きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

小泉以来の総理の中で野田が一番まともだ

2012-11-30 09:25:19 | Weblog
小泉以来の総理の中で野田が一番まともだ      (2012.11.30.)

小泉総理以来、安倍・福田・麻生・鳩山・菅・野田と6人の総理が6年間夫々約1年間づつ担当して辞任した。自民党時代の3人は、官僚の出鱈目管理が野党(民主党)から突き上げられ、安倍総理は1年で厚生年金の問題をクリアーにすると約束した。それが出来ず病気を理由に「ドタキャン辞任」を行って、福田に変わった。福田は安倍と交わした厚生年金問題の解決を、「そんな約束は聞いていない」とトボケ、国民から大きな反発を喰った。そんな中、農水省で汚染米の流通問題が起こり農水省の出鱈目管理に、福田も辞任に追い込まれ、次ぎの麻生に変わったのである。

しかし、これまた、政治改革には全く見向きもせず、官僚の「天下り」や「渡は」一向に治らず、国内問題では、マスコミからの攻撃が強いので、専ら外交問題に専念する姿勢を示すため、総理専用機をフルに使って、外国回りばかり遣っていた総理である。

2009年8月、やっと自民政権の任期満了に伴い解散総選挙をやったのである。そして国民の意思が遂に、民主党に政権を託したのである。此の時は本当に国の体質が変わる、政権交代が行われるかと期待したが、民主党に代わって、出て来たのが鳩山総理であった、鳩山総理は、やっと政権が転がり込んだと喜び、有頂天になって、アメリカとの普天間基地問題で失態を繰り返し、其れにプラス小沢幹事長の政治献金違反問題で、不評を買い、これまた1年足らずで、菅総理に変わった。

菅さんの時代は、世界的経済不況と、東日本大震災に見舞われ、国難と言われる大震災に遭遇し、不運ではあったが、野党のからの「菅おろし」に晒され、これまた1年で退任させられてしまった、その理由は、半世紀以上もの間、自民党政権が続いた時に、東電との癒着問題等々、自民党が隠蔽していた、政権与党の「恥部」とも思われる部分を全部知り尽くしてしまったから、兎も角政権から引きずり下ろそうと、「菅おろしの」風評を煽り、野党の言う事を聞かない限り政治の進展が出来ない状況にしてしまい、仕方なくこれまた。辞任せざるを得なかったのである。

そして、野田総理に変わったが、野田氏は鳩山・菅の辞任に追い込まれる様子を十分知り尽くしていたから、「平和と協調路線」に終始し、出来得る限り、官僚と自民党に逆らわない様に合わせて来た。其のため今迄の6人の首相の中では、最も、まともな内閣ではないかと思われた。それは、民主党政権であっても、自民党の主張に合わせて、遣ろうとしたからで、今迄6人の首相の中では一番まともな政治運営が続いた事に成る。

しかし、それも自民党にとっては不満で、昔の自民党政権の時代に、政権奪回を果たさなければ、満足できず、野田総理が「政治生命を賭けて増税を遣りたい」と言う事に対し、其れに協力するから、年内に解散総選挙を要求したのである。

今回の選挙は、その約束を護るために解散をする事に決めた物で、結局自民党の強引な力に屈したわけである。何も野田政権が悪いから解散に成ったのではありません、自民党の審議拒否が正常な政治運営を妨げられ、政治の進展が計られなくなり、野田内閣もまた、解散約束に追い詰められたと言うわけです。

従って、この様な状況が続けばどの政党が出て来ても野党の嫌がらせによって政権は潰されてしまいます。一党独裁の政権でもない限り政権維持は続けられないのではないでしょうか。

そして、其の政治混乱の裏側には、中央官僚機構があって、全ては官僚支配になって居る。自民党が過去半世紀以上も政権が続いたのは、自民党が官僚に政治を丸投げして来たからである。素人でも大臣に成れたのも実務は全部官僚任せだからである。そして大臣経験と言う肩書が次の選挙戦で、有権者への宣伝効果を発揮し、当選の確率を高めて居たのである。

野田内閣が比較的安定に今まで続いたのも、官僚に協調的姿勢であったからである。
従って、この日本の政治体質を変えるためには、中央集権的官僚制度を変へ、統治機構を根本的に変える事であって、自民・公明党両党では無く、官僚制度改革が出来る政党を国民皆で選び投票することである。
(えびなたろう)

「脱原発」とは何ぞや

2012-11-29 11:49:14 | Weblog
「脱原発」とは何ぞや        (2012.11.29.)

衆議院選挙の告示を目前にして、「日本未来の党」と言うのが誕生し、全部で15種類の政党が出来るのかと思ったら、またそれに合流する政党もあって、今朝現在12政党が誕生している。滋賀県の嘉田由紀子知事が結成した「日本未来の党」は「脱原発」・「増税反対」・「TPP反対」の3点を掲げているが、この三つを掲げる政党は、他にも沢山あるし、また此の項目に付いては、最も大衆受けする項目で、其の賛否は、夫々条件があって、其れによっては賛否両論、国民が最も迷っている所である。従って、その条件、または、話し合いの仕方によっては、離合集散、まちまちである。

強いて、違いを言えば、各政党の代表が誰であるかと言う事で、人気のある人が代表であれば、其の団体に属して居る方が、当選率が高いと言うだけでの事である。何と言う“あさましい”候補者共であるかと呆れてしまう現象だ。

