浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-05-07 00:00:20 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


          第五章 心の曇りをとるための反省

          父母の恩を知り孝養を尽くすき

先の続き・・・

こちらが耳にタコができるほど聞かされても
嫌な顔はいっさいしないで、
何回でも気持ちよく聞くものですから、
きっと心が休まるのでしょう。
何回同じことを聞いても損をするわけでもありませんから、
逆らわないようにさせてもらっていますと、
親はすごく喜んでくれました。

朝までしゃべってくれて、
私は寝ながら「さようか」「さようか」
と聞かせてもらったことがありました。
「そうですか」と父の相手をするべき母も、
「ようあれだけ話しがあったものだ」
とあきれていました。

親に対してはそのように尽くすべきだと思います。
私たちは、お父さんお母さんのご縁をいただかなかったら、
この世の存在は許されませんが、
両親は生まれた時からずっとそばにいてくださり、
あまりにも親しすぎて、
親のありがたさが認識できないのです。


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