恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
父母の恩を知り孝養を尽くすき
人生航路はなかなか厳しいもので、
晴れた穏やかな日もあれば嵐の日もあり、
それにともない凪いだ海もあれば、
荒れ狂う海もあります。
私たちはそうした海を航海していかなくては
ならないわけですが、その際に
必要な人生の進むべき方向を示す指針を
与えてくれるのが航海で言えば
羅針盤にたとえられると思います。
何をするにつけても、親が喜んでくれ、
その親の喜びの大きいほうを取っていきますと、
人生は間違いなく進むことができます。
長い人生では右か左かと迷い悩む局面も多々あります。
その時に親の喜ぶ道を選ぶという
羅針盤を持っていない方は、人に頼ります。
つまり、拝み屋さんに頼ったり、
自分の崇拝者に依存してしまったり、
あらゆる宗教の門を叩くうちに変な
教団にひっかかってしまったりします。
何もそんなものに頼らなくても、
両親の喜ぶほうへ進めば、間違いはないし
不幸になることもありません。