ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

デューラーの兎???

2006年08月19日 | 旅行
ニュルンベルクはアルプレヒト・デューラーが晩年住んでいた町でもあるそうです。デューラー・・・画家だってことくらいしか知らない(汗)しかし今回の旅行ではヘッセのことを調べるので手一杯でデューラーのことはなんにも・・・(汗)
という状態で行ったのですが、このデューラーの家の近くにあった兎のモニュメントには???状態・・・
プレートにデューラーがどうのと書いてあるのはわかったのですが、ドイツ語なのでそれ以上詳しいことはわからず・・・
デューラーと兎って何か関係あるの?というのは、帰国後調べて、デューラーの兎を描いた絵が有名なんだというのはわかったんですが・・・
そのデューラーの絵って普通の兎なんですよね。このモニュメントの兎は一体何・・・?
縮小したのでよくわからないかもしれませんが、なんだか溶けたようなどろっとした兎が木箱からはみ出している感じ・・・そして大きな兎のほかに小さな兎も詰め込まれて?います。やせ細ったのとかつぶれたようなのが・・・なんか怖い・・・(汗)
後ろから見た方がわかりやすいかな?

このモニュメント、ユルゲン・ゲルツという人が作ったということはわかったんですが、来歴などはわからず・・・うーむ(汗)


こちらはデューラーが晩年に住んだ家です。なんだか明らかに立て直していて、しかも木組みのところのペンキとか結構手抜きな感じでしたが・・・(汗)
中はデューラーの博物館になっているのですが、入りませんでした。いや2日目に行こうかなと思ってたんですが、違うところに行くことになって・・・
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宇宙クリケット大戦争(ネタバレ)

2006年08月19日 | 読書

映画でハマった「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズの3作目。邦訳は絶版になっていたものが、映画のおかげで再訳されました! 2作目でマーヴィンのことが気になっていたので嬉しかった(笑)
映画のおかげで未邦訳の4作目、5作目もすでに発売されていて嬉しい限りです。既に2冊とも購入済で、4作目を読んでいるところです。
このシリーズ、1作目、2作目は傑作で、3作目からだんだん質が落ちてくるといわれているそうですが、私は3作目までではこの3作目が一番面白いと思いました。
うーんなぜかなあ? 多分、ストーリーが1本にまとまっていたからかなあと。
アーサーが前の2作よりも目立っていたというか、主人公らしかったような気も(笑)映画くらいには・・・(笑)
アーサーとフォードの永遠に噛み合わない会話とかも面白かった(笑)
出番は少なかったけどゼイフォードやマーヴィンの話への絡み方も上手かったと思うし。(マーヴィン生きてて嬉しかったよ~)
トリリアンが謎をなぜかわかってしまったのは不自然な感じでしたが・・・
小ネタというかギャグも私の好みのものが多かったようです。アルファベット順に「バーカ」と言って回る宇宙人とか。あれが最後に出てきたのも良かった(笑)
マットレスのエピソードも面白かったし、何度生まれ変わってもアーサー・デントに殺される運命の人(?)のエピソードが一番面白かったかな。
レストラン数論で動いている宇宙船というのも、わかったようなわからないような・・・でもおかしかった(笑)
読んでいて思わず噴出してしまったのが、スラーティバートファーストが考え込んでいるとき、額のしわのことを「根が浅い野菜なら植えられそうなくらい深かった」と書いてあったところでした(笑)こうして書くとどうってことないんですが、なんかあの流れで読んでいると・・・(笑)
そうそう、終わり方が初めてハッピーエンドでめでたしめでたし、な感じだったのも良かったのかも。映画もそうでしたが。そうかあ、なんとなく雰囲気が映画に近いのかもしれませんね。って私が思うだけかなあ?
なくとなく前2作を読み返したい気になりました。って今読むもの溜まっていてそれどころではないのですが(汗)
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映画と原作の混同

