ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

パイレーツ・オプ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト(ネタバレ)

2006年08月17日 | 映画
ネタバレと書きましたが、ストーリーに関するネタバレはあんまりありません。
エンドロール後のネタバレだけは伏字にしときますね(笑)

観に行く前に駅のポスターで知った衝撃の事実。デイヴィ・ジョーンズってビル・ナイ(私にとってはラジオ・ドラマのサム)がやってたのか・・・あの特殊メイクじゃわかるはずもない(汗)ひどいなあ・・・

1作目を見た時、「映画館でみるほどのもんじゃないな・・・」と思ったのに、また観に行ってしまった学習能力のない私(汗)
今回も似たような感想でございました(汗)一般的には評判良いようですが・・・私はどうもつまらないんですよね・・・
いや、嫌いだとかムカつくとかではないんです。(「ダ・ヴィンチ・コード」はそう・・・(笑))ものすごくつまらないわけでもないんだけど、なんとなくつまらない・・・物足りないというのかなあ? うーん。
1作目は後半にさしかかってから、話の展開がだらだらして、とにかく長く感じたのですが、今回は全体を通してそんな印象でした・・・そういう意味では前作の方がまだ良かったかな(汗)
多分、自宅でテレビで見たりDVDで見たりしたら、最後まで座ってみていられないタイプの作品ですね、私には。
人食い人種の島なんかは面白かったんですけどね(笑)全編あんな雰囲気だったらいいんだけど・・・って前回もギャグがもっと多ければいいのに、とか思ったなあ。
あと、グルグル回りすぎてたってられなくてバタバタ倒れちゃうとかも面白かった(笑)
つまらないなあ、と思う理由の一つは、例えば宝箱と心臓の行方をいちいち親切に追っているので、後で「そうだったのか!」と驚くような展開にあんまりならないという・・・騙されてる方にはびっくり、なんですが、見てるこっちは全部知ってるというのは、私としてはあんまり面白くないなあ、というかせっかくのアイデアが勿体無いなあと思ってしまいます。まあ、わかりやすいというか親切というか、ですが。こういうところがディズニーかなあ・・・(って今年一番の映画が同じディズニーの「ナルニア」な私ですが(汗))
どんなに危険なシーンでも、主要人物たちはどうせ死なないでしょ、というのが見え見えなのもなあ・・・安心して見れると言えば見れますが。やっぱりディズニーですねえ。
皆漂流してもすぐに救出されてるのもなんだか「海をなめるな!」と思ってしまって・・・(汗)フツー死ぬよ!
でも、不満はその程度なんですけどね・・・ものすごく許せないってほどではない・・・やっぱり何かが「物足りない」のかなあ・・・
アクションもCGもすごいのに、なんだか「ふーん」という感じで見てしまう・・・あ、クラーケンが真上から振り下ろしてくる映像だけはちょっと「おおっ」と思いましたが。
魚介類人間も結構面白かったですね。やどかり人間の頭も面白かったし。イカ人間なんてスターウォーズにあんな人出てこなかったか?と思いました(笑)
人によってどの魚介類になるかは、性格によったりするんでしょうかねえ。自分だったら何になるのかな、なんて魚介類嫌いなくせにちょっと考えてしまいました(笑)
キーラ・ナイトレイの男装はなかなかかわいかったです。ミランダ・オットーのエオウィンよりもよっぽど男装になってたし(笑)
しかし、ウィルに剣を習ったとか言って、いきなりあんなに強くなるもんなのか・・・まあ別にいいけど(笑)
キーラ・ナイトレイは存在感増してましたね。ジャックとの微妙な関係もあって。
その分、ますますウィルの存在感が薄くなってたような気がするんですが・・・(汗)父親とのエピソードもあったのにねえ・・・
あ、ウィルの父親が蛇の舌に見えて仕方なかった私です(笑)
そういえば、ノリントンの存在を全く覚えていなかった私・・・もしかしてベケットと同一人物だと思ってたかも(大汗)
あ、義眼の人ともう一人のコンビが前作以上に活躍してたのは嬉しかったです♪ノリントンといい、脇のキャラクターの存在が活かされていた点は前作よりも良かったかもしれません。
そして、牢屋の鍵束の犬が再登場どころか、あんなに出番があるなんて(笑)あの犬かわいいよなあ。嬉しかったですねー。
あと、海が綺麗でしたねー。
そしてエンドロール後ですが、犬がどうなるかと心配だったので嬉しかったけど、結局は火あぶりになるのでは・・・? と心配でございます・・・
しかし、私は果たして3作目は見るんだろうか(汗)どうせ同じような感想になるだろうし、ジャックの運命も残された謎もあんまり気にならないのですが・・・(爆)

