古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

畑に雪が降りました。

2011年01月03日 01時43分34秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 見慣れたアングルの写真ですが、一応雪景色です。散歩に出掛けるときに撮りましたが、一時間ほど歩いて、帰るときに見たら雪はもう消えていました。三木に引っ越してから一番雪が積もったのは三年前で、ウッドデッキで計ったら7センチでした。20センチくらい降って、綿帽子をかぶったような写真を撮りたい気がします。
 それにしてもこのたたずまいはいい。
 写真の手前はエンドウやソラマメの畝で防寒対策をしています。その次はイチゴの二畝です。イチゴはまだマルチを掛けていません。本を読むと、寒さにさらして鍛えてからマルチをかけるのがいいそうです。あとでかけるのはとても面倒ですが、道子さんは株のそばに竹串を刺して、位置を確認しながらマルチに穴をあけてかける作業を根気強くやります。
 その向うはタマネギなどの畝があり、一段高くなっているのが村の墓地です。去年バイケミの会社の人にうちの畑の説明をしていたとき、「むかしからの墓のそばにあります」といったら、「それは最高の畑です!」と絶賛されました。理由を聞いたら「むかしは土葬をしていました。だからそこはリンやカリが豊富な土壌になっていて、作物をつくるのにいちばんいい」そうです。
 たしかに圃場整備(ほじょうせいび)では小さい田んぼをまとめて大きくし、機械が入りやすくするのですが、むかしからの墓場は掘り起こさないでそのまま残します。土の中のリンやカリは豊富な筈です。ご先祖のおかげでおいしい野菜をつくらせてもらえるので、土手の草刈りは今年もぼくがやることにしましょう。
 散歩していると、黒大豆がサヤのついたまま畑に残っているところがあります。黒大豆は白大豆(ふつうの大豆をそう呼ぶ)とちがって、乾燥してもそのままではサヤがはじけません。だから2月頃までに脱粒すればいいのです。出荷するとしたら価格は下がってしまいますけど。我が家の黒大豆も半分は脱粒しましたが半分は干したまま越年しました。
 さー、新年はどの仕事からしようかな。
 裏山に植えた木々の寒肥。竹の伐採。(伐採は簡単ですが切り倒した竹の片付けが大仕事です)大工道具の整理整頓。(相当にひどい状態なので一日で片付くかな。途中で他の仕事を思いついて寄り道したりするから、一週間はかかるかな)タマネギの追肥もそろそろ。畑が乾いたらジャガイモの畝づくりもしなくては……。外仕事ばかりに目が向くので家の中はなかなか片付きません。かくして人生は暮れてゆきます。今年も元気に働けますように。


 
コメント (3)
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