きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

H2A:23号機衛星打ち上げ成功

2014-02-28 10:57:07 | Weblog
H2A:23号機衛星打ち上げ成功      (2014-02.28.)

三菱重工業と宇宙航空開発機構(JAXA)は28日午前3時37分、鹿児島県、種子島宇宙センターから国産ロケット「H2A」23号機を打ち上げた。

今回のH2Aロケットは、雨や雪の降る様子を宇宙から監視する「全球降水観測(GPM)衛星」などを搭載したロケットで、その23号機が種子島宇宙センターか打ち上げられたにである。
GPM衛星は15分57秒後に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。

この衛星は宇宙開発研究機構(JAXA)と米航空宇宙局(NASA)が共同開発した、地球全域の雨や雪を宇宙から観測し、豪雨や洪水などの予測に役立てる「GPM計画」で中心的な役割を果たす事を目的としている。

同打ち上げには、キャロライン・ケネディ駐日米大使が人口衛星やロケットの仕組みなどを紹介する宇宙科学技術観を訪問。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の奥村直樹理事長が館内を案内した。

この衛星打ち上げには同時に国内の各大学から、小型衛星を7機の打ち上げも相乗りで打ち上げている。公募で選定された大学は、香川大学・帝京大学・筑波大学・信州大学・多摩美術大学(東京大学と共同開発)・鹿児島大学・大阪府立大学である。

中でも注目されるのは、香川大学の「宇宙ゴミを除去する掃除衛星「STARS-2」親機と子機で構成され、直径1ミリメートル程度の金属製テザー(ひも)でつながっている。この紐と、ロボットアームを使い宇宙ゴミを取り除く。紐は宇宙空間から電子を取り込んだり、放出させたりして電流がながれる。其れによって、地球の磁場との関係で衛星の速度を低減し、高度を下げる。電流の向きが逆になると、加速して上昇すると言う仕組みだ。

そのた、各大学の夫々に趣向を凝らした衛星が飛ばされ、若き未来の技術者の夢のはけ口として有効に使われている。
(えびなたろう)

ウクライナ問題

2014-02-27 12:03:51 | Weblog
ウクライナ問題      (2014-02.27.)

親欧米派による政変でヤヌコビッチ政権が崩壊するに至った。問題は、ウクライナ政権が欧州連盟(EU)に入るのか、それともロシアの旧ソ連諸国連合に今迄通り属するのか、が問題であったが、ロシアのプーチン大統領は無論ロシア連合に属する事を希望し、その見返りに天然ガスの供給に際して価格を低減し、その他緊急の支援として150億ドルの資金の供給を行うと提案。一応其れに同調した形で、プーチン側の勝利かとおもわせた。

所が、ウクライナの南部クリミア半島で、親ロシア派が新政権作りに反発する動きが広がり、ロシア系住民が多い中心都市セバストポリではトゥルチノフ大統領代行の正当性を認めない住民が市庁舎を掌握。クリミヤの議会は抗議決議を採択した。新体制の対応によっては欧・露間の外交問題に発展する可能性もでてきた。

親欧米派はすでに大半の地方行政機関を管理下に置いており、来週中に各地の知事・市長を交代させる方針だ。だが、ロシア系住民が多数を占めるクリミヤ半島では反発する動きが広がっており、タス通信によるとクリミヤ自治共和国は25日、「従属を求める新政権の圧力と脅迫」への抗議決議を採択した。

黒海沿岸のセバストポリでは23日、新体制に抗議するロシア系住民による2万人規模のデモが発生した。デモ隊は24日には市のトップをロシアと太いパイプをもつ企業家に交代させたと宣言。中央政府の実力行使に備え、地元警察当局の支持も取り付けた。

危機感を強めたトゥルチノフ大統領代行は25日緊急の安全保障会議を招集。クリミヤ情勢へ「深刻な懸念」を表明した上で、分離独立運動の指導者を徹底的に取り締まる方針をきめた。

