はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  B級横浜散策(106)  立ち飲み  あたり前田の「岩太屋」   本牧

2012-12-09 11:06:05 | 日記
前回と前々回は「田浦」駅のトタン天国 トンネル天国と書いてきた
今回は久しぶりに立ち飲みの話である
なんか、どんどんマイナーの底辺あたりを掘り下げて書いている感もあるが
いいではないか、好き放題書いていても

人は過ぎ去った時間が増えてくる、と残された時間は少ない
夢もチボーもないのである(東京ボンタ)









夢もチボーも、もちろん髪の毛も無いはげまるが
たま~に行く立ち飲み屋「岩太屋」さん








「岩太屋」さん、ここは、はげまるの家から一番近い
立ち飲み屋さん(酒屋)である
年に3~4回ぐらいは来ていると思う







目の前の棚には、おつまみの缶詰他沢山並んでいて
見ていて楽しい







夏だったら、ところてんがいい

青のりとカラシは、ところてんに、申し訳そうに付随している
小さいビニール袋に入っている
この情けないビニール袋の端を破って中から
青のりパラパラ、カラシなんか袋を切っていると、
手についてしまう

う~ん まったく~もぅ 
なんて思いながら、手に付着したカラシを口に入れて、舐めてみる

立ち飲みの醍醐味である


それでも醤油とお酢の瓶は店が出してくれるので、好きなだけ、かけ放題
たまにお酢を入れすぎて
ごぼ! げほ! ぐはっ!なんてなるが、
これが立ち飲みの醍醐味である

なんたって周りは同年代のおじさんばかりである
お酢を入れすぎて、むせて、ところてんが鼻の穴から出ようが
耳の穴から出ようが関係ねぇ

立ち飲みの醍醐味である






はげまるは、ウィスキーを飲むのであるが周囲を見渡してみると
ビール党4割 焼酎党5割 ウィスキー党1割(ほとんどはげまるのみ)

いつもウィスキー角、水、氷を買う
やぶれかぶれの、ヒャ奴が見える







ほれ
やぶれかぶれの、ヒャ奴

薬味ねぇ(ネギねぇ) 生姜ねぇ あるのは醤油と唐辛子ノミ
夢もチオーも無いヒャ奴である(90円)
やけくそで醤油と唐辛子を沢山かけるのが、たまらなくいい





これは南区の「浅見本店」の立ち飲みのヒャ奴
店主さんに生姜ネギ多めね~、と頼むと
山盛りにしてくれる(120円)

う~ん 夢もチオーも少しは湧いてくるなぁ
(じじぃは単純だ)

 






種が初めから除いてある、カリカリ梅

そう言えばここ「岩太屋」さんで、本牧チャブ屋さんの情報を
かなり聞かせてもらったのを思い出した
立ち飲み屋さんは、おじさんの井戸端会議みたいなもんで
昔からの色々な町の様子やら、話が聞けるのがいい

さらに
「お~ぃ  うい~っ ○○がよ~ ここで昼頃飲んでいて
上大岡の立ち飲みまで歩いて飲みに行ってよ~
夕方帰り際にまたここに来て少し飲んでいたぞ~」

「うぃ~っ おれなんか昼間ここで飲んで、一眠りして又来たんだぞ~」

これは南区の「浅見本店」の立ち飲みの話
「○○はよ~  開店から閉店までここで飲んでいてよ~
 店の店主がびっくらこいでたぞ~」

凄い酒飲みさんの話も聞ける


飲むと気が大きくなってくる、くだらない事でもマジに考えたりして
独り言で 「じょ~だんじゃねえぞ~」
「ばっきゃろ~」とか発するおじさんなんかもいたりして
これも酒のツマミになるのである

立ち飲みの醍醐味である







この漫画は前に載せたモノです







「岩太屋」さんでいつも食べるもの






あたり前田のクラッカー  50円

酔っ払い状態の時、声に出して言う
(外に出てからね)

「あたり前田のクラッカ~でぃ!」

あ~  スッキリした ストレス解消だ





ウィスキーの水割りを作るのが、めんどくさい時はこれを飲む

「水割上手見事腕前淡麗辛口名水仕立」

う~ん  知らなかったなぁ
こんな事が書いてあったなんて

そうなのである、一人での立ち飲みは人間を冷静にさせる
周りのおじさんの話なんかも聞こえてくるが、
冷静に周囲を見渡し観察出来る







冷静に周囲を見渡し観察すべく店の中なんぞ見渡してみる

張り紙には赤字で「苦痛は御自身です」さらに、黒字で
「気をつけてください」 赤字で「敬白」

ほ~~  優しい思いやりではないか

まぁ要するに、店の中で飲みすぎて倒れても、おら~知らんからね、
テナ感じかもな








さらに冷静に周囲を見渡し観察すべく店の中なんぞ見渡してみる

目の前のカレンダー、 ぬぁんと、黄桜酒造のカレンダー
黄桜と言えば、その昔、白黒テレビの頃からの、有名なカッパのCMが思い起こされる、
最近では、とんとCMでもお目にかかれないなぁ

ふ~ん  





値段表 その両側に「陶陶酒」と言うのが見える
片方は「癒しの酒」 もう片方には「お酒の前にまず一杯」
さらに赤字で「胃腸肝臓が気になる方に」

ふ~ん  酒を飲む前に この酒を飲むとカラダに、いいみたいであるが
開店から閉店まで飲んでいたり、昼夜立ち飲みで飲むオジサン達にとっては、
大きなお世話かもなぁ


「ばっきゃろ~ うぃ~っ  胃腸肝臓がなんでぃ~
 矢でも鉄砲でも持ってきやがれ~」

かもね








右側に
「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの  みつお」

ちなみに みつお、は はげまるの名前と同じである
まるハゲで名前が光男なので、よく皆さんが
「よくぞ親が付けたなぁ 光男なんて~ ははは」

なぁんて盛り上がったりする

そんなはげまる
「つまずきっぱなしでもいいじゃないか にんげんだもの  みつお」


冷静に周囲を見渡し観察終了、はげまるは外に出て


小声で「あたり前田のクラッカ~でぃ!」。

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