2006年08月19日 | 指輪物語&トールキン
昨日のキーワード検索の話ともちょっと関連するのですが、映画の展開を原作も同じだと勘違いしてしまうというケースが結構あるんだなあ、と感じます。
映画を見てから原作を読んだ人は無理もないと思いますが、意外に昔から原作を読んでいた人でも混同してしまうことがあるようなんですね。
まあ、考えてみれば、映画は長いといっても1本3時間ちょっとですが、原作は3、4時間じゃ絶対読めませんもんね。そう考えると、映画が気に入った人ほど、どうしても原作を読んだ回数よりも映画を見た回数の方が多くなってしまいますよね。かく言う私も原作を読んだ回数は5回ですが、映画は各30回くらいは見てる・・・(汗)
そうなると、どんなに原作が好きでも、映画の印象の方が強くなって、「あれ、どうだったっけ?」ということにもなるのかもしれませんね。
私ももしかしたら細かいところは混同してたことあるかな? ちょっと忘れちゃいましたけど(汗)
ただ、私の場合、原作と映画の違いをチェックする意味でも、毎年映画公開後に原作を読み返していたので、ファン歴浅い割には混同はしてない・・・と思うのですが・・・どうかなあ?(汗)
最近キーワード検索で読んだ記事では、皆さん、原作を読んでいて、映画の中のあるシーンが原作に出てこなかった、あれ、読み飛ばしたかな? というものでした。
私が覚えているものでは、アルウェンとアラゴルンのラブシーンがなかった、とか。あれは原作では直接的なラブシーンは一切なかったので、そんなに勘違いしないところかなあと思ったけれど・・・
逆に、アルウェンの影が薄すぎて、どうしてエオウィンが振られるのかわからない、という人が一般的には多いような。私は初読時には逆にフロドが目撃したアルウェンとアラゴルンが会話している場面が印象に残っていたので、エオウィンがアラゴルンを好きらしい記述が出てきた時、「あれ、エルロンドの娘が恋人じゃなかったっけ? 私の記憶違い???」とやや混乱したものでした(笑)
それから、黒門前のアラゴルンの台詞が出てこなかった、というのもありましたね。これは複数の人の記事で観たような気がします。
あれは割りといい台詞とされているようで、当然原作から取っているのだろうと思われがちなのかもしれませんね。妹も原作未読でRotKを見に行った時、黒門前の「フロドのために」が一番感動したと言ってましたし。
まあ、一般のファンが混同するのは仕方ないと思うのですが、以前読んだUnsung Heros of The Lord of the Ringsでは、20年来だか30年来の原作ファンだという著者Lynett Porter氏がとんでもない混同をしていたので、これはあり得ん! と思ったものでした。本も面白くなくて挫折したし。
この人の「長年のファン」というのも怪しいもので、なんだか黒門前の戦いのことをさかんに「コルマルレン野の戦い」と書いてたんですよね。コルマルレンはフロドたちが目覚めたところでしょーが。
一番「信じられん!」と思った混同は、メリーがアングマールの魔王を刺した時、メリーはデルンヘルムの正体に気づいてなかったとか書いてあったことですね。
メリーファンとしては信じられない記述です。あそこはエオウィンのために「あのひとは死んではいけない、少なくとも誰の助けもなく一人で死んではいけない」とメリーが勇気を振り絞るところが感動なのに・・・!
なんでこんな勘違いが起こったかというと、おそらく映画と混同してるんです、やはり。映画ではエオウィンが兜を脱ぐのは魔王を刺す直前ですからね。原作ではもっと早い段階で脱いでます。映画ではメリーはエオウィンの正体を最初から知ってるわけですけど。
繰り返しになりますが、一般のファンの人の混同ならまあいいんですよ。誰にでも間違いはあるし。でも、わざわざメリーやエオウィンのことを書いて出版しようという人がこれでは腹も立つというものです。
しかし、これを読んだ時に、改めて映画の影響の大きさを実感しました。いくら「映画と原作は違うから」と言われても、映画の方が入りやすいですし。
「指輪物語」はああいう話なんだと、多くの人に誤解されているのかな、これからもそうなのかな、と思うと、暗澹たる気持ちになったりして。映画のおかげでメジャーな作品になったことの代償なのでしょうか・・・
そう思うと、まだ見てないけど原作と全然違うらしい「ゲド戦記」の方がむしろ救われるかも。ああいう話なんだ、と誤解されないだけマシかもしれませんよね?(汗)
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