない」と結論している。

「欧州医療品庁も、ポッツとの関連を否定している」


サーバリックス 死亡例 日本

2017-02-11 | サーバリックス症例

(単独接種・症例No.1)

1.報告内容

(1)事例14歳の女性。平成23年8月12日、Aクリニックにて組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)1回目を筋肉内接種。接種前体温36.8°C。9月20日、Aクリニックにて組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)2回目を筋肉内接種。接種前体温36.6°C。平成24年3月28日、Aクリニックにて組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)3回目を筋肉内接種。接種前体温36.8°C。全3回の接種前後において、異常は認められなかった。平成25年2月9日、発熱、鼻汁が認められ、Aクリニックを受診。検査の結果、インフルエンザA型陽性。麻黄湯、ラニナミビルオクタン酸エステル水和物吸入粉末剤を処方され、その後インフルエンザA型の症状は回復。2月12日、咳、痰が認められ、Aクリニックを再診。鎮咳配合剤シロップ、カルボシステイン、クラリスロマイシン、デカリニウム塩化物トローチ、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物うがい液を処方された。2月19日、咳、喉のイガイガ感、鼻汁が認められ、Aクリニックを再診。麦門冬湯、鎮咳配合剤シロップ、非ピリン系感冒剤、カルボシステイン、クラリスロマイシンを処方された。その後、Aクリニックへの受診なし。Aクリニックにおいては、副反応に関する記録はなかった。3月8日夜、意識消失発作を発現。経過は以下のとおり。パーソナルコンピュータを操作中、目の前が真っ暗になった後、意識を失った。座椅子から倒れ込み、手の屈曲硬直が認められた。声かけに反応がなく、失禁も認められた。6月28日、B病院を初診。ホルター心電図検査にて心室性期外収縮が単発で9発認められた。7月10日、B病院を再診。脳波、採血、レントゲン、心電図及び心エコー検査を実施。脳波に異常は認められなかった。平成26年4月14日、部活動でダンスをした後、帰宅。午後10時30分、意識消失発作を発現。経過は以下のとおり。ソファに座りソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用中、目の前が真っ暗になり、床に倒れた状態で気がついた。その際しびれが認められた。1時間半後、手指の屈曲硬直が認められ、22うつろな目となった。体が反り、家族が患者を抱きかかえることができないような状態であった。左側にしびれあり。失禁は認められなかった。4月15日午前5時、意識消失発作を発現。経過は以下のとおり。体が反って硬直し、荒い息づかいから大きないびきとなり、その後呼吸停止。舌舐めずり及び失禁が認められ、しばらくして息を吹き返した。その後、F病院を受診。病院のロビーで座っている間にも、呼吸停止、強直様姿勢、大声をあげ顔面紅潮といった症状が認められた。CT、心電図及び血液検査を実施されたが、異常は認められなかった。4月21日午前9時15分、C病院を初診。患者は「突然呼吸が苦しくなり、気を失い、体が硬直するのが不安」と訴えた。問診時の応答及び意識状態は問題なかった。てんかん、過呼吸症候群、起立性調節障害等の鑑別を目的として、以下の検査を実施。頭部MRIの結果、急性期脳血管障害を示唆する異常信号や脳浮腫は認められなかった。自律神経機能検査の結果は正常。12誘導心電図の結果、洞性不整脈及び左脚後枝ブロックが疑われた。心エコーでは特記事項なし。脳波検査では、安静時には異常波は認められず、過呼吸刺激時に突発波が疑われる所見が認められた。