松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

ユニクロなぜ機密公開(赤旗経済記事)

2017年06月13日 | 赤旗記事より
 今日(6月13日)赤旗新聞の経済記事を読んで納得。
 世界に拠点をやすやすと移す多国籍企業。賃金や労働条件の切り下げも国境の陰に隠れて行われて来ました。その暗部に、人権という角度から光を当てる運動が実を結び始めています。
 2月28日、ある日本企業が従来の態度を突如ひるがえす不思議な行動に出ました。
 機密を公開したのです。7カ国146施設の名称と所在地です。公開したのはファーストリテイリング社(ファ社)です。ファ社傘下の主力企業はユニクロです。
 海外工場の名称や所在地をファ社はひた隠しにして来ました。 
 重要な機密情報に該当する。こう断言し、公開を求める人権NGOの要請もすげなくはねつけて来ました。
 2ヵ月後に、謎解きの鍵となる文書が世界を駆け巡りました。4月20日、ヒューマン・ライツ・ウオッチなどの国際NGOと労働組合9団体が報告書を発表したのです。
 内容は有名衣料ブランド72社の方針を聞き取り、人権を守る姿勢を点検したもの。ファ社も調査対象でした。
 点検の基準は工場の情報をどの程度公開するかでした。すべての情報を隠したままでは落第点を与えられるー。ライバル他社との比較で国際的な評価が失墜する危機に、ファ社は直面したのでした。
 報告書によれば、海外工場の名称と住所、親会社、製造品、従業員数の公開を約束したのはナイキなど17社。ファ社など30社は限定的な公開に踏み出しました。

(今日の赤旗新聞の抜粋、これから9回連載です)是非赤旗新聞をお読みください。