クリミヤ半島には、ロシア黒海艦隊が基地を置く戦略的要衝であるだけに、此れから発足する新政権が強硬策に踏み切ればロシアの介入を招く可能性もある。ロシアのラブロフ外相はウクライナへの内政干渉の立場を示すが、政権内では分離独立運動への支持も拡大。ロシア下院独立国家共同体委員会のスルツキー委員長は25日、クリミヤのロシア系住民に対し「(政府から)近く十分な支援措置が用意される」と語っている。

欧米各国はこの動向に神経をとがらせ、すでにライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)がロシアの軍事介入について「重大な過ちになる」とけん制している。25日には欧州安全保障協力機構のツアニエル事務総長がウクライナ問題の協議のため急遽モスクワ入りしたと言う事です。
(えびなたろう)

政府の「新エネルギー計画」を発表

2014-02-26 13:01:04 | Weblog
政府の「新エネルギー計画」を発表      (2014-02.26.)

政府が新しいエネルギー計画を発表した、内容の主な点は、「原子力規制委員会の規制基準に適合した原発について「再稼動を進める」と明記している点だ。

従って、今までの様に「可能な限り原発依存を低減させる」と言う事では無く、「コスト低減などの観点から,将来的にも確保して行く規模を見極める」とし、積極的に原発ゼロの方向に持って行く事では無いのである。

そして原子力発電に対する位置付けは「基盤となる重要なベース電源」が「重要なベースロード電源」に変わった。(余り良く解らないが???)

内容的には、私の考えと余り変わって居ないが、私は最終的に「脱原発」に方向を決め、その代替燃料としてコストの安いシェールガスに変えることを考えている。従って、シェールガスの入手次第では、時期が遅れる事も考え、その間「原発を使う」と言う提案をしているのだ。

要は、電気料金に極端な、価格の変動(価格上昇)が、あれば産業経済に与える影響に大きく響く事に成り、国際競争力や、引いては国の経済にも悪影響を及ぼすので、其れを出来るだけ少なくする為に、止む無く原子力でその間、繋ぐと言う考え方である。

がから、今すぐから、原発に頼らないと言う事では無く、其れによる、副作用を最小限にして、電気料金を上げずに最終的に、「脱原発」にするというものであります。

“キーポイント”は電気料金に変動無く、不足による「停電」も無く、と言う事は、副作用を起こさない、経済産業に大きな影響を与えずに、「脱原発」に持って行こうとするものであります。

先日の都知事選挙で細川・小泉両元首相のコンビは「即脱原発」を大きく取り上げての選挙を行った。私は、全く「責任感のない机上の空論」であると思った。「選挙」や、「イベント」で、大衆に大きく訴えるには「即脱原発」の方が威勢が良い、小泉流、“劇場型”という物で、前回選挙で上手くいったから今回も行くとは、大衆を愚弄していると、言う事以外には考えられない事である。

その証拠に“脱原発”を、どの様に行うのか、と言う質問に「それは専門家が考えるでしょう」と言た事が、その馬脚を現している。
(えびなたろう)

「ウクライナ」分裂回避問題は

2014-02-25 11:46:45 | Weblog
「ウクライナ」分裂回避問題は     (2014-02.25.)

国家分裂の危機になるのか、それとも統一と・民主主義の道に向かうのか重大な岐路に立たされているウクライナ問題は、ソチ五輪終了と同時にあわただしく動きだした。

ウクライナの首都キエフで反政府デモ隊と政府治安部隊との間で続いた流血の衝突はヤヌコビッチ政権が倒れて、トゥルチノフ新議長(大統領代行)の下で、5月に大統領選が行われる事になった。

だが、情勢は国内対立含みで極めて流動的である。暫定体制は国家の分裂を絶対に回避しなければ成らない。欧米とロシアも対立を避けて経済を含む支援策で協調し、分裂阻止へ動いてもらいたいと願って居る。

