きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「テロ」は弱者の唯一の反撃だ!

2009-02-24 10:21:45 | Weblog
「テロ」は弱者の唯一の反撃だ!      (009.02.24.)

テロ行為を決して肯定するものではないが、弱いものが強いものに反撃する方法は「テロ」しか無いのではないでしょうか。
子供時代に、兄に勝つ手段として兄が後ろを向いている間に頭を殴って逃げ回った事を思い出す。人間であれば、強者に勝つ手段として自然な行動ではないかと思う。
此れを「テロ」と言うならば、テロが「絶対悪」と決め付けてよいものだろうか。

アメリカのブッシュ大統領時代は「テロ」に対して徹底した武力攻撃に徹し、壊滅を計画していたが、結局は「遣れば、やり返される」の繰り返しで、終わりなき戦いに至っているのが今日の状況だ。

「テロ」を無くす為には、「テロ」行為の裏側に必ず理由があるはずだ、その理由を取り除く事が必要で、今回アメリカのオバマ大統領は、アフガニスタンに軍を増派するだけではなく、民生支援に力を入れることを打ち出したことは、真に当を得ている手段だと思う。

そして、日本は日米共同で、日本が得意とする民生支援に積極的に協力する事が必要である。
アフガニスタンの隣国パキスタンには国際的テロ組織アルカイダが存在するところで、世界のテロの震源地になっている。従って、アフガニスタン・パキスタンの両国に対して、支援の強化を図ることが、この地の平和と安定をもたらす事になるので、今でも日本から国際協力機構(JICA)の人達が約140人活動しているが、此れに対し政府が更なる後押しをする事が必要ではないでしょうか。

麻生総理は昨日アメリカに行き本日オバマ大統領と会談する予定になっているが、おそらくこの問題について話し合われるのではないかと思われる。

日米協力も今までの様な武力面だけを、アメリカの言われるままに聞いてくるだけでなく、日本の得意な開発援助を引き受け、当地の平和と安定に貢献する援助を行なって欲しいと思います。

本当は、今の仮内閣の麻生首相ではなく、国民から信頼を受けた、安定内閣の基で、チャントした援助戦略を話し合って欲しいが、取り敢えずは、変な約束だけはしないで欲しいと祈るだけだ。

兎も角、今までの武力一辺倒のブッシュ戦略と180度転換したオバマ政権の戦略に大きな期待がもたれるが、この機会に日本も国際貢献の一翼を担えるチャンスとして捉え、平和国家日本の姿勢を示して欲しいと思います。
(えびなたろう)