幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

チバラキ 愛・感謝 ( №.45 愛第二号 )

2010年05月16日 08時13分32秒 | 暮らし
 結局、彼女は自分の波動画を描いてほしいとは言わなかった。
私もまた、最後まで申し出る事はなかった。

 彼女にはお話をさせて頂いたお礼に
「きらずあげ」というお菓子を一袋差し上げた。


この「きらずあげ」
おからを薄く延ばして2センチ角程に切って揚げてある駄菓子で、
食べだすと止まらない。


                 

実は私
この旅において一番心配だったのが
宿泊する時に車を停める場所だった。


物騒な昨今
女一人旅
いくらおばさんとはいえ、むやみな所に駐車するわけには行かない。
そのうえ、街中は「駐車禁止」のところが多い。

で、運良く仲良くなれた方にお願いして
庭先をお借りし
車を停めさせていただこうと考えていたのだ。

某テレビ局の「田舎に泊まろう」みたいな感じで、
無理にでもお願いして・・・

きっと、その心意気が私を奮闘させ、
ステキな出会いを生むと思ったからである。

なぜか用意したのは8袋
もちろん、何の根拠もなく8袋
ただ、気が向いて8袋
買う時の気分に従っただけの8袋 


もちろん彼女にも何気なくその話をした。

が、
「うちは両親の車も路上駐車するくらい土地が狭くて・・・」
と、すげなく断られてしまった 


う~~~ん、やっぱり世の中そんなに甘くはないか


それ以上、強気でお願いする根性はなかったし
まぁ、昨夜のパーキングはバッチリの条件だし
無理してお願いする事も無いかと思い
単にお近づきのお礼として差し上げることにした


彼女は嬉しそうにそれを持って
「加藤さんと出会えたのは必然ですよね
だって、私は、普段はここのトイレを使わずに帰りますから」
と、妙に感じ入って
清らかな笑顔と光を残して帰って行った。


その、後姿を
「あなたはきっと波動画を描いてくれと言ってくる
と、思いながら見送った。


 そしてこの後、私はこのお店でまたも
不思議な出会いをするのである  

                              つづく



                       




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