バルセロナ／パリ紀行（１０）

バルセロナのカサ・バトリョのさらに続きとなります。こちらは最上階（≠屋上）の廊下。廊下沿いに住人の洗濯用の部屋なんかもあり、比較的生活感を醸し出していたフロアです。きちんと湿気が逃げていくように構造上工夫がされているそうで、とかくデザインばかりに目がいきがちなガウディですが、機能面もしっかり気を配っていた、という音声ガイドのお話でした。



そして見どころのひとつであろう屋上へ。見下ろすとそこにはさきほどのベランダ（中庭）と、ついでにご近所のお宅のベランダまで見えちゃいます。周りのお宅はもしかすると業者さんかもしれませんが、いずれにせよ大都市の中心部の割には何とも優雅な様子ですなあ。



これまた、何ともけったいな格好の煙突です。



手すりの向こうに見えるガラス張りのエリアですが、吹き抜けに光を供給するパートだったような気もするのですが、こちらから蒸気やら湿気やらを天に逃がすということでもあったような気もします（記憶おぼろげ）。こっからもサグラダ・ファミリアの上の方がチラっと見えてるんですね。



このカサ・バトリョは龍の伝説をベースにデザインされているそうなので、これなんかは龍の背びれ？的な部分にあたるんでしょうか。



屋上を後にして、屋根裏部屋というか、確か先ほどの一番上の階に戻ります。このあたりのモチーフはさながら龍の背骨という感じでしょうか。みんな右の方を見ていますが、ここでベランダに出て記念撮影が出来るようになっていて、その写真は売ってくれます。我が家も記念に写っておきました。



ショップで何かグッズを見ていこうと思ったら、閉館に先立ってショップは既に閉店済みと・・・。やむなく宿までの道すがらにあったパン屋で夕飯を調達して帰りました。パン屋でクレカを使ったところ、漢字のオイラの署名と店員のおっさんのアラビア文字の署名とどっちが面白いかという、極めてどうでもいい話で小盛り上がり。ちなみに、これはカサバトリョのショップの前に置いてあった、このお宅用に仕立てられた家具（のレプリカ？）とのことです。



ホテルの部屋に戻ってメシを済ませたところでブラジルＷ決勝ドイツ×アルゼンチンが始まりました。この日は街にもアルヘンのイグアインユニやらドイツユニやら見かけはしましたが、まさかバルセロナに来てまでレーヴが鼻くそほじる雄姿を見られるとはｗ 当地時間２１時キックオフだったこともあり、これは最後までバッチリ見られるかなと思ったのですが、時差ボケと疲れからか途中ですっかり眠りこけてしまいました (´Д`)




（つづく）