赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

正念場

2016-04-24 21:06:41 | Urawa Reds
J-league Div.1 - 2016 season 1st stage 8th sec.
Kawasaki 0 v 1 Urawa @Kawasaki Todoroki Stadium, KAWASAKI(AWAY)

ACLアウェイシドニーFC戦の激闘から中4日で迎えたリーグの正念場・首位川崎さんとのアウェイマッチは砂時計さんでおいしい珈琲をいただきながらのテレビ観戦。ミッドウィークのシドニー戦からのスターターの変更は、左WBに宇賀神が入り、ACLは出場停止だった森脇が右STでスタメン復帰。また、FWズラタンがシドニー戦で負傷したためベンチには石原が入るとばかり思っていましたが、蓋を開けてみれば高卒ルーキー伊藤涼太郎がベンチ入り(うれしいけど少々寂しいような)。対する川崎は、前節試合後に担架で退場したというエース大久保が、試合前の彼一流の煽り(笑)というオマケ付きでスタメン入り、4-4-2の布陣でした。

試合開始から川崎さんがさほどプレッシャーをかけてこないこともあり浦和がポゼッションで上回り、豪州という長距離の海外アウェイゲームから中4日とは思えないパフォーマンスで攻め込みますが、中を固めた川崎守備陣を崩すまでは至りません。ただ、恐らく川崎さんとしては彼我のコンディション差をふまえて前半はボールを持たせ、浦和が体力を消耗するのを待ち後半で攻勢に出て勝負を決めようと言う腹積もりだったのではないかと思います。前半、浦和の絶好機は興梠のミドルがポストを叩いた場面くらい、対する川崎さんは浦和右サイドからの小林悠のクロスを田坂が仕留められなかった場面、という感じではなかったかと。

後半頭に川崎はMF田坂を下げて車屋を投入、恐らく3-5-2の布陣に変更したのではないかと思います。そしていよいよ攻勢を強め、浦和は守備への切り替え時の素早いチェックで対応しつつも、それでも受けに回る場面も増えます。後半54分にその浦和のカウンターが発動し、森脇の右からのクロスをチュンソンがヒールで落としたボールを武藤がゴール右隅に流し込み先制に成功。話題のKLMのうちLMの見事なコンビネーションからのゴールでしたが、今日は残るK・興梠の日ではなかったようですね。その後も浦和はカウンターをちらつかせつつ受ける場面がちらほら、途中投入された梅崎、高木、駒井あたりが川崎に脅威となっていたように思います。関根をちょっと引っ張り過ぎじゃないかと思えた以外は納得の用兵だったのではないでしょうか。

川崎さんとの対戦というのは常に喉元にナイフを突きつけられているようなもので、最後までハラハラではありました。それでも、試合後にバックライン3名に対してコールが起きていたように後半は絶好機を与えることもなくシャットアウト、相性の悪い川崎さんから勝ち点3を奪取することに成功。とはいえ、国内リーグ戦では「穴熊戦法」を攻略しなければならない試合が続いていた中、久しぶりに「撃ち合い」を楽しませてくれた川崎さんには感謝です(いや、穴熊カウンター狙い戦法それ自体は決して否定しませんし、むしろ個人的にはそこから生まれたゴールによるカタルシスこそがサッカーの醍醐味じゃないか、なんて思っているくらいですが(笑))。

J1・1stステージ第8節 川崎0×1浦和@等々力

4月23日(土)のつぶやき

2016-04-24 02:16:51 | Weblog

愛媛FCのスタンドです
熊本の方に届くと嬉しいです pic.twitter.com/GZngLLhGQj

tokyokochishoさんがリツイート | 247 RT

久しぶりに吉祥寺に来たが、人が余りに多くて疲れた(^^;;


ルフトハンザがスポンサーなのに浦和レッズの興梠・李・武藤が「KLMトリオ」で売り出しちゃってる件。寛大なルフトハンザに感謝。今度の出張で航空会社を選べる機会があったらルフトハンザを選ぶよ。 twitter.com/lufthansa_jp/s…

tokyokochishoさんがリツイート | 18 RT

幼稚園の頃に住んでた高円寺は「なんとなくこのへん面影あるかも…」みたいな感じ。


元実家のすぐそば! RT @meknkrut: 【火災現地画像】埼玉県川口市小谷場付近で爆発を伴う大きな火事 黒煙も 4/23 - NAVER まとめ matome.naver.jp/odai/214613873… 南浦和 浦和 pic.twitter.com/r3CzGpTvUs

