異国情緒あふれる港町横浜 （４８６） 市外篇 赤羽散策 鰻「川栄」

江戸っ子のトタ子さんから連絡が来た

「赤羽に立ち飲みオデン屋があり
凄く安くて美味しい鰻屋さんも
ありますよ〜
一緒に行きませんか？ 」

なんてお誘いを受けたのである

なんたってここんとこ
週末のほとんどは埼玉屋ばかりで
たまには電車でも乗って散策してみるか～

なんて相成り
ヘロちゃん事小◯さんとふたりで
東海道線に乗って行ってきた




赤羽駅を降りてスマホの地図なんぞ見ながら
ヘロちゃんと歩いて行く

このあたりは高層マンションなんぞは無く
なんかのんびり歩けるのがいいなぁ




トタ子さんの計画としては
鰻を満喫してから立ち飲みオデン屋で
一杯やるという綿密で高度なプランである

スマホで地図を頼りに
立ち飲みオデン屋さん「丸健水産」
あたりの下見に行ってみる事にした

そりゃ～そうである
最初にオデンなんぞ喰らっていたら
鰻なんて腹に入らねぇもんなぁ～



「丸健水産」

あー
並んでる並んでる
このクソ寒い中並んでるぞ〜

オデンなのに水産とは
よく分からないがね




はげまるもヘロちゃんも
列に並ぶ事が大の苦手である



まぁ冥土の土産に
あとで並んでみるか〜






鰻屋さんはトタ子さんが
先乗りで店まで出向いて
4時に入る予約をしているので
気楽である



丸健水産の隣

もしかしたら丸健さんの倉庫かもなぁ



その前にある冷凍庫も
丸健さんの倉庫かもなぁ



かなり古そうなアーケードで
昭和の時代が染み付いている



とりあえず丸健水産さんの周りの
散策をする事にした















トタ子さんがこのあたりで
時間をつないでいるみたい
なんだよなぁ




とりあえずこちらもこのあたりで
時間つなぎでもするか～

なぁんて中に入ってみた

ぬぁんとぬぁんと
トタ子さんが中で一杯飲んで
時間つないでいた

ヘロちゃん
「赤羽はせまいねぇ～」

さてと
それではみなさんで鰻屋さんに行きますか〜



かなり前に廃業してしまったみたいな
渋い昭和の喫茶店があるぞ



お宝物の喫茶店



鰻屋 川栄さんの外にも
人並みが溢れているが
こちらは予約してあるので
すんなりと二階へ上がっていった



階段の途中から下方面を撮す



二階はまたまたまたまた
渋さ満点



わーー




わーー



わーー

しかコメントが書けないぞ




とりあえず飲み物やらを
みなさんで各々注文
酒のつまみなんぞもテキトーに
注文した




これからがいよいよ鰻の注文である

はげまるのハゲ頭にも緊張のあまり
脂汗が出てくるのがわかる

注文を取りに来た若いお運びさんの女性が
「あの〜 鰻はほとんど売り切れて
残っているのは、特上と最特上しか
ありませんが、如何しましょうか？」

はげまるがひとりであったら
気絶してパタリと
テーブルの上に倒れると思うが
今日は御大尽様
ヘロちゃんが同伴者である


「ほんじゃ〜 冥土の土産に
さ、さ、さ、さ、最特上」

ヘロちゃんは特上を注文した

しばらくは酒のお代わり～
なんてやっていたら
本日のメインである鰻重が
厳かに運ばれてきた

はげまるの目の前に運ばれてきた
最特上の鰻重の蓋を
そ～～～～っと開けてみた
ゴクリ（生唾の音）

ここでみなさんに質問です


あなたは鰻重で下の御飯が見えないくらいの
大きい鰻が乗っていると言うか
覆い被さっている鰻重を食べた事ありますか？





ほれ

鰻がデカすぎて御飯が窒息しそうな鰻重
例えて言えば
巨乳に顔を埋めたら窒息しそうな感じだな
(例えなくてもいいか)

本寸法の鰻は舌の上に乗せると
とろりと溶けてしまうそうである

あーー
とろり
ひゃーー
とろり
びふぁーー
とろり
(うるさいか)

果たしてこの最特上の値段は
いくらなんだべなぁ




最特上は
ぬぁんとぬぁんとぬぁんと
3400円
ヘロちゃんが頼んだ特上だって
3000円だ
巷の鰻屋さんの半分ほどの値段ではないかー

あまりの安さに

はげまるもヘロちゃんも
びっくりしたなぁ〜もぅ



遠路はるばる赤羽に出向いた甲斐があるな〜

なんてヘロちゃんと話す



ヘロちゃんが頼んだ特上鰻重



それでは
いただきまーす

はふはふとろりん
はふはふとろりん

と大満足の鰻を堪能する




曇りガラスに模様がかすかに見えた



曇りガラスひとつに
乙な江戸の香りが染み付いている



大満足で

鰻さん
ご馳走さまでした
ヘロちゃん様
毎度のご馳走さまでした



階段を下りながらふと思った

これから立ち飲みの「丸健水産」の
長蛇の列に並んで
オデンなんか食べられるのかいなぁ

続く。