浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-05-26 00:43:33 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


        第五章 心の曇りをとるための反省

   幼い頃から今日までの自分の姿を立体映像で見せられる

先の続き・・・

私たちの心の中には肉体の五官により湧き起こる
煩悩がつくる想念帯という心の曇りの場所があります。
それが破れてしまう時、五官の感覚が
まったくなくなってしまいます。

これは後でわかったことですが、
その時の心の状態はこういうふうになったのだなと
知ることができました。
その時の心境は、見るもの見るものすべてがいとおしくて、
いとおしくてたまりません。

そこらに生えている草、
大地に生えている苔に腹ばいになり、
ああよかったなあと苔や草に頬ずりをし、
樹に抱きつて頬ずりをして喜びました。
それはなんとも言えない喜びでした。


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