墜落現場から親露派、遺体を奪う (2014-07.22.)
マレーシア航空機墜落事故でウクライナ当局の救助隊は20日までに、墜落現場から犠牲者196人の遺体を収容した、と報じているが、親ロシア派武装集団がこの遺体をすべて奪い、保冷装置付の貨車に運んだ、そして、「国際調査団が来るまで保管している」と主張しているが、貨車がロシアとの国境方面へ向かうとの情報もある。
ウクライナ国家安全保障・国防会議のルイセンコ報道官は19日、親露派武装集団が証拠隠滅の目的で「38体の遺体を持ち去った」と述べている。そして、親露派は遺体から貴重品を奪い、盗んだクレジットカードを既に使用した形跡もあるという、
全欧安保協力機構(OSCE)によると、現地入りしている(0SCE)監視団は19日、攻撃的で酔った親露派武装集団から「限定的な立ち入り」しか、認められなかったと言う。
キャメロン英首相・メルケル独首相・オランド仏大統領は20日、電話で協議し「ロシアが親露派に対処しなければ対ロ追加制裁の準備を進める必要がある」との認識で一致した。
ケリー米国務長官は20日米CNNに対し、OSCEの活動が制限されていると指摘したうえで、親露派に寄る遺体搬送について「現場の証拠保全を妨げようとしている」と批判した。
ドネック人民共和国首相を名乗る親露派指導者のボロダイ氏はロシアのラジオ局「モスクワのこだま」に対し、196人の遺体を保冷施設に収容した事と、「ブラックボクスらしきものを発見し、ドネック市内に運んだ」と言い、「ウクライナ政権には渡さない、国際的な専門家が到着すれば渡す」と言っている。
現場は日中25度近くの気温で遺体の収容は困難を来している。その中で政府軍と親露派武装集団との戦闘が散発している模様である。
今回の騒動に付いては、G7ではなく、プーチンを入れたG8に戻して、明確な調査を行い平和裏に解決する方向で、話し合いを付けなくてはいけないのではないでしょうか。
各国にそれなりの言い分があるから、其れを聞いた上で、制裁や、ペナルティーで解決しようとしても、最後に如何してもシコリが残り消えません。
プーチンも基本的には話し合いを指向しており、簡単にG7にしてしまう事は返って大きなシコリが残ります。遺体からクレジットカードを盗み出す事は、此れは天下の悪行です、
徹底した調査に上に、両者が納得する解決策を出す事を考えて下さい。悪い方へは単に困らせる対価ではなく、(息の根を止める様な対価ではなく)社会に貢献来得る対価で。
(えびなたろう)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます