松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

「登山でなく講習会」栃木雪崩甘い危機管理

2017年04月03日 | 赤旗記事より
 栃木県那須町のスキー場付近で高校生ら8人が犠牲となった雪崩事故。分厚い積雪の中、雪崩注意報を知りながら、引率教諭が、「絶対安全」と判断して実施された訓練が、参事を招きました。
 栃木県では、県立高校が部活動などで標高1500㍍以上の山に登る場合、登山計画審査会でルートや装備を事前チェックする決まりでした。審査では過去の雪崩発生地点なども助言されます。
 講習会でも標高1915㍍の茶臼岳に登る計画でしたが、主催した県高校体育連盟は「登山でなく講習会」と位置づけ、1963年の開始以来審査が必要と考えていませんでした。
 登山でないとの意識は、雪崩に埋まった時に位置情報を発信する「ビーコン」を携帯しなかった理由にも表れました。
 雪崩は午前8時半ごろ発生し,麓に近かった教諭が旅館内の本部に駆け込み。講習会責任者の猪瀬氏に伝達。110番は発生から約50分後でした。
 連絡用に無線機が有りましたが、猪瀬氏は本部の撤収作業をしていて約10分間、無線機から離れていました。
 (4月3日赤旗記事の抜粋)

 危機管理意識の低さに驚きました、登山の事前審査制度が有りながら、登山を講習との名前を変えて、審査会を行わない事。講習会の参加者は雪山経験の少ない生徒です。
 雪崩注意報が出ているのに、位置を知らせるビーコンを用意しないで登らせる問題。
 講習会なら登山経験の多い大人のバックアップ体制が必要です。
 雪山登山のベース基地の無線は、災害が起きた時にいち早く、救助体制を取る本部なのに、無線機の場所に誰も残っていないことに驚きました。
 危機管理の問題点を、栃木県が全力で調査して問題点を公表する必要が有ると思います。
  亡くなったり、けがをされた高校生と、残されてご遺族のためにも、早急に問題点の調査を行う必要があります。

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