ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

キングコング(ネタバレ)

2006年01月04日 | 映画
今日はキングコングを見てきました。実はまだ休みで(汗)早起きリハビリも兼ねて(笑)朝8時の回を見て来たのですが、こんな時間誰もいないだろう・・・と思ったら結構いてびっくり。
終わった11時半くらいにはチケット売り場は長蛇の列でした・・・まだ冬休みなんですねえ。早起きして良かった・・・

さて、観た方の評判がかなり良いので、「そんなに良いのかな?」と半信半疑で、でもちょっと期待して観に行きました。
結果としては・・・最後の方は良かったし、結構泣いたのですが、全体的には微妙なところだなあと・・・
キングコングとアンの心の交流とかそういうのはとてもよかったのですが、それが見せたかった・・・にしては他のパーツと今ひとつ組み合ってなかったように思えてしまったんですよね。
最初の方の人間ドラマ?は良かったと思うんですよね。アンの役者ぶり、失業と苦しい状態、脚本家ジャックへの憧れ・・・アンのキャラクターはとても魅力的に描かれていたと思いました。ナオミ・ワッツも綺麗でキュートで言うことなしのヒロインでした。
芝居がやりたいジャック、ひたすら大きなヤマを当てることに意地を懸けるカールの人物造形も良かったと思います。アンとジャックの関係も自然に観られました。
でもそういう人間ドラマから謎の孤島への冒険、恐竜やキングコングの出現・・・という展開がどうもしっくり来なかったんです、私には。違和感があるというほどではないんですが、なんか繋がってないなあと・・・
あの孤島でのアドベンチャー加減と、キングコングとアンの交流、というのもなんだかあまり繋がらなかったというか・・・多分アクションやりすぎなんだと思うんですけど・・・(笑)PJだから仕方ないか(笑)
船員たちのドラマ、特にジミー少年の話も、伏線だけ張っといて後は放置された感が(汗)
でも、スカルアイランドでの夕陽の場面が効いていて、ニューヨークで朝日を観る場面あたりから素直に泣けたんですけどね。
キングコングの落ちっぷりも泣かせました。モリアのガンダルフを思わせました。(いい意味で言ってます(汗))
その後の、「どうしてあんな所に逃げたんだろう。死ぬに決まってたのに」という観衆の言葉がまた泣かせました・・・
でもその後のカールの「美女が野獣を殺したんだ」は興ざめでした(汗)あれいらないよ(汗)ただでさえ「お前が言うな~!」というのがありますしね・・・(笑)
とまあ私としてはあまり高い評価はできないのですが、でも3時間超という時間は感じさせませんでしたね。退屈している暇はありませんでした。まあアクションはもちょっと短くても良かったとおもうけど・・・(笑)
でも、あれでも予告で使われてた映像なかったもんなあ、カットしてるんですね・・・
CGもやっぱりすごいですよね。CGだとかあまり意識せずに観られてしまうのはすごいと思います。あの恐竜団子状態なんてすごかったけど、ああいうの喜んで作ってたんだろうなあというのが目に浮かぶようなのが・・・(汗)
ツッコミどころも満載ですが(汗)原住民たちその後どうして出てこないのとか、あの船じゃどう考えてもコング運べないよ、とか、劇場に出るまでどうやって大人しくさせてたんだよとか、そもそも劇場の入り口に入らないんではとか・・・(汗)
船の人たちがなんだかんだ言ってカールの言うとおりにしちゃうのもなんだかなあと・・・金目当て?
まあ、私の評価が良くないのはツッコミどころのせいではありませんが・・・(汗)
キャストでは、アンディ・サーキスのコックさん、カメオくらいの出演かと思ってたら、結構生き残って活躍してましたね~。もう生まれながらの船員にしか見えないくらいハマってました!(笑)最後の最後にむごい最期でしたが・・・(汗)
あと、船長さんがカッコイイと聞いてましたが、確かに(笑)ルックスもカッコイイですが、役柄がなんか男前な役でしたね~。助けに来た時なんか「カッコイイ!」と思ってしまいました(笑)なんかちょっと○ァラ○ア役の某役者さんと目元が似てたような・・・(笑)
それから、ハワード・ショアが劇場の指揮者でカメオ出演しているというのを事前に聞いていたので発見できましたが、知らなかったらスルーしてたかも・・・(汗)結構映ってましたけど。
指揮棒持って、普段のショアよりもずっと大人しく指揮してました(笑)あれも演技なのかな(笑)
残念だったのは、オケの人たちが逃げ出した時にショアも逃げてたかどうか確認できなかったんですが・・・すでにいなかったかな。
そのショアから交代した音楽ですが、最初は「俗っぽい音楽だなあ・・・」なんて思ってたんですが(汗)後に行くほどハマって来てました。あの俗っぽさは敢えてだったんでしょうねきっと。
そう思うと、ああいう音楽を求められていたなら、確かにショアには向かなかったかなあとも思いました。わかりませんけど・・・
静かな部分、特にコングとアンの交流の場面の音楽はとても良かったです! 静かに心に沁みました。
というわけで音楽も良かったけど、ショアのも聴いてみたかったですよね、やはり(笑)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« FotRサントラANNOTATED SCORE... | トップ | 里見八犬伝は日本の指輪物語? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事