水曜に見て来ました。としまえんまで来るのを待っていたのでちょっと遅めの鑑賞ですが。
もちろん(?)ヴィゴ・モーテンセン主演、ハワード・ショア音楽というので観に行ったのですが。でなきゃなかなか観に行かないジャンルです(汗)と言ってもクローネンバーグ作品はまず音楽はショアのようなので、今後も観に行く可能性はありますが・・・
忙しい時期で心もすさんでいるので(笑)映画でも観て楽しめれば、と思ってたんですが、余計に暗澹たる気持ちになりました・・・(汗)
ロード・オブ・ウォーなんかは重い内容でも「面白かった」と思えたんですが・・・
いや、つまらないとか良くなかったとかではないんですが。
おそらく、感情に訴えて感動させようとか、そういうつくりでは全くないからなんだろうなあと思いました。
夫が過去を隠していたことがそんなに受け入れられないだろうか・・・?というのがちょっと不思議だったんですが。このあたりは個人差があるとは思うのですが・・・妻が弁護士、という設定はこのためだったのかな、とも思いました。それ以外にはあまり意味がなさそうだったし・・・
そのあたりにも、過去を清算して生まれ変わりたい男の物語でも、家族の再生の物語でもなく、暴力は何もかもを破壊する、ということを描くための物語なのだなあ、ということを感じました。
そう言えば、息子が学校でいじめられて・・・というあたりの描き方が中途半端な気がしたのですが、これも息子と暴力のかかわり、そして息子が父親を拒絶することになる原因として描かれていたのかな、と思いました。それならわかるかなあと。
最後の終わり方も、この家族がどうなるかを観客に考えさせるという、面白い終わり方でした。
私は、あのまま一件落着するはずもなく、フィラデルフィアの一件でまた警察だかマフィアの一味だかがやって来るように思うんですが・・・(汗)
それでもこの家族に居場所を求めるトムが哀れでありつつも、殺戮を続けながら生きようとするトムが恐ろしくもあり・・・なんとも割り切れない気持ちになりました。
そのあたりも後味の悪さだったんだろうなあと思います。
ヴィゴですが、アラゴルンはほとんどカッコイイと思わなかった私ですが(好みの問題ですので(汗))、今回はカッコイイなあと思いました(汗)金髪の方が似合うのかな? いやでも「ヒダルゴ」は別にカッコイイと思わなかったんだった(汗)なんでだろう?
エプロン姿のダイナーのおやじさんな格好をしていると、かえってカッコ良さが見えて来るのかもしれません・・・(笑)フィラデルフィアに行く時も、さえない田舎男の服装で、ボロトラックで乗り付けて、それであんなアクションを見せてしまうんですから、そのあたりのギャップがカッコ良かったのかもしれません。
しかしマフィアの家の護衛って4人しかいないんですかね?(汗)それがとっても不思議でした(汗)
あと、トムのダイナーで、食事が美味しいとかコーヒーが美味しいとか言ってたけど、「本当かよ!」と思ってしまった・・・(笑)アメリカのああいうダイナーで美味しいものが食えるとは思えません!!
それから、最初に出てきた殺人鬼?の2人はなんだったのかなあということが全く明らかにされないままで、ちょっと消化不良。あれは単にトムのダイナーを襲うためだけのキャラクターだったんだなあというのがそのまんまで、なんだかかわいそうな気もしました・・・(汗)
後はハワード・ショアの音楽ですが、なんだかとってもLotRを彷彿とさせる音楽でびっくりでした(汗)
今まで見たほかの映画の音楽ではこんなに似てることはなかったんですが・・・「アビエイター」とか「ギャング・オブ・ニューヨーク」とか「パニックルーム」とかでは。
最初の方の、のどかな田舎町の光景では、ホルンやアルトフルートを中心としたオーケストラの静かな音楽が、まさにホビット庄のテーマのようで(汗)馬鍬砦でセオデンに「連れてって欲しい」と訴えるメリーの場面の変奏と一番似てたかな・・・(汗)
いや、美しい音楽でよかったとは思うのですが。
