Yamazaki Nabisco Cup (League cup) - Group.A 6th Sec
Urawa 6-2 Omiya @Saitama stadium 2oo2, SAITAMA(HOME)
蓋を開けてみれば雨には祟られることもなく、むしろ厳しい日差しと暑さの中での一戦となった。いつもどおり浦和美園駅からスタジアムに向かっていると、「アイボの家」の横に何やら人だかりができていて、何事かと思って近づいてみたら何と狸?が姿をみせていた。タヌキの棲む森に隣接するオレたちのホーム・埼玉スタジアム2○○2は先日の新潟戦から約9000人増の36000人ほどの入り。
浦和のスタメンは過去2節をベースにしつつも、慎重なフィンケ監督らしからず負傷明けの原口と直輝をいきなりスタメンで起用。左SBには前節プロフットボーラーとしてデビューを果たした永田をそのまま配置した布陣。大揺れの大宮は主力2人を休ませ、普段は守備的な仕事をしている斎藤をFWで起用、守備的中盤には下部組織上がりのルーキー新井を起用。
総じて浦和がポゼッションで圧倒、好きなようにボールを回していた(浦和のボール回しに関しては崩しという意味で一段と「実効性」と「凄み」みたいなものが伴ってきているように見えた)。対する大宮はリーグ戦での対戦同様、ロングボール一辺倒でやや単調な攻撃という印象で怖さは感じなかった。先制は直輝、得点までの過程でオフサイドという指摘もあるようだが現地ではよくわからずも、いずれにせよGKと1対1で対峙しての直輝のあの落ち着きはワシントンを彷彿とさせた。正直この試合ではこの得点以外ではいつもより目立ってはいなかったが、まあ大したもんだなと。

2点目は後半。ゴール右の深いところで高原が倒されPK。ちょっと厳しい判定かなとも思えたが、少なくとも「取られてもおかしくないプレー」ではあったように思う。このPKをエジがしっかり決めて加点。それで、経緯はよくわからないが、このPKの際に大宮の藤本が2枚目で退場処分。これで1人減った大宮はチーム全体何かで「切れて」しまったように見られ、以降は死に体、いや死に栗鼠といった印象だった。
その死に栗鼠に容赦なくゴールラッシュを浴びせてみせたかと思えば、大差で緊張が緩んだのか、はたまた暑さで意識朦朧だったのかわからないが暢久の凡ミスから失点するなど、死に栗鼠相手に2失点と、ややルーズな展開に。しかし途中まではCBを無難にこなしやっぱり天才なんだなぁと思わせ、ポカで失点に絡んで落胆させ、ヘロヘロなのに中盤に上げられ、でも最後には得点と、本当に山田暢久というのはオレたちを飽きさせない選手だと思うw
高原はPK奪取、その後の得点は勿論、直輝のクロスをエジが裏に浮かせたボールをダイレクトボレーでバーに当ててみたり、好調を維持している様子。しかし苦節1年半、エジタカがようやく2トップっぽい関係を築きつつあるのではないかと淡い期待を寄せてみたくなるのですが甘いでしょうか。駒場でもそうだったけど、ゴールした高原に若手選手が笑顔で集まってきて祝福する様はみていて心が和むなと。
失点はありつつも順調に得点を積み重ね、終わってみれば実に久しぶりの大量得点、大差での勝利。余計な失点はありつつも実に気分のスカっと胸のすく試合であった。若手を起用しながら、しかも1位での予選突破は大いに意味のあるものだと思う。贅沢を言えば、決して相性の良くない対戦相手である大宮にトラウマを植えつけるくらい完膚なきまでに倒しておきたいところではあったが、今日は素直に勝利と予選突破を喜びたい。

ヤマザキナビスコカップ
A組第6節 浦和6×2大宮@埼スタ
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