ウクライナは歴史的に欧州に目が向く「西部」とロシアに郷愁を抱く「東部と南部」に分かれている。ロシアはウクライナを影響圏と見なし、ロシア系住民が6割を占め黒海艦隊の拠点も置く南部クリミヤ地方を特に重視する。

今回の大規模デモも、ヤヌコビッチ政権が、加盟の前段となり得る欧州連合(EU)との連合協定締結策を撤回した事により、西部住民が反発したのが契機である。

プーチン露政権は、旧ソ連圏諸国によるユーラシア連合構想へウクライナを引き戻すべく、150億ドルの支援と天然ガスの安値供給を約束し、ヤヌコビッチ政権を欧州接近から引き離すようにした。
今回プーチン政権はその効果が逆効果だった事を教訓とし、不当な介入は辞めるべきだと悟った。そして、其の動きはウクライナ住民の自由な選択であると思ったと言う事だ。

プーチン政権にしてみればウクライナがEU路線に向かう事に成れば、「屈辱的敗北」と言う事に成るかも知れないが、其れによって政権が安定すれば、悪戯に今迄の路線に拘泥することは無いと思われるのだが。
(えびなたろう)

ソチ五輪の閉幕

2014-02-24 12:41:48 | Weblog
ソチ五輪の閉幕      (2014-02.24.)

ロシアで開かれたソチでの冬季オリンピックは多くの話題を残して昨日(23日)17日間の競技を終わって閉幕した。日本の成績は金が1、銀が4、銅が3、計8個で、目標としていた長野大会の10個には届かなかったが、海外で開催された冬季大会では過去最多となった。

今大会で、最も注目を集めたのは女子フィギュアスケートで浅田真央選手に取っては「集大成」という物であったが、出始めのショートプログラムでミスが相次ぎ16位になり、ガッカリしたが、翌日のフリーでは自己最高得点を更新し6位入賞を果たしたのである。

其れは3回転ジャンプを8回入れた彼女でしか出来ない演技で、演技が終わった瞬間、彼女の見せた表情には。達成感で涙が滲み、観客の多くに感動をあたえた瞬間であった。

オリンピック競技という物が、開催国の威信をかけたプロジェクトになって居る半面、選手やコーチのレベルでは国境を越えた国際競技大会の様相を深めている。フィギュア男子で金メタルを獲得した羽生結弦選手の様に、よりよい競技環境を求めて、海外に活動拠点を置き、外人コーチに指導を受ける選手も少なくない。

国家の思惑に関係なく、選手たちは国籍や人種、宗教などの壁を乗り越えてしまっている。
そして、大会はライバルとして競い合いながらも、交流を深めている場としている。ソチでも競技が終わると、お互いに健闘を讃えあう選手たちの姿が多く見られた。

冬季オリンピックのもう一つの花形スピードスケートに付いては、日本は壊滅的で全ての競技でメダル獲得の好機を逃している。石幡忠雄監督は「問題は日本の閉鎖性にある」といっている。「代表チームと言っても選手と所属コーチの寄せ集めで、海外へ行っても、所属間で行動は別々、情報共有も無く、企業が多くの選手を抱える経済的余裕もなく、昔時代の名残で、海外チームの練習を見る事も無くホテルとリンクの往復のみ」と言っている。

此れに対照的なのは“スノーボード・スキー”である。日本に初めてメダルを齎した「平野歩夢(15歳)と平岡卓(18歳)で二人は若くしてプロになり、若者に人気の海外資金大会「Xゲーム」を転戦して活動費を稼ぎ、スポンサーも獲得して来た。競技力でお互いを認め合い、世界のライバルの中で技を盗み取って来ている。

42歳でメダル2個を獲得したスキー・ジャンプの葛西紀明選手は、フィンランドコーチに付き海外を転戦している。今回の日本ジャンプは世界標準を見た上で日本の優位性である技術や、器用さ、経験を、生かした結果と言える。
来月7日から始まるパラリンピックにも期待を込めて観戦したいと思います。
(えびなたろう)

シドニーで「G20」開幕

2014-02-23 11:41:12 | Weblog
シドニーで「G20」開幕      (2014-02.23.)