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盛田選手コラボのラーメンを食べに。このイベントは今日と明日の18時まで、オギノリバーシテイショッピングセンターでやってます。 #vfk pic.twitter.com/tZq0Fkwbzj

tokyokochishoさんがリツイート | 48 RT

今日は、ビールの日、地ビールの日。ドイツの「ビール純粋令」が施行されたことに由来するそうです。「ビール純粋令」にはビールの醸造や販売について細かく定められてます。画像は、「北海道庁ニ於テ麦酒醸造教師ヲ独逸国ヨリ雇使スルヲ認許ス」。 pic.twitter.com/vKUfkkOjV2

tokyokochishoさんがリツイート | 201 RT

久しぶりのおぼんdeごはんで夕飯。やっぱ浦和が落ち着く…(^^;;



【本】「『ゲーム理論』がイチからわかる本」(現代ビジネス兵法研究会・著)

2016-04-24 00:13:18 | エンタメ・書籍所感
昨年5月に「ナッシュ均衡」(Nash equilibrium)のジョン・ナッシュさんが交通事故で亡くなったとの訃報に接し、「そういえばオレ学生時代にゲーム理論のゼミに半年感だけ所属してたわ…」とはたと思い出し、数年前に買ったままタンスならぬ本棚の肥やしになっていた本書を手に取り、読み始めたものです。ナッシュさんはノーベル経済学賞を受賞していたのでてっきり経済学者と思い込んでましたが、数学者だったんですね。恥ずかしながらで今回初めて知りました…。

さて、本書のテーマであるゲーム理論というのは、今起きている問題がどのような構造で、何が原因で起きているのか、その全貌を「ゲーム」と捉え、その解決策を模索するものです。もともとはチェスやポーカーといったゲームで勝つ戦略の研究から生まれたもので、それがやがて数学の一分野として発展してきたものとされています。ここでいうゲームとは、①2人以上のプレーヤー、②戦略、③利得で構成されます。

上記①のプレーヤーとは、参加主体で意思決定者で、経済学で言う「合理的行動を取る個人」が想定されます。そしてここでいう合理的行動とは、③の自らの利得(利益)を最大化するような行動を指します。②戦略とはゲーム中でプレーヤーがどう行動するか、つまり局面局面でプレーヤーが利得を最大化するためにどう行動するかです。最後の③利得とはプレーヤーがゲームの中で得られる利益です。プレーヤーAとBがいた場合、Aの執る戦略と、Bの執る戦略により、それぞれが得られる利得は数値化されます。

また、ゲームには(1)同時ゲームと交互ゲーム、(2)協力ゲームと非協力ゲーム、(3)完全情報ゲームと非完全情報ゲームといった形である程度類別することができるとされます。同時ゲームは競争入札のようにみんな同時に意思決定するゲーム、交互ゲームは将棋やチェスのようなもの。協力ゲームと非協力ゲームとは、文字通りプレーヤー同士が敵対関係か共存関係か。そして完全情報ゲームと非完全情報ゲームも文字通り、各プレーヤーがゲームをめぐる環境について情報を得られているかどうか。有名な「囚人のジレンマ」(Prisoner's Dilemma)もここから生じます。

冒頭の「ナッシュ均衡」の話も出てきますが、これはつまり、多人数で交渉するような場合に、プレーヤーそれぞれがお互いベストな戦略を取ると、どの人も戦略を変更したくなくなる。つまり、必ず手詰まりになることを証明したものです。本書では、ゲーム理論の基本的な構造に加え、こうした膠着状態を脱する方策に関するヒントも含めて割りとわかりやすく紹介されています。とは言っても、日常の人間関係やビジネスはゲーム理論の「さわり」だけでどうこうできるほど単純ではなく、かつ人間はいつでも合理的な判断をするわけではないので、あくまで状況の理解や判断の際の「一助」になる程度のもの、ということなのだとは思いますが。

実際のところ、この理論は、ジャンケンから企業間の値引き競争、選挙、はたまた国際政治や貿易交渉までいろいろな「ゲーム」に応用はききそうではあります。ただ、結局のところ、自らの「利得」をどう定義するかによって「ゲーム」の内容や方向性が大きく左右されるところも大きいので、そのあたりに大きく主観や価値観の入り込む余地が大きそうではあります。

最後に余談ですが、ハリウッド映画「ビューティフル・マインド」(01年)はナッシュさんをモデルにした映画のようなので、ヒマな時にでも借りてきて見て見たいな、と思っています。