血液・生化学検査の結果、Cr0.82mg/dL、その他はCPKを含め正常範囲内。要経過観察と判断され、以後も意識消失発作が頻回に認められる場合は、てんかん等の治療を検討する必要があるため再診するよう伝えられた。6月7日午後4時25分頃、意識消失発作を発現。経過は以下のとおり。自動車内で座っている時、徐々に意識が遠のき、30秒程度意識消失。徐々に意識が戻り開眼した時には、肩で息をするほど荒い呼吸となった。左手にしびれがあり動かなかったが、四肢強直はなし。失禁、嘔吐及び眼球偏位も認められなかった。C病院を再診。午後5時35分、独歩可能であり、ふらつきはなく、意識清明、指示動作可能で、悪心はなかった。30秒程度の意識消失発作後は左手がしびれていたが、病院到着時、しびれは消失していた。患者は「学校のテスト期間中であり、部活動で激しくダンスをした後であるため疲れていた」と訴えた。午後5時50分、採血され、点滴開始。午後6時15分、脳波室へ移動。脳波検査では、基礎律動10~12Hzのα波が認められ、過呼吸刺激時にのみ棘徐波様の所見が認められた。心電図の結果、洞調律、QRS幅120ms以上、右軸偏位が認められ、過呼吸刺激時には上室性不整脈が頻発。脳波検査後、午後6時55分頃には整脈。意識消失発作の原因として、疲労が重なり、てんかん、心原性失神、過呼吸症候群等が発症した可能性があると考えられた。入院を勧められたが、帰宅を希望。激しい運動を避けるよう指導された。午後7時50分、点滴が終了し、帰宅。6月10日、B病院を再診。採血、レントゲン、心電図、心エコー検査を実施。236月11日、心電図を実施。6月16日、B病院を再診。トレッドミル運動負荷心電図検査の結果、異常は認められなかった。7月2日以降、心電図を実施。B病院にて携帯型心電図の記録を確認した結果、有症状時(7月11日、7月13日、7月20日)の波形では、心室性期外収縮2段脈のみが認められ、心室頻拍や心室細動は記録されなかった。B病院において、重症不整脈、てんかん、もやもや病、過呼吸等が疑われ、各種精密検査を実施されたが明らかな異常は認められず、確定診断されずに経過観察となった。今後も意識消失発作を繰り返す場合は、植込み型心電図検査を実施し、失神時の脈拍や心拍を確認するよう指示されていた。7月23日、身長164.1cm、体重53.7kg。11月6日午後8時5分、自宅でテレビを観ていた時、突然「アー」と叫んで意識朦朧となり、その後一旦回復。手掌蒼白となり、脈がドキドキすると訴えた。頭頂部に瘤が認められた。10分後に呼吸困難となり、痙攣様の症状及び両眼の上方固定が認められた。両上肢を挙上しかけて大きな呼吸を何回かし、そのまま呼吸停止。救急要請され、救急隊により心臓マッサージを実施されたが、回復しなかった。救急車内での心電計装着時、心室細動が認められた。搬送時以降、痙攣様の症状は消失していた。午後9時3分、D病院到着時、有効な心拍は認められなかった。心エコー検査にて心筋肥大及び心嚢液は認められなかった。血液・生化学検査及び血液ガス分析の結果、WBC9200/μL、Hb12.7g/dL、PLT22.3×104/μL、AST51U/L、ALT52U/L、LDH285U/L、CPK168U/L、Cr1.05mg/dL、Na138mEq/L、K4.5mEq/L、BUN12.9mg/dL、UA6.8mg/dL、Glu345mg/dL、CRP0.02mg/dL、pH6.92、pCO293mmHg、HCO3-18.6mEq/L、Ca1.24mmol/L、BE-15.9mEq/L。心臓マッサージを継続されながら、気管内挿管及び静脈路確保が行われた。カウンターショック及びアドレナリン静脈注射を繰り返し実施されたが、心電図では幅広QRS波形が不規則に出現するのみで反応せず、死亡確認。死因は心室細動とされた。死後、E病院におけるCT検査の結果、異常所見なし。剖検は実施されなかった。