22日~23日で、オーストラリアのシドニーで「(G20)財務相・中央銀行総裁会議」が行われる。
この会議で、「少なくとも2%程度の世界経済成長率を上げる事が可能」との認識を共同声明の原案に明記している事がわかった。共同声明で成長率の数値目標を盛り込む事は今までなかったことで、異例である。それだけに先進国は成長戦略の強化を、また。新興国には経済構造改革を夫々促し、世界経済の成長加速や雇用の拡大を図りたい考えの様だ。

初日は、世界経済を集中的に討議し、インフレや経済赤字に苦しむ新興国に構造改革が必要との認識を再確認する見通しで、23日午後に共同声明を採択して閉幕する予定だ。議長国はオーストラリアで、議事を主導し多くの国は基本的に歓迎している。

ただ、財政支出の拡大に反対しているドイツなどがあり、最終的には共同声明に明記されるかは不明である。

アメリカのルー財務長官は21日G20会議を前にシドニーで講演を行い「中国は多くの問題について、私達が期待している様なスピードで動いて居ない」と改革の遅れを指摘し、特に「シャドーバンキング(陰の銀行)の問題については、世界中が懸念している」として「今回の会議に取り上げられるトピックの一つになるだろう」と指摘している。
そして、中國経済に付いては、「安定確保のためには短期の成長を犠牲にする必要もある」とも述べ、構造改革への取り組みを求めている。

一方、新興国は今年に入ってアルゼンチンやトルコの通貨や株価が急落し、金融市場が混乱した。会議では一部新興国に対しても、経常赤字の削減やインフレ抑制など経済安定に向けた意見も出される物と思われる。

日本からは、麻生太郎財務相と黒田東彦(はるひこ)日銀総裁が出席し、「アベノミックス」成長戦略と、農業分野の規制緩和や経済特区の取り組みなどが説明する見通しである。
(えびなたろう)

福島第一原発(H6)からの汚染水漏れ

2014-02-22 11:03:33 | Weblog
福島第一原発(H6)からの汚染水漏れ      (2014-02.22.)

東京電力は20日福島第一原子力発電所の「H6」と言うタンク群の1基(容量1000トン)から高濃度汚染水110トンがあふれ出したと発表した。

うち100トンがタンクを囲む堰の外に漏れたと見ている。満水だったタンクに配管の弁が開いて、水が更に注入されていたと言い、人為ミスの可能性が高い。と言う事で、漏れた水からはベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2億4000ベクレル検出されたと言う。

東電によると19日午後11時25分頃、タンクの蓋と側面の継ぎ目付近から漏水し、雨樋を通じて周辺の地面に流れ落ちているのを、作業員が発見した。同2時過ぎにタンク内の水位異常を示す警報が鳴ったが、タンクに異常が見つからず、水位計の故障と判断していたと言う。20日午前1時半に弁を閉じ、同5時40分に水漏れが止まった。東電は「海への流出はない」と説明している。

漏れた水に含まれる放射性物質の約半分はストロンチウムで、その濃度は国の放出限度(30ベクレル)の約400万倍と見られる。

昨年夏には、ほぼ同じ濃度の汚染水300トンが別のタンクから漏れ、原子力規制委員会は原子力事故の国際基準で5番目に深刻な「レベル3」と暫定評価している。

東電は、この汚染水漏れの問題で、21日タンクに注水する配管の3個の弁の内19日深夜に漏水を見つけた時は、閉まっていた弁が19日の間に2度、何者かによって操作され、約半日に渡り開いていたと発表、その間、誰が弁を操作をしたのかも分かって居ないとのことである。

