マレーシア機の墜落のなぞ! (2014-07.20.)
ウクライナ政府は19日、マレーシア航空MH17便の墜落現場に残された証拠隠滅を図る親ロシア派を手助けしているとして、ロシアを非難した。同機の墜落を巡り、ロシア政府は世界中から非難を浴びている。
ロシア政府の外交的な支援を受けている親露派は、調査に協力する姿勢を殆ど見せて居ない。怒りを募らせた各国首脳は全面的に協力する様ロシアに求めている。
同日、墜落現場に赴いた国際監視団は、自動小銃を持った武装勢力に阻まれ、現場周辺部までしか立ち入りを許されなかった。その辺りでは原型をとどめず、腐敗もはじまった犠牲者の遺体が揺れるヒマワリに隠れる様に散乱している。
墜落現場では、欧米諸国とロシアによる冷戦時代の様な対立が生まれている。ウクライナの将来を巡り孤立を深めるロシアは、その外交的手腕を世界中から疑問視されている。
ウクライナ政府は怒りに満ちた声明を発表。「ロシアが支援するテロリストたちは、この国際的犯罪の証拠を破壊しようとしている」と糾弾し、武装勢力は数時間の内に重要な証拠をトラックに積み込んで専門家チームによる広域にわたる現場の調査が行われる前にロシアに運ぼうとしていると言う見方をしめした。
また、中國メディアでは、18日「墜落機はなぜ戦闘地域を通過する必要があったのか」と
題する記事を掲載している。ドイツのルフトハンザ航空、オランダのKLM航空、など欧州の航空各社はウクライナ東部、米国航空各社は、ウクライナ全域を航空回避区域にしている。
民間航空会社が飛行回避区域を判断する要因は、空中戦が行われるか否かだ。しかし、ウクライナの戦闘は主に地上戦で、地対空弾道ミサイルに付いては各社とも軽視していた可能性がある。民間旅客機の硬度は1万メートル以上で「ミサイルは届かない」と認識していたのではないか。また、ミサイル感知レーダーが何らかの理由で機能しなかったおそれもある。
何はともあれ、事故原因調査団は、公明最大な立場に立ち、徹底究明を行なう事を期待している。
(えびなたろう)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます