先回の「正しさ」を書くきっかけの事件を
ご紹介いたしましょう。
娘がバイトをしているパンやさん。
全国展開している
有名店で
たくさんの種類があります。
しかも支店ごとに
オリジナルを開発する事が許されているので
しばしば新商品が出されたりするそうです。
そんな品々の試食がたくさんあるのです。
昨日
あるご婦人が
「あの試食を袋に入れて」
と娘にお申し付けになられたそうな。
「試食は店内で味見する物」
と決め込んでいる娘にとっては
「 !! 」
「申し訳ございません。
できかねます」
と即答したらしい。
「どうして?!
いつもしてもらっているわよ」
「試食は店内で味をお試しいただくために
ご用意させていただいております」
と、バトルしてしまったらしい。
そして、
「まったく
おばさんは図々しい 」
と怒りに満ちて話したのです。
彼女の若さと「正しさ」は
そのご婦人の行為をどうしても許せないらしいのです。
しかも
そのご婦人の申し出を
今まで、
素直に聞き入れていた他の店員の行為さえも許せないのです。
このできごと、
あなたはどうお思いになりますか?
あなたがもしこのご婦人だったら、
あなたが娘の立場だったら
そしてあなたが店長だったら・・・
「試食です」
といって、
自ら配ってくださるお店もあります。
「お試し」と書いて同送されてくる商品だって
たくさんあります。
店内用にと置いてあっても
快くお持ち帰りいただき
おいしかったから次回にお買い求めいただく、
と言う流れを作るほうが
お店にとっても得策でしょう。
私が店長であれば
むしろそちらを店員に指示いたします。
もちろん娘には
即
「教育的指導」
をするでしょう。
が、
「店内用の試食を持ち帰る」
のは
「全く図々しいにもほどがある!!」
と考える娘はまちがっているのでしょうか。
ある見方をすればそれも間違ってはいないような気がします。
すくなくとも
私には試食を袋詰めにしてくれとお願いする事はできませんから・・・。
しかし
ご婦人の立場に立って考えれば
何らかの事情があって
その場では
お召し上りになれないのかもしれません。
でも
試してみて気に入れば次回に買おう
とお考えになったのかもしれません。
(いつも、そうしてもらっている・・・というところに「?」がつきもしますが・・・)
何よりも
お店にとって
お客様に好印象を残すことは
とても大切です。
そのことに
娘は気づいていません。
そして自分の見方において
「まちがっている」相手の行為
を許せずにいるのです。
自分の狭い「正しさ」が
「怒り」というマイナスのエネルギーを出して
相手はもちろん
自分をも不愉快にしているのです。
にこっと笑って
「承知いたしました。
他にもいくつか入れておきますね」と言えたなら
きっと娘自身も気持ちが良かっただろうと、
そんなふうに
育ててあげられなかった自分を
反省するばかりです
ご紹介いたしましょう。
娘がバイトをしているパンやさん。
全国展開している
有名店で
たくさんの種類があります。
しかも支店ごとに
オリジナルを開発する事が許されているので
しばしば新商品が出されたりするそうです。
そんな品々の試食がたくさんあるのです。
昨日
あるご婦人が
「あの試食を袋に入れて」
と娘にお申し付けになられたそうな。
「試食は店内で味見する物」
と決め込んでいる娘にとっては
「 !! 」
「申し訳ございません。
できかねます」
と即答したらしい。
「どうして?!
いつもしてもらっているわよ」
「試食は店内で味をお試しいただくために
ご用意させていただいております」
と、バトルしてしまったらしい。
そして、
「まったく
おばさんは図々しい 」
と怒りに満ちて話したのです。
彼女の若さと「正しさ」は
そのご婦人の行為をどうしても許せないらしいのです。
しかも
そのご婦人の申し出を
今まで、
素直に聞き入れていた他の店員の行為さえも許せないのです。
このできごと、
あなたはどうお思いになりますか?
あなたがもしこのご婦人だったら、
あなたが娘の立場だったら
そしてあなたが店長だったら・・・
「試食です」
といって、
自ら配ってくださるお店もあります。
「お試し」と書いて同送されてくる商品だって
たくさんあります。
店内用にと置いてあっても
快くお持ち帰りいただき
おいしかったから次回にお買い求めいただく、
と言う流れを作るほうが
お店にとっても得策でしょう。
私が店長であれば
むしろそちらを店員に指示いたします。
もちろん娘には
即
「教育的指導」
をするでしょう。
が、
「店内用の試食を持ち帰る」
のは
「全く図々しいにもほどがある!!」
と考える娘はまちがっているのでしょうか。
ある見方をすればそれも間違ってはいないような気がします。
すくなくとも
私には試食を袋詰めにしてくれとお願いする事はできませんから・・・。
しかし
ご婦人の立場に立って考えれば
何らかの事情があって
その場では
お召し上りになれないのかもしれません。
でも
試してみて気に入れば次回に買おう
とお考えになったのかもしれません。
(いつも、そうしてもらっている・・・というところに「?」がつきもしますが・・・)
何よりも
お店にとって
お客様に好印象を残すことは
とても大切です。
そのことに
娘は気づいていません。
そして自分の見方において
「まちがっている」相手の行為
を許せずにいるのです。
自分の狭い「正しさ」が
「怒り」というマイナスのエネルギーを出して
相手はもちろん
自分をも不愉快にしているのです。
にこっと笑って
「承知いたしました。
他にもいくつか入れておきますね」と言えたなら
きっと娘自身も気持ちが良かっただろうと、
そんなふうに
育ててあげられなかった自分を
反省するばかりです