弁の開閉は、手動式で、レバーを付けて回さないと開閉できない事になっている。
従って、誰が操作をしたかも、作業員への聞き取り調査をミスと故意の両面で捜査を始めているとの事である。

全く「杜撰な管理」と言わざるを得ない。それでいて、汚染水が「海に流出はない」と断言出来るのか。放射線汚染の影響で、近海の漁業者は、仕事が出来ず困っている。

アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル紙も日本のこの事態を取り上げ、福島原発のメルトダウンから2年半たっても、いまだに汚染水の封じ込めも出来ずにいる。専門家の間では、東電の対応が近視眼的たったのではないか、との疑念が強まっている。

また、最近の情報では、「福島第一原発は、40年前に地下水の流れを変えて建設された」と言う事が、発表されている。

このため敷地の下を大量の地下水が流れている事は明らかだった筈です。従って海側にどの様な遮水壁(地盤凍結工法)を建設しても、すぐに溢れだすだろう」と丸井氏(産業技術総合研究所で地下水研究の長)は述べている。更に彼は「本当に必要なのは、未だに古い川底へ流れ込もうとする水の流れを変える方法だと指摘「プランニングをシステマチックに、ちゃんとやって欲しい。瞬間的な対策ではなく、長い目で見たストーリーで考えて欲しい」と訴えている。

この問題は、安倍総理も五輪誘致の際に大見得を切った手前もあって、大きな問題として、何時まで続くのか。分かりません。
(えびなたろう)

北方4島を両国の「特別区に」

2014-02-21 11:10:38 | Weblog
北方4島を両国の「特別区に」      (2014-02.21.)

森善朗元首相が福岡市で開かれた「毎日・世論フィーラム」で講演し、北方問題について「ロシアが4島全部返す事は無いし、4島とも返さないと言う事も有り得ない。どう言う方法が有るか両政府が真剣に話している」と述べ、北方領土問題解決に向けて具体的な協議に入っているとしている。

その中で、4島を特別区にして両国で、運営して行く遣り方を、その一例として提案している。この提案は、私も大賛成で、島民は両国の国籍を持ち、島民は両国の理想の象徴として自由に暮らす事を保証する様にすれば良いと思う。

領土問題はとかく、支配している国が、国境と称して、区画して支配し、他国を寄せ付けずその土地から上がる住民の税金で行政を賄っている。

従ってその地域を両国の“特別区”に指定し、両国がそこに住む島民の生活を保障し自立する事に協力する形を取れば、島民は両国の国民であり、その区域は両国共有の土地として、軍事的にも、経済的にも、両国の協調の中で、運営されると言う、今迄の世界には見られない、理想的な、両国協調の社会として作り出す事が出来きるというものである。

地球上の世界が、そうなれば、世界平和が実現できる事に成り、その“手本”として両国で共有する地域として、北方4島を両国で共同管理する事が一番良いのではないかと思う。

現在は情報社会で、インターネットは、もう既に国境なき情報の世界であります。そして地球上に住む人類は、人種の差別なく、国別差別も無く皆が協調し、敵対するのではなく、仲良く、生活すれば、将に、“理想の社会”が構築されるのではないでしょうか。

その夢に、一歩近づく行為であることには違いないと思います。
(えびなたろう)

竹内智香スノーボードで「銀

2014-02-20 12:22:43 | Weblog
竹内智香スノーボードで「銀」      (2014-02.20.)

