浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-05-22 00:08:48 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


          第五章 心の曇りをとるための反省

      幼い頃から今日までの自分の姿を立体映像で見せられる

先の続き・・・

女の子のそばに行きたいけど行かれないというつらさ、
そして、
友達が楽しそうに遊んでいるのに、
稲束を父に渡さないといけない。
その時のつらかったこと。
そのうち、だんだんと日が暮れてきます。
友達は帰ってしまいます。

私の好きな子も帰ってしまいました。
私は涙をポロポロ流しながら、
稲束を渡していたのです。
すると、父が、「お前は何を泣いているのか」
と言うのです。

私の気持ちなどわからないから言うのです。
もし、私の心を知ったら、
お父さんは腰を抜かしたかもしれません。
小学校一年生で好きな子がいるなんて。
私は泣きながら叱られながら、
稲束を渡したものでした。
夜、暗くなるまで続きました。

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