舞台がフィラデルフィアに移ると、低弦楽器が主体の暗い音楽になり、ようやくショアらしい感じ?に。それでもなんだかLotRと似てたなあ・・・
最後にトムが街に戻って来た時には、音楽は暗いまま、楽器だけがホルンやアルトフルートに戻っていて、なかなか面白いと思いました。
もっと良く聴いていたら、細かいテーマやモチーフなんかも繰り返されていたのではないかと思うのですが、もう一回見る気はないかな・・・(汗)
というわけで今年見た映画ランキング。
1.ナルニア国物語第一章ライオンと魔女/2.ロード・オブ・ウォー / 3.スタンドアップ / 4.ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス/5.キングコング / 6.ハリーポッターと炎のゴブレット / 7.PROMISE / 8.フライトプラン
「スタンド・アップ」より下、「PROMISE」より上、ということで、その間のどこに入れようかなと悩みましたが、一応この順位ということで・・・後で入れ替えるかも。
もちろん(?)ヴィゴ・モーテンセン主演、ハワード・ショア音楽というので観に行ったのですが。でなきゃなかなか観に行かないジャンルです(汗)と言ってもクローネンバーグ作品はまず音楽はショアのようなので、今後も観に行く可能性はありますが・・・
忙しい時期で心もすさんでいるので(笑)映画でも観て楽しめれば、と思ってたんですが、余計に暗澹たる気持ちになりました・・・(汗)
ロード・オブ・ウォーなんかは重い内容でも「面白かった」と思えたんですが・・・
いや、つまらないとか良くなかったとかではないんですが。
おそらく、感情に訴えて感動させようとか、そういうつくりでは全くないからなんだろうなあと思いました。
夫が過去を隠していたことがそんなに受け入れられないだろうか・・・?というのがちょっと不思議だったんですが。このあたりは個人差があるとは思うのですが・・・妻が弁護士、という設定はこのためだったのかな、とも思いました。それ以外にはあまり意味がなさそうだったし・・・
そのあたりにも、過去を清算して生まれ変わりたい男の物語でも、家族の再生の物語でもなく、暴力は何もかもを破壊する、ということを描くための物語なのだなあ、ということを感じました。
そう言えば、息子が学校でいじめられて・・・というあたりの描き方が中途半端な気がしたのですが、これも息子と暴力のかかわり、そして息子が父親を拒絶することになる原因として描かれていたのかな、と思いました。それならわかるかなあと。
最後の終わり方も、この家族がどうなるかを観客に考えさせるという、面白い終わり方でした。
私は、あのまま一件落着するはずもなく、フィラデルフィアの一件でまた警察だかマフィアの一味だかがやって来るように思うんですが・・・(汗)
それでもこの家族に居場所を求めるトムが哀れでありつつも、殺戮を続けながら生きようとするトムが恐ろしくもあり・・・なんとも割り切れない気持ちになりました。
そのあたりも後味の悪さだったんだろうなあと思います。
ヴィゴですが、アラゴルンはほとんどカッコイイと思わなかった私ですが(好みの問題ですので(汗))、今回はカッコイイなあと思いました(汗)金髪の方が似合うのかな? いやでも「ヒダルゴ」は別にカッコイイと思わなかったんだった(汗)なんでだろう?
エプロン姿のダイナーのおやじさんな格好をしていると、かえってカッコ良さが見えて来るのかもしれません・・・(笑)フィラデルフィアに行く時も、さえない田舎男の服装で、ボロトラックで乗り付けて、それであんなアクションを見せてしまうんですから、そのあたりのギャップがカッコ良かったのかもしれません。
しかしマフィアの家の護衛って4人しかいないんですかね?(汗)それがとっても不思議でした(汗)
あと、トムのダイナーで、食事が美味しいとかコーヒーが美味しいとか言ってたけど、「本当かよ!」と思ってしまった・・・(笑)アメリカのああいうダイナーで美味しいものが食えるとは思えません!!