竹内智香がスノーボードで、チ五輪の13日目の19日、決勝でスイスの強豪、パトリツィア・クンマーに敗れ、惜しくも金メダルを逃し(転倒による負け)銀メダルであった。

スノーボードパラレル大回転とは、2人ずつ赤と青のコースを入れ替えて2度すべる。その合計タイムの早い上位の16選手が決勝トーナメントに進出できるのである。

そして、決勝トーナメントは1回戦から決勝まで最大4試合を2人で対戦していく方式を取り、1回目の敗者は、2回目で1回目の勝者とのタイム差に応じて、遅くスタートする、2回目で先にゴールした選手が勝ち上がる。(2004年ソルトレーク大会で採用された競技である)

この競技は日本では余り取り上げて居ない競技で、知らない人も多いと思うが、彼女の出身が北海道ならではの競技である。彼女は北海道深川市の高校「クラーク記念国際高校」と言い、去年世界最高齢でエベレストに登頂した三浦洋一郎さんが校長である学校だ。そして其の生徒など150人が今回一堂にあつまっての応援をしたと言う事です。

レースを見守った三浦さんは「登山の様に命懸けで戦っているようだった。頂点にはあと一歩だったが、次回を目指して欲しい。今日は最高の夜でした」と涙を浮かべて話していた。

生徒達も「どきどきして見て居ました。世界に立ち向かう姿に努力という言葉を教えて貰いました、私たちも夢に向かって頑張りたいです」と興奮気味だった。

決勝で、スイスのクンマーに及ばなかったが、転倒で負けたのが悔やまれる所だ。それでもこの競技で2位の銀メダルは日本勢史上最高位。今大会では7個目のメダル獲得となった。
(えびなたろう)


中國の「象牙愛好」がアフリカ内戦を 

2014-02-19 12:54:10 | Weblog
中國の「象牙愛好」がアフリカ内戦を      (2014-02.19.)

アフリカゾウの密猟と象牙の密輸がワースト記録を更新している。中国で所得が伸び「需要」を押し上げているためだ。価格が高騰して密輸のうまみを高め、アフリカでは武装勢力による密猟が、激化象牙の人気がアフリカ象を殺し、内戦に油を注ぐと言う悪循環を招いている。

「5年半で半分に減った。この調子が10年も続けば、絶滅に向かう事は確実だ」と言われている。
同国北部2万平方キロの範囲でモニタリング調査した所、2006年から2011年にアフリカ象の一種でジャングルに住むマルミミ象が1万頭から5千頭に半減していると言う。これが殆ど密猟によるもので、関係者は由々しき事態だと言っている。

調査地は今年、世界自然遺産に登録されるほどの貴重な自然が残っている地域で、森林伐採の道路が延び、アフリカ奥地にも密猟が忍び寄っていると、言われている。

一昨年2月に北部の自然保護区に惨状の出現が見られている、象の頭部が切り落とされ牙が抜き取られその死体が累々と横たわり、腐るがままに放置されているという物である。

これは、数週間にわたる密猟で200~300頭が殺され現地調査した世界自然保護基金(WWF)の専門家は「大きな像も小さな像も関係なく殺されている」と怒りをあらわにしている。

大規模密猟の首謀者は、スーダンの武装組織ジャンジャウィードだと疑われている。「世界最悪の人道危機」と言われたダルフール紛争の当事者だ。近隣チャドや中央アフリカでも組織的密猟を行っているとされている。
象牙は1989年希少動植物の保護を目的とするワシントン条約で国際取引は禁止されている。

しかるに、仕事などでアフリカに入る中国人による違法な持ち帰りが急増しケニアの野生生物管理官は、英BBCに「象牙密輸で空港で逮捕される90%は中国人だ」と話している。古くから象牙を珍重してきた中国では、此の所需要が急増し価格も高騰している。

中国での売買価格は2008年では、1キロ=157ドル(1万2千円)が2011年では、1キロ7000ドル(56万円)に跳ね上がっているというから、中国人労働者の象牙への誘惑は強まっている。

中國国内では合法的に流通する象牙の混入する形で密輸象牙の「洗浄」が行われていると、ワシントン条約の報告書は厳しく、指摘している。証明書添付が徹底しないなどの抜け穴が多く消費者意識も低いのがその温床になっている。
(えびなちゃろう)