 

(2)接種されたワクチンについて1回目:組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)(GSKAHPVA143AA)2回目:組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)(GSKAHPVA143CA)3回目:組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギ24ンウワバ細胞由来)(GSKAHPVA161BA)

 

(3)接種時までの治療等の状況基礎疾患、既往歴、副作用歴、アレルギー歴、家族歴なし。家庭及び学校生活において特に問題はなかった。2.ワクチン接種との因果関係についての報告医等の意見Aクリニック接種医:平成25年2月9日の発熱はインフルエンザに伴うものと考えられ、2月12日以降の咳、痰、喉のイガイガ感、鼻汁はインフルエンザ後の風邪症候群と考えられた。何れもワクチン接種との因果関係はないと考える。B病院担当医:ワクチン接種と過去の意識消失発作及び死亡とは恐らく無関係と考える。C病院担当医:当院が持ち合わせている情報のみでは、ワクチン接種との関連性について言及できない。D病院担当医:原因不明の意識消失発作から死亡に至っている。過去の意識消失発作と、死亡に至った際の症状は類似しており、関連があると考えられる。ワクチン接種との因果関係は不明である。3.専門家の意見

○A医師:平成23年8月から平成24年3月にかけて3回組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)が接種された。その後、1)平成25年2月9日から2月19日までの感冒症状はインフルエンザ罹患とその後の何らかの感染症あるいは一時的な後遺症と考えられ、組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)接種とは無関係と推定される。2)平成25年3月8日以降に繰り返した意識消失発作と心電図異常、そして平成26年11月6日の心室細動による死亡は、精査も行われた結果、原因は不明ではあったが重篤な不整脈をきたす基礎疾患が死亡の原因と推定される。組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)接種と死亡との間に時間的前後関係は認められるが、ワクチンの325回目の接種1年後に初めての意識消失発作が生じていることから、意識消失発作がワクチン接種によるものとは考えにくい。まして、ワクチンの3回目の接種2年7ヶ月後に生じた心室細動による死亡は、ワクチン接種によるものとはさらに考えにくい。

 

○B医師:14歳女性が組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)3回接種数年後に死亡している。時間的要素から、意識消失発作と死亡は因果関係がある可能性が高いと思われる。しかしながら、(以前から認められている)意識消失発作とワクチンとの因果関係及び死亡とワクチンとの因果関係は、現時点で合理的な可能性は低いと思われるが、評価判断することは難しい。

 

○C医師:結論として、死亡に至った意識消失発作の原因が特定できず、ワクチンと死亡の因果関係については不明と言わざるを得ない。D病院で死因とされた心室細動は、意識消失発作の起こり方や経過からは死亡の直接原因であることを否定できないが、それまでの経過の中で心室頻拍は一度も確認されていない(平成26年7月のホルター心電図で有症状時にも2段脈までで心室頻拍は記録されていない。また、心エコーや運動負荷心電図でも心室頻拍をきたす可能性のある器質的な心疾患は認められていない。)ので、他の原因で意識消失、呼吸停止をきたし低酸素となった結果生じた二次的なものの可能性はあるかと考える。また、てんかんや器質的な中枢神経疾患は検査上認められておらず、中枢神経疾患による意識消失発作と断定することもできない。得られた情報からは、すべての意識消失発作に多呼吸があったわけではなさそうであるが、C病院初診時の「突然呼吸が苦しくなり、気を失い、体が硬直するのが不安」という訴えは、意識消失までの経過を記憶していることを示唆しており、訴えそのものが過換気症候群に合致していると考える。また、過換気下における脳波で棘徐波様の所見や心電図での上室性不整脈の頻発は過換気による(アルカローシスに伴う)生理的変化以上のことが起こりうることを示唆するものかもしれない。ただし、ワクチン接種により過換気症候群が惹起されたとは考えにくいと判断する。以上より、3回目のワクチン接種後2年7か月経過しての死亡であるため、ワクチンが直接の死亡原因とはいえず、意識消失発作の明らかな原因が特定できないので、ワクチン接種により二次的に意識消失発作をきたす身体的な異常が26惹起されたということの根拠もない。また、一部で言われているHANS(HPVワクチン関連神経免疫異常症候群)に典型的な症状とされる痛みや自律神経症状はなかったようで、現時点では、ワクチン接種が死亡の直接的あるいは間接的な原因となっている可能性は低いと判断する。

 


