恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
幼い頃から今日までの自分の姿を立体映像で見せられる
先の続き・・・
「反省みたいなもの、できてもできなくてもいい。
心に法灯みたいなもの、
いただいてもいただかなくてもいい。
そんなものは関係ない。
とにかく私自身を赦してあげよう。
これほど精一杯生きた己自身に対して
赦しを与えてあげよう。
己にやさしく人に厳しいという
生き方なら法に背くけれど、
そうではなかったのだ。
もう法も何もない。
とにかく、私は私自身を赦すことだ」と思って、
自分を赦そうと決めました。
「あなたはこの厳しい人生でつらい中、
苦しい中をよく頑張りましたね。
私はあなたのすべてを赦させていただきます」と、
泣きながら心の中で自らに向かって
語りかけていたのでした。
ところが、この時です。
心がフワッと軽くなったのです。
心が広がって、光り輝く自分をその時自覚しました。
自分を赦した時、どれほど自分が
楽かということを悟らせていただいたのです。
肉体の五官の感覚が完全に消えてしまいました。