てなわけで今年見た映画の順位。
1.ナルニア国物語第一章ライオンと魔女 / 2.RENT / 3.僕の大事なコレクション / 4.ロード・オブ・ウォー / 5.フーリガン / 6.V・フォー・ヴェンデッタ / 7.ローズ・イン・タイドランド / 8.スタンドアップ / 9. ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス /10.キングコング / 11.ハリーポッターと炎のゴブレット / 12.DOOM / 13.サイレントヒル / 14.プロデューサーズ / 15.パイレーツ・オブ・カリビアン2デッドマンズ・チェスト / 16.アンジェラ / 17.ダ・ヴィンチ・コード / 18.PROMISE / 19.フライトプラン
キング・コングの順位がこのままでいいのかと思い始めている今日このごろ。見たの正月だもんなあ、もう記憶が・・・(汗)
コメント (2)
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旅するドワーフ

2006年08月17日 | 指輪物語&トールキン
ホビット、エルフの話が続いたので、ドワーフのことも書いとこうかな、くらいの話です(笑)
ドワーフもホビットやエルフといい勝負で保守的というか、自分たちの種族の殻に篭る種族ですよね。他の種族の前ではほとんどドワーフ語を喋らないで秘密にしているくらい。
しかし逆に、ドワーフ語が秘密なので、ドワーフは皆中つ国の共通語が話せるということになりますよね。まあ、外に全く出なくて全く共通語を話さないドワーフもいるかもしれませんが・・・
ドワーフたちは、鉱山で採れた金属や、工芸の技で人間と交易することも多かったのでは。
そういう意味では、ホビットやエルフに比べるとかなり外交的?と言えるかもしれませんね。
旅も、ドワーフは各地の鉱山に散らばっている仲間を訪ねたりして、結構旅をしていたようですね。ブリー村にも旅の途中のドワーフがいたし、ホビット庄も青の山脈への通り道になっていたみたいだし。
トーリンたちもはなれ山を追われてから放浪の生活を送っていたのですよね。
でも、ドワーフは馬に乗らないから、徒歩での旅はとてもスローペースだったのではないかと・・・いや、ドワーフはものすごい健脚かもという気もしますが。
でも、旅慣れているドワーフの中でも、旅が好きでさすらっていたような人たちはいたのでしょうか? どうもあまりいなかったのでは、という気がします。
いやでも、宝を取り戻すためにはなれ山に向かったり、昔の栄光を取り戻したくてモリアに向かったり、旅自体を好むのではないにしても、憧れの地に向かうための旅というのは、ドワーフに似合うなあなんて思います。単に「ホビット」の印象からでしょうか?(汗)
旅するドワーフと言えば、ちょっと気になるのが、ギムリとレゴラスの、ファンゴルンから闇の森、はなれ山までの旅ですね。
レゴラスは「我らの故郷のその先まで」旅しようなんて言ってましたが、実際のところどこまで旅したんでしょうねえ。
その後仲間たちをひきつれてゴンドールに戻っていますから、そんなに長いことは旅してなかったのかもという気もしますが(汗)
しかし、好みが全く違う二人の旅、一体どんなだったんでしょうねえ。まあそれを言ったらそもそもこの二人の友情自体が不思議ですが(笑)
でも、この旅の間は、ギムリもレゴラスも旅を楽しんでいたはずだよなあ、と思います。
やっと訪れた平和に、あたりを警戒することもなく(いや少しは警戒しないと不用心か(汗))、ギムリはホビットたちの安全を心配することもなく安眠しながら、のんびりと中つ国の風景を楽しんだのではないでしょうか。
むしろ、彼らが楽しんだのは、久々に訪れた平和そのものだったかもしれません。そう思うと、お互いの見たい場所の好みの違いはそんなに問題ではなかったかもしれませんね。
「指輪」本編でもバイプレイヤーとして暗い物語の中でどこか明るい気持ちにさせてくれた二人ですが、この二人が気ままな旅に去って行った、物語からの「退場」の仕方が、平和の訪れを象徴しているなあなんてことも思います。
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