赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

出張の合間の京都紀行(2)

2019-01-19 23:59:51 | アウェイじゃないけどぶらり旅
前回からのつづき)

1日目の要務を終えて夜は錦市場近くのクラフトビールバー、スプリングバレーブルワリー(SVB)京都へ。ご覧のとおり歴史ある町屋をリノベーションした趣のある佇まいの建物です。SVBはキリンビールのクラフトビール専業子会社でありブランドで、関東では代官山とキリン横浜工場内にバーがあります。大手のキリンが関与したものを「クラフトビール」と呼ぶのかどうかは議論があるところなのでしょうが、米国でクラフトビールがどんどんシェアを伸ばするなどグローバルな潮流に乗ってスタンダードビールとは異なる個性的なビールを日本でも、という取り組みはなかなか興味深いものであると個人的には思っています。



それぞれユニークな味や香りのビールを飲み比べセットで比較して飲むのは面白かったですし、京都産の原材料を使った料理もいちいちおいしかったです。町屋の建物を愛でるもよしでしょう。外国人観光客でごった返す錦市場の至近ということで、ジャパニーズのクラフトビールということでインバウンド需要の増加も見込めそうですね。現在は京都産100%原料のビールといった取り組みもしているようですから、また足を運ぶ機会があれば再訪してみたいと思います。ホロ酔い気分で宿に帰り1日目は終了です。



翌朝は宿に近いイノダコーヒ本店でビーフカツサンドをいただきました。京都に来た際は可能な限り朝食に食べています。更に値上がりして1,880円と朝食としては少々値がはりますが、それだけの価値はあるのかな、と個人的には思っています。無論コーヒーもおいしいですしね。



そして仕事の合間に今度はタクシーで東寺(教王護国寺)を訪問しました。真言宗の総本山と位置付けられる、京都駅にほど近いエリアにあるお寺です。平安時代に平安京鎮護のための「官寺」として建立され、第52代嵯峨天皇(786-842)より空海(弘法大師)に下賜されたもので、世界遺産にも指定されています。



こちらは洛南会館という宿泊施設のようです。お寺の境内の中に泊まるという体験もなかなか面白そうですね。各種観光地へのアクセスもよさそうですね。ただ、ぐぐろうとすると「東寺洛南会館 心霊」と出てくるのがやや気になるところですが(笑)、それに対して「洛南会館でビビってたら京都を観光したら発狂すんぞ」というコメントが付いていたのは笑えました。



五重塔を仰ぎ見ることができます。確か新幹線の車窓からも見えたと思いますが、こちらの五重塔が京都のCMなどでよく使われるものになるのでしょうか?高さ55mと木造建築としては日本一の高さになるようですね。空海が唐から持ち帰った仏舎利(釈迦の遺骨)が納められているとのこと。



こちらは大日如来が安置された「講堂」だったと思います。「(真言)密教の教えを表しています」と紹介されています。この内部にもあった曼荼羅は真言密教の世界観を表したものだと漠然と理解していますが、私も興味津々でいつか深く勉強してみたいと思っています。こちらで私がしばし見入っていたのは、大日如来を主尊として全ての諸尊を総集的に表わした「両界曼荼羅」だったのでしょう。その曼荼羅同様、この東寺においても大日如来のあるこの講堂が中心に置かれているようです。



(つづく)

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