赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

【映画】沈まぬ太陽/カールおじさんの空飛ぶ家

2010-01-18 00:49:03 | エンタメ・書籍所感
今週は珍しく映画2本を鑑賞。久しぶりの平日映画鑑賞が「カールおじさんの空飛ぶ家」@新宿バルト9と、上映終了が迫っているっぽいので慌てて昨日観に行った「沈まぬ太陽」@品川プリンスシネマの2つ。「沈まぬ太陽」は上映終了が迫っての駆け込み需要なのか、意外と混雑していてちょっとびっくりした。お陰であんな長い映画を前から2列目で観る羽目になってしまい最後は首が痛かった。

まず、「カールおじさんの空飛ぶ家」は子供向け映画ではあるが、平日夜ということで客層は大人のみ。3D版ということで、メガネの上に更に3Dメガネをかけさせられて板金工の方みたいなヴィジュアルで少々窮屈だった割りにその辺の迫力はイマイチだったかな。映画の内容そのものは子供向けなんだから当然ながら荒唐無稽、しかしストーリー自体は心にしみるものだった。個人的に、お年寄りネタは動物ネタの次くらいに弱いもので・・・。本編とは関係ないショートストーリーもなかなか心温まるもので、まずまず楽しめた。

「沈まぬ太陽」は結局原作を読まずして鑑賞。同じ山崎豊子原作で、どうも視聴率が伸びていないらしいドラマ「不毛地帯」同様、政治経済の小難しい話も絡んでくるのでとっつきにくいのかもしれない(そういえば「不毛地帯」の主人公と同じ人物をモデルにした登場人物が、こちらは妖怪チックなキャラで出てたな。)。「苦境に立たされた、公器ともいえる航空会社が政治判断で関西から外部のトップを招く」なんてあたり、ある意味タイムリーと言えたし、JALの経営についてくどくど言いたくもなるが、敢えてそれは端折る。で、自分がこの物語から強いメッセージとして感じたことは「理不尽から逃げない生き方」。あくまで生き方の「ひとつの選択肢」なんだとも思うけど。

そうそう、エンドロールの「ヘアメイク(石坂浩二担当)」ってのがちょっと気になったかな。あと戸田恵梨香はかわいい。以上。