 
VAERS ID: 634733 (history)   Vaccinated: 2012-03-18
Age: 14.0   Onset: 2014-11-06, Days after vaccination: 963
Gender: Female   Submitted: 2016-04-14, Days after onset: 524
Location: Foreign   Entered: 2016-04-14
Life Threatening? No
Died? Yes
   Date died: 2014-11-06
   Days after onset: 0
Permanent Disability? No
Recovered? No
ER or Doctor Visit? Yes
Hospitalized? No
Previous Vaccinations:
Other Medications: No other medications
Current Illness: Unknown
Preexisting Conditions:
Diagnostic Lab Data: (12 August 2011): Body temperature before the vaccination: 36.8 degrees C; (06 November 2014): Electrocardiogram revealed ventricular fibrillation.
CDC Split Type: JP2016JPN048164
Vaccination
Manufacturer
Lot
Dose
Route
Site
HPV2: HPV (CERVARIX) GLAXOSMITHKLINE BIOLOGICALS AHPVA143AA 2 IM UN
Administered by: Other     Purchased by: Other
Symptoms: Altered state of consciousness, Arrhythmia, Death, Dyspnoea, Electrocardiogram abnormal, Epilepsy, Respiratory arrest, Screaming, Seizure, Ventricular fibrillation
SMQs:, Torsade de pointes/QT prolongation (broad), Anaphylactic reaction (broad), Hyperglycaemia/new onset diabetes mellitus (broad), Neuroleptic malignant syndrome (broad), Systemic lupus erythematosus (broad), Arrhythmia related investigations, signs and symptoms (broad), Ventricular tachyarrhythmias (narrow), Shock-associated circulatory or cardiac conditions (excl torsade de pointes) (narrow), Convulsions (narrow), Acute central respiratory depression (narrow), Pulmonary hypertension (broad), Guillain-Barre syndrome (broad), Noninfectious encephalitis (broad), Noninfectious encephalopathy/delirium (broad), Noninfectious meningitis (broad), Hostility/aggression (broad), Cardiomyopathy (broad), Cardiac arrhythmia terms, nonspecific (narrow), Hypotonic-hyporesponsive episode (broad), Generalised convulsive seizures following immunisation (narrow), Hypersensitivity (broad), Respiratory failure (narrow), Hypoglycaemia (broad)
Write-up: This case was reported by a physician via regulatory authority and described the occurrence of arrhythmia in a adolescent female patient who received CERVARIX (batch number AHPVA143AA, expiry date unknown). On 12th August 2011, the patient received the 1st dose of CERVARIX (intramuscular). On 20th September 2011, the 2nd dose was an unknown dose. On 28th March 2012, the 3rd dose was an unknown dose. On 8th March 2014, 2 years and 209 days after receiving CERVARIX, the patient experienced transient alteration of awareness (serious criteria GSK medically significant). On 6th November 2014, the patient experienced arrhythmia (serious criteria death), respiratory arrest (serious criteria GSK medically significant), convulsion (serious criteria GSK medically significant), dyspnoea and screaming. On an unknown date, the patient experienced ventricular fibrillation (serious criteria GSK medically significant) and epilepsy (serious criteria GSK medically significant). On an unknown date, the outcome of the arrhythmia was fatal and the outcome of the ventricular fibrillation, respiratory arrest, transient alteration of awareness, convulsion, epilepsy, dyspnoea and screaming were unknown. The patient died on 6th November 2014. The reported cause of death was arrhythmia. It was unknown if the reporter considered the arrhythmia to be related to CERVARIX. It was not reported if the reporter considered the ventricular fibrillation, respiratory arrest, transient alteration of awareness, convulsion, epilepsy, dyspnoea and screaming to be related to CERVARIX. The subject experienced 4 episodes of loss-of-consciousness attacks on 08 March 2013, 14 April 2014, 15 April 2014, and 07 June 2014. On an unknown date, the subject underwent close examinations at Medical Center A for suspected arrhythmia and epilepsy. However, no obvious abnormality was noted. The subject was followed up without definitive diagnosis. On 06 November 2014, at 20:05, when the subject was watching TV, the subject suddenly shouted and went into a hazy state. Then, the subject temporarily recovered. Ten minutes later, the subject suffered from dyspnoea again, followed by convulsion, and experienced respiratory arrest. An emergency unit was contacted, and cardiac compression was started. However, the subject did not recover. Ventricular fibrillation was noted in the first electrocardiogram performed in an ambulance. At 21:03, no palpable heartbeat was detected upon the arrival to the reporting hospital. Cardiac compression, endotracheal intubation, securing an intravenous line, and cardiopulmonary resuscitation technique were continued. However, the subject did not respond, and died. Results of relevant tests and procedures associated with the diagnosis: (12 August 2011): Body temperature before the vaccination: 36.8 degrees C. (06 November 2014): Electrocardiogram revealed ventricular fibrillation.