きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

世論調査は国民の声

2009-02-23 11:30:59 | Weblog
世論調査は国民の声      (009.02.23.)

毎日新聞が21,22日に行なった世論調査が発表された。麻生内閣の支持率は前回よりも更に9%も下がって11%になり、支持しないが8%上がって73%で、もはや末期的な数字である。

支持しない理由は
・「首相の指導力に期待が持てない」が44%。
・「首相の政策に期待が持てない」が31%。
・「首相に軽率なイメージがあるから」が19%。
辞任に付いては
・「今すぐ辞めるべきだ」が39%
・「予算成立まで」が39%
で78%の人が予算成立後の早期退陣を願っている。

今回の調査の特徴は、今まで自民党を支持してきた層の中での不支持率が大幅に増えているところで、前回81%の人が支持していたのに今回は35%に減少、前回の不支持2%であったが今回は48%にも増加している点である。

この現象は、昨日青森県で行なった自民党県連セミナーで、首相の講演会に800人の聴衆が40分の講演の後半では退席する人が多く、空席が目立つようになったと報じられている。

確かに、テレビの放映を見ても、麻生総理は、この低支持率の実態を何の反省する事無く、「皆さん定額補給金(給付金の言い間違い)がもらえないのは、民主党が反対するせいですよ」「そんな民主党に政権が任せられますか」と訴えている。

相手を攻撃する事で、自分の立場を擁護する発言は、もはや百回唱えても自分の支持率アップには繋がらない事を悟らない限り救いようのない状態だ。

国民の声を代弁する唯一の資料は世論調査である、数値の多少による増減は、調査の仕方にも拠るが、大衆の声として、真摯に受け止め反省する事が政治家として心得るべき事である。

定額給付金も未だに73%の人が「評価しない」と答えているにも拘らず、首相周辺は「実際に給付されれば評価は変わる」と読んでいるようで、此の辺が国民に金をバラマケば、評価は上がると甘く見ているところが全く反省の余地の無いところである。

今回の調査は、国民の声として「支持はしない、早期に辞任せよ!」とハッキリ言っている数字である。
(えびなたろう)