それから、最初に出てきた殺人鬼?の2人はなんだったのかなあということが全く明らかにされないままで、ちょっと消化不良。あれは単にトムのダイナーを襲うためだけのキャラクターだったんだなあというのがそのまんまで、なんだかかわいそうな気もしました・・・(汗)
後はハワード・ショアの音楽ですが、なんだかとってもLotRを彷彿とさせる音楽でびっくりでした(汗)
今まで見たほかの映画の音楽ではこんなに似てることはなかったんですが・・・「アビエイター」とか「ギャング・オブ・ニューヨーク」とか「パニックルーム」とかでは。
最初の方の、のどかな田舎町の光景では、ホルンやアルトフルートを中心としたオーケストラの静かな音楽が、まさにホビット庄のテーマのようで(汗)馬鍬砦でセオデンに「連れてって欲しい」と訴えるメリーの場面の変奏と一番似てたかな・・・(汗)
いや、美しい音楽でよかったとは思うのですが。
舞台がフィラデルフィアに移ると、低弦楽器が主体の暗い音楽になり、ようやくショアらしい感じ?に。それでもなんだかLotRと似てたなあ・・・
最後にトムが街に戻って来た時には、音楽は暗いまま、楽器だけがホルンやアルトフルートに戻っていて、なかなか面白いと思いました。
もっと良く聴いていたら、細かいテーマやモチーフなんかも繰り返されていたのではないかと思うのですが、もう一回見る気はないかな・・・(汗)
というわけで今年見た映画ランキング。
1.ナルニア国物語第一章ライオンと魔女/2.ロード・オブ・ウォー / 3.スタンドアップ / 4.ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス/5.キングコング / 6.ハリーポッターと炎のゴブレット / 7.PROMISE / 8.フライトプラン
「スタンド・アップ」より下、「PROMISE」より上、ということで、その間のどこに入れようかなと悩みましたが、一応この順位ということで・・・後で入れ替えるかも。
ナルニアでも癒されるかなとは思うのですが(笑)とりあえず観とこうかなという映画が色々あってなかなか行けないです。
次はDOOMなんて観に行こうかと思っているのですが・・・また心がすさみそうな予感が(笑)
観終わったあとは、どーんと重くなりましたねぇ。途中銃声に何度飛び上がったことか。。。
でも、暴力の結果をきっちりと見せ付けられる場面に、受け止めなければ、と思わせられました。
ラスト、妻がどう出るのか、どきどきしながら観ていましたが、あのあとは各自お考え下さい、なのですね。いろいろ考えさせられました。
後日「ファイヤーウォール」を観たのですが、こちらは悪人を殺してハッピーエンド?という終わり方で、違和感を感じました。お父さん、よくやった、ではないだろう・・・って。HoVを観たおかげ(?)かな、と思いました。
冒頭の二人組みは、きっとトムの若いころ(ジョーイ)と兄貴分の投影かなとも思います。何も生み出さない暴力の姿をみせながら。
確かに、ハリウッドの勧善懲悪的な映画と比べればずっと良かったです。今年はロード・オブ・ウォーやスタンド・アップなど、重いテーマの映画で良かったものを観ていたので、ちょっと厳しい見方になっていたかもしれません。
冒頭の二人組は、敢えて背景を明らかにしなかったのでしょうね、と今になって思えてきました。ジョーイが振るってきた暴力の投影、というのもあるのでしょうね。
殺人を繰り返しながら、逃亡に疲れていた様子で、どんな過去があるのかとちょっと気になってしまったのですが、そこを敢えて描かないのがまた良かったかもという気がしてきました。
やっぱり「キングコング」より順位上で正解かも(笑)
そうそう、私もショアのサントラがLotRにきこえて仕方がありませんでした。特に劇場に入った瞬間は「あれー、なんでLotRのサントラかけてるんだろう?Viggoが主役だから、東劇が気を利かせたのかな?」なんて思ってしまったくらいです。ショアも、数年間に渡ってLotRにどっぷり漬かりきってしまったものだから、ついついそこから抜け出し損なったのかしら(^^;)。
ショアのサントラ、LotR直後の「アヴィエイター」なんかはそんなに似てなかったのですが、ゲーム音楽のSUNもそうですが、最近やけにLotRっぽいサントラのような気が・・・?
あんまり似てるとうーん、と思ってしまいますが、全然違っても寂しいような気もしますね(笑)
私も先月末やっとブログ開設一周年を迎えましたが、4年もブログをマメに更新されているぐらさんには頭が下がる思いです。
私もこの映画をやっと見ました。地方で2週間でも上映されたのでよかった。
ぐらさんは癒されたかったのに逆にストレスを感じられたのですね。改めて私とぐらさんは好みがまるで異なるのを知りました。私は頭を使わず(元から単純)ストレス発散ができる内容でしたが。
アメリカのダイナーでは美味しいものが食べられないとは知りませんでした。未だにアメリカに行った事がないのです。確かに美味しそうに見えませんでしたね。
この映画で笑えたのが弁護士の妻がチアリーダーの格好で夫を挑発するシーンでした。男って即物的で単純な生き物です。
更新していると言っても、質より量という感じなのでどうなんでしょうかね(汗)
あの映画でストレス発散できましたか~。うーん、確かに私とは大分違う感覚でいらっしゃるようですね(汗)
陰惨な暴力シーンも暗い気分にさせられましたが、何よりも、元に戻れるはずがないのに、暴力を重ねて必死で家に戻ってくるトムの姿が、哀れというよりも見ていてしんどかったですね・・・
アメリカの外食はひどいですよ~。美味しい店も存在しますが、何気なく入って美味しい店に当たる確率は限りなく0に等しいかと(汗)田舎に行くほどひどくなると思います(汗)ダイナーが美味しいというのはあり得ないと思いますね~。コーヒーもただ薄いんじゃなくて本当に不味いんですよ(汗)
チアリーダーのシーンは確かに笑えました(笑)お母さん張り切ってますね~という感じで(笑)