身に着けたもの

天皇杯決勝 Ｇ大阪１×０柏（延長）＠国立

どちらかというと柏側でテレビ観戦。自分の目には柏のゲームプランをＧ大阪のＧＫ藤々谷のファインセーブが悉く無に帰したように見えたが、いずれにせよクラブとしては昨年の浦和以上の過酷な日程を経てもなおＧ大阪の選手たちを突き動かしたのは強烈なモチベーションなんだろう、大したものだ。先日も同じようなことを書いたかもしれないが、Ｇ大阪は試合運びも堅実な面も見えてきたし、何となく「凄み」のようなものを身に着けてきたような気がした。

こうなると今季の疲労＋来季もリーグと並行してＡＣＬを戦う彼らの消耗に望みを託す他ないが、しかしながら、今季６０試合程度を戦った彼らだが、昨年の浦和に比べれば代表で出ずっぱりの選手も少ないし、何より浦和のように個の力に頼るばかりでなくチーム全体で戦っているわけだから、その他いろいろな条件も踏まえると今季の浦和ほどの崩壊っぷりにはらないのかな、なんて（浦和ファンとしては）悲観的な観測になってしまう。そうそう、石崎さんがタイトルを獲得できなかったのが少々気の毒なのだが、果たしてそういう形で我々の記憶に残っていく指揮官なのだろうか。



とりあえず、本年もよろしくお願いいたします。