恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
父母の恩を知り孝養を尽くすき
先の続き・・・
こちらが耳にタコができるほど聞かされても
嫌な顔はいっさいしないで、
何回でも気持ちよく聞くものですから、
きっと心が休まるのでしょう。
何回同じことを聞いても損をするわけでもありませんから、
逆らわないようにさせてもらっていますと、
親はすごく喜んでくれました。
朝までしゃべってくれて、
私は寝ながら「さようか」「さようか」
と聞かせてもらったことがありました。
「そうですか」と父の相手をするべき母も、
「ようあれだけ話しがあったものだ」
とあきれていました。
親に対してはそのように尽くすべきだと思います。
私たちは、お父さんお母さんのご縁をいただかなかったら、
この世の存在は許されませんが、
両親は生まれた時からずっとそばにいてくださり、
あまりにも親しすぎて、
親のありがたさが認識できないのです。