go の let's goシニア

リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

新緑の山へ

2016年05月30日 | インポート
毎年何回か登っている石川県と富山県境の赤魔木古山(アカマッコヤマ)へ行って来ました、昨年は6月と9月に登っています。
登山口までは南砺市の上平を通る国道156号線から分岐して県道54号をブナオ峠まで車で登ります、ブナオ峠までの道は全線舗装になっていて最初は道幅も広いのですが途中から道幅が狭く対向車とすれ違いが出来ない所が多い道です、冬季間は上平の入り口でゲートが閉まって通行止めになっています。
毎年6月1日にゲートが開くことになっていますが、雪による土砂崩れなど道路の損傷が有る場合は遅れる年が有ります、今年は早く空いたと云う情報が有ったので28日(土曜日)に行って来ました。

ゲートは開いていました、ここからブナオ峠までの距離は計測したことはありませんが10㎞弱だと思います、約20分ぐらいかかります、毎年のことながら道路は路肩が崩れている所や石が落ちている所が沢山ありました。
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慎重に運転してブナオ峠に到着しました、すでに15台ぐらいの車が駐車されていました、駐車場の端の草が生えている場所に何とか車を停めることが出来ました。
この峠から先の道路は土砂崩れで20数年前から通行止めになったままです、石川県からですと反対の福光町刀利側から登った方が近いので昔はそちらから来ていました。
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歩き始めたブナの林の中の登山道です、枯れ葉が敷き詰められ新緑の道です。
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登山道わきの太いブナの長い年月を経た木肌が逞しく力強さを感じます、ここに来るたびに逞しい生命力をもらえるように手を触れて上を見上げています。
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ブナ林の薄暗い林の中にオオカメノキの白い花が遠くからも良くわかりました。
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この季節は目が覚めるような新緑の緑に覆われるブナ林の中は心が癒されます。
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一面緑の中にムラサキヤシオツツジがひときわ目立ちます。
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梅の花のような白い花がかたまって咲いているガマズミの花です、秋には赤い実を房状につけます。
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カタクリはすでにシーズンを終えて散っていましたが、コイワカガミが咲いていました。
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毎年このシーズンに来た時に見るのを楽しみにしているツバメオモトの花ですが、登り始めの海抜の低い場所では既に花が散っていてがっかりしましたが、上に登ってきたら丁度見頃に咲いていました。
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柔らかそうな緑色の葉が集まった中心から花穂を立ち上げて、白い花が咲いた姿は優雅で好きです。
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何回この木の下をくぐった事でしょう、登山道にはみ出したダケカンバの木です、幹からは多くの枝を出して薄緑色の葉を茂らせています、腰を曲げてくぐればよいことなので邪魔者あつかいをして切らないでほしいものです。
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例年だとこの季節にはまだ沢山の雪が残っているのですが、今年は雪が少ない冬でしたので雪はほとんど融けて谷筋に少しの雪が残っているだけです。
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コブシの花です、コブシの花は春の花です、山の上は春と初夏が同時に訪れるようです。
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頂上に着きました、時刻は10時50分でした、登山口から2時間半かかっています、途中で休憩したり花の写真を撮ったりで楽しむ登山を実践しているので時間はあまり気になりません。
頂上にはベンチと方位盤が有ります、いつも頂上には他の登山者が居ることが多いのですが、今日は私が昼食を食べて帰るまで誰も来ませんでした、登山口に多くの車が停まっていましたが朝早く来てここから先の奈良岳や見越山に足を延ばしたようです。
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天気予報では晴れの良い天気になると聞いていましたが、山の上はガスって遠くの見通しは出来ませんでした。
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方位盤の上にカメラを置いて自動シャッターで頂上に来た写真を写しました。
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頂上のお地蔵さんですが気をつけて見ないと分からない様な足元にあります。
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帰りに写したチゴユリの花です、小さな花ですので登山道のわきにあっても見落としてしまいそうな花です。
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海抜の低い登山道沿いにマイヅルソウが群落をつくって咲いていました、葉脈の模様が鶴が舞い踊る時の羽根に似ていることからマイヅルソウと名付けられたようです。
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マイヅルソウの花を大きくしたような花ですが葉が違います、ユキザサの花です。
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登山口に着きました、13時20分到着です、駐車されている車は今朝とほとんど変わっていませんでした。
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登山口を出発してからおよそ5時間です、このコースはほとんどがブナ林の中を歩くので紫外線の強い直射日光を避けて心地よい新緑の中で良い汗をかくことが出来ました、途中で可憐な山野草を観ることが出来て楽しむ登山としては満足でした。
もっと色々な山に登ってみたい意欲はあるのですが無理は出来ませんね、現在の私にはこの程度の山が向いていると思っています。

最後までお目を通していただいて有難うございます。