go の let's goシニア

リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

萩の花

2012年09月07日 | インポート
大乗寺丘陵公園を散歩の途中の案内板に萩の丘と云う場所があったのでそちらのルートを回ってみました。
斜面に萩の木が一面に植えられていてどの樹も大きく茂り小さな花を一杯咲かせていました。
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7月ごろ散策中にこの近くでクマに襲われて怪我をされて人がいます、こんな看板があちこちに掛けられていました。
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萩は秋の七草のひとつで早いものでは7月の中旬から花が咲くものもあります、草冠に秋と書くように季節的に秋の9月ごろのイメージが強い様に感じています。
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松尾芭蕉の奥の細道に 一家(ひとつや)に遊女も寝たり萩と月  と云う句があります。

この句は芭蕉が糸魚川から難所の親不知を越えて新潟県の外れの市振りの宿で詠んだ句です。
元禄2年(1689)の旧暦の7月12日のことです、現代の暦に直すと8月の末です、市振の宿でふすまで仕切られた隣の部屋に新潟からお伊勢参りに行く途中の遊女が2人いました。
女2人の旅で心細さから旅の道連れを切望されるものの「修行の身なれば所々に滞在するので、あなた方はだれか先を行く人の後をついて行きなさい、神仏の加護は必ずあるから」 とつれなく断ったけれども、何時までも哀れさが心の中から消えなかった。

芭蕉は奥の細道の旅で萩の花の咲く時期の9月に富山の通り、倶梨伽羅峠を越えて加賀の国に入ったのです。



丘陵公園からの夕日を撮ってきました、はるか日本海に反射した光が見えます、この日は水平線に近い所に厚い雲があって海に沈む太陽は撮れませんでした。
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夕陽の斜光を受けた市街地。
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終わりまで目を通していただいて有難うございます。