ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ミュンヘンのトーマス・マンめぐりその4

2006年08月29日 | 旅行
ミュンヘン2日目はミヒャエル・エンデのお墓とエンデ博物館、そしてダッハウの強制収容所に行ったのですが、とりあえずトーマス・マン・関連の話を先にまとめてupしようかなと。
エンデ博物館から帰ってきた後、ミュンヘン2日目なのにまだ市内の中心部に行ってなかったので(汗)ちょっとよって見ました。ちょっぴりですが「ブッデンブローク家の人々」に出てきたところもあるし。
トップの写真はマリーエン広場の市庁舎です。華やかな建物でびっくりしました。
しかしこの広場小さいですねー。市庁舎がフレームに納まりきるところまで下がれません(汗)
このマリーエン広場の4番地に、「ブッデンブローク」でトーニが遊びに来て泊まった友達の家があったことになってますが、4番地ってこの市庁舎の一部になっております(汗)
作中に出てくる、その4番地の家から見える広場の噴水も今あるものとは違うもよう。

こちらはマリーエン広場とつながっているカウフィンガー通り。「ブッデンブローク」でトーニとペルマネーダーの新居がこの通りにあったことになっています。
今では高級ショッピング街ってとこですねー。一等地だから仕方ないと思いますが。

こちらは有名なホーフブロイハウス。ビール飲めないし、料理まずいと評判なので入りませんでしたけど(汗)「ブッデンブローク」ではペルマネーダーも毎日のように通っていたとなっていますね。
ちなみにこの向かい側はなんとハードロックカフェです。なんだかすごい組み合わせで笑ってしまいました(笑)

トーマス・マンめぐり、いよいよ次回最終回です(笑)最初は2回で終わらせるつもりだったのが我ながら見通し甘すぎ・・・
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さようなら、いままで魚をありがとう(ネタバレ)

2006年08月29日 | 読書

「銀河ヒッチハイクガイド」の4作目。映画のおかげでめでたく初邦訳の運びとなったそうです。
1、2作目より劣るといわれた3作目の「宇宙クリケット大戦争」が結構面白かったので、これはどうかなーと思いながら読みました。
結論からいうと、そんなに面白くなかったです(汗)最後の章以外は。
なんか、途中で「興味がない人は最後の章だけ読んだ方がいい。面白いし、マーヴィンも出てくるから」と書いてあるのですが、実際最後の章はとても良かったのである意味感心してしまいました。
この話、アーサーのラブストーリーが中心ということらしいですが、ラブストーリーとしてもそんなに面白いと思わなかったし、フェンチャーチも別に魅力的なキャラクターに思えなかったし。やっぱりヒロインはトリリアンがいいよ!
と思ったらこのフェンチャーチ、1作目でちょっ出てきているのだそうです。えー覚えてないなあ。また読み直さねば。
ラブシーンの最中に何度も作者が「飛ばしたほうがいい」とか書いてるんですが、アダムスの伝記を書いた人は「読者を突き放すのはどうかと思う」と書いているそうで、訳者の安原和見さんは「アダムスの照れでは」と書いているのですが、私としてはあの作者の自らのツッコミ?がなかったら読んでられなかったかも、という感じです(汗)そういう意味ではあの書き方は正しいと思うのですが・・・?
またしても細かい小ネタは楽しかったです。時間がないのに何度もしつこく話しかけてきて邪魔するくじを売ってるおばさんとか(しかも悪意が全くないのが(笑))、電話番号書いた紙があたりくじで没収されて電話できなくなったりとか(笑)
雨の神の話も結構面白かったかな。
しかしなぜ地球が復活したのかの謎が解かれていなかったような、そう言えば。そしてなぜフェンチャーチに地球が破壊された記憶が残っているのかも。
私は単にスラーティバートファーストたちが作ってたスペアの地球なのかと思ったんですが・・・そうじゃなかったのかな。パラレルワールドの地球?
ゼイフォードがまたしても出てきませんでしたが、ゼイフォードがいない方がアーサーもフォードも活躍できますね(笑)特にフォードが。ゼイフォードが出てくるとキャラで負けてしまう・・・
私としては物語の流れ的にはこれでいいかなと思うのですが、ゼイフォードのファンには納得行かないでしょうなあ・・・
そして、最後の章というか「神の最後のメッセージ」ですが、いやーあれは上手いですねえ。素晴らしい、と思いました(笑)
マーヴィンも感動的だったし・・・
でもあのメッセージ、もうちょっと違う訳の方がいかにも工事中の看板、な雰囲気が出るような気もするのですが・・・「申し訳ありません、ご迷惑をおかけしております」だと最後のメッセージとしては時制がヘンかなあ?
「申し訳ありません、ご不便をおかけします」とかでは? うーんやっぱりちょっと違うかなあ。翻訳って難しいものですねえ、なんて偉そうに(汗)
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BBCラジオドラマ聞き返しその19

2006年08月29日 | 指輪物語&トールキン
ようやくRotKに入りました~あと少し・・・でもないかも(汗)
シェロブに刺された後の場面ですが、サムの嘆き方が本当に途方にくれていて「おらがついて行けないところに行かないでくだせえ!」というのがもう・・・かわいい! ビル・ナイ素晴らしいです!
映画のサムもマジで泣いてたりするのですが、やっぱり「旦那に置いて行かれた」度が0に等しいので(汗)、同じ台詞でも大分変わりますねえ。
しかし、その後の、引き返してフロドを追う理由が、映画と同じく「フロドが実は生きているとわかったから」なんですね・・・うーん。その方がわかりやすいのかなあやはり・・・
サムの塔の中への進入は、原作どおり特にオークと戦ってないのでok。やっぱり急に強くなっちゃって、見ている子供に「サム強え~」なんて呟かれるのはどうかと・・・(汗)
サムがフロドに聞かせるための歌は、ドナルド・スワンの曲の方が好きなんですが、ビル・ナイがアカペラで歌うといいなあ~(もうすっかりビル・ナイの虜か?(笑))
でもラジオドラマではサムが歌うだけで、フロドが答えて歌うところはないんですね~。まあビル・ナイと一緒に歌うにはそれなりの実力がいりますからねえ・・・(汗)ミュージカルにはちょっと期待してたんだけどなあ。(このシーンありませんでした)

場面変わってミナス・ティリス。デネソールに「殿、少しお休みになっては」なんて優しいことを言うラジオドラマのピピンがやっぱり好きだ~(笑)
ラジオドラマのデネソール、何度も書いてますが(汗)初めて聴いた時には映画と似ていると思ったのですが、やっぱり違いますねえ。
次第に狂気に蝕まれている様子ながら、まだ頭脳の冴えはあるデネソール。そして、「ではファラミアは失敗したのだな」と聞いたり、さりげなくファラミアを心配し、死地に追いやったことを悔いている様子が描かれているのが心憎いです。
自分の心の葛藤をピピンに向かって話しているのも嬉しいですね。実際には独り言のようなものだけれど、その相手がピピンなのが。
私のイメージのデネソールはもっと冷静で厳しく、ほとんど感情の揺らぎを感じさせない感じなのですが、ラジオドラマのデネソールもいいかなあ、なんて思えてまいりました。

やっぱりラジオドラマは楽しいです。この調子でどんどん聴きたいところですが、夜聞いてると寝ちゃうんですよねえ・・・(汗)道のりは遠いです(汗)
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