今回項目のなかで、「『脱原発』とは何ぞや」を考えて見たいと思う。無論「脱原発」とは原子力に頼らない、いずれは、“ゼロ”にしたいと思う事であって、私も脱原発を主張している一人でもある。福島第1原発の事故以来、日本の国民は殆ど原発の安全神話を信頼していただけに、一旦メルトダウンを起こした原発は、人類の生存を否定する恐ろしい物であることが判明したのである。時の総理「菅さん」も現総理の野田さんも「原発ゼロ」を唱えている。
しかし、一面今迄が原発に頼っていただけに100%全原発を直ちにストップするわけには行きません、それは、その副作用が余りにも大きいからです。止めれば、電力不足で、日本の産業が壊滅する等々です。副作用の事を、考慮にいれて、順次ゼロに持って行く事が必要であります。従って、その準備が必要です。

副作用の事を考えずに遣るのは「革命」であります。無血革命は、軟着陸出来るよう副作用の影響をカバーして出来る場合であり、今回の原発事故は、国民の生活に影響を及ぼさない様、時間を掛けて、順次ゼロにして行こうという物で、現内閣でも2030年代には原発ゼロにしようと、其れまでに代外エネルギー問題、等々の解決を急いでいるのです。
その準備期間が、10年掛かるのか、20年掛かるのか、に違いはあるが、何れは原発ゼロにしようとしている事は、全部「脱原発」の考えであります。

「増税反対」問題も日本の財政をみれば、其れこそ近いうちには増税は避けて通れない問題でしょう、「TPP」問題も交渉の中で決まる問題を入り口で議論している。
従って、今回の選挙は原発問題や増税問題やTPP問題では有りません、日本政治の体質問題です、中央集権政治の解体、等々だから、其の改革を遣るのか、遣らないのか、が議論の焦点なのです。
(えびなたろう)


官庁会計の問題点を改革せよ!

2012-11-28 07:37:42 | Weblog
官庁会計の問題点を改革せよ!        (2012.11.28.)

今次の衆議院選挙で、わけの解らない政党が乱立し、その数14種類の政党が、「俺が!・俺が!」と夫々、政権公約だとか、マニフェストだとか言って、遣りもしない事を並び立て、これでもか、これでもか、と吹聴している。国民は戸惑うばっかりで、誰にどの様に投票して良いのか、全く分からない状態が、続いています。議員という物は、国民を騙したり、嘘を付いたりしても、当選すれば、後はどぅなっても我れ関せずである。当選すれば、「有難うございました」の挨拶ぐらいでしょう。当選しなければ、挨拶も何もありません。それが議員という物です。

だから、私は、議員が遣ると言っても信用はしません。信用出来るのは、実際にやった経験や、実績がある人です。その点で、信頼の出来る人は、今回の選挙戦では「石原知事の東京知事時代の実績」と「橋下氏の大阪知事時代の改革の実績」は信用出来る事だと思います。それは、彼らが知事として実際に行った実績があるからです。
いま、売り出されている「文芸春秋の12月号特別号」に石原慎太郎氏が「国を変え・日本を変える」と言う記事が出ている。彼は何故知事を辞めても、国政で、是非とも遣って見たい事がある」と述べているのか。それは、「官僚支配を崩す事であるが、それに伴う全て集約した“原因”は官庁の“会計制度”を見直す事である」と述べえ居ます。とても重要な事だと思います。

官庁の会計制度は、国を始めとして全国市町村で行われているのは、全部「単式簿記」という物で、この制度では、現金の移動だけが記録され、その他の公有財産・物品・債券・基金等が全然解りません。バランスシート(貸借対照表)も財務諸表も存在しません。従って、一つの事業を遣ってもどのくらいのコストが掛かるのかも分からず、正確な情報がつかめないのです。(民間では遣られている事が国政では遣られて居ないのです。)
バランスシートも無い国は、先進国の中では日本だけだそうです。石原氏は東京都でこれを遣り、大きな財政好転の実績を残しています。それを、国政で是非やりたいと言っているのです。年齢は80才だが、橋下氏と一緒にやれば、素晴らしい国政の改革が遣ってくれるのではないかと、期待が持てます。従って、「単式簿記」を「複式簿記」に変えるのです。変えるためには、複式簿記にする、ソフトが必用です。そのノウハウを石原氏は東京の知事をやって知っているのです。

私は、国のやるシステムを変えると言う事は、この様な事を現実する事で、無駄をなくし、更にマイナンバー制度を早く実施して、脱税の防止、課税の公平化を行う事だけで、我が国の財政は、クリアーになり、健全化の方向に向かうと思います。
先ずは、制度を変える事が先決で、其の上で、脱原発の事、TPPの事、等々をやれば良いのです。今回の選挙は、国の制度を変えたいと言う人に先ずは投票しないと国は変わりません。
(えびなたろう)

北京国際マラソン日本人も疾走

2012-11-27 10:53:44 | Weblog
北京国際マラソン日本人も疾走       (2012.11.27.)

北京国際マラソンが毎年秋には催され、1981年から続いている。日本からも「北京カモシカ会」と言う愛好グループもあって、毎年出場していた。

其れが今年は、大会の公式ホームページに出場登録する際、国籍に付いて記入する欄がありそこに「日本」と言う選択肢がないため、出場が出来なく成ると騒ぎが起き、北京の日本大使館は主催者の「中国陸上競技協会」に「日本人も受け入れるべきだ」と書面で抗議を入れた。

協議会の沈純徳副主席は中国メディアの取材に「北京国際マラソンで『日本』のマラソン愛好者の参加を拒否した事はない」と語り、ネット上では日本人排除に付いて「(中国)は国際社会で大恥をかいた」との批判が出たほどである。

協会主席のこの発言で、一転して日本人の参加が許され、大会当日には全員参加できた様である。

理由は日本との国交で、“沖縄・尖閣諸島”問題のコジレであるが、それを北京マラソン大会で排除しようとした事は、「これまで通りの中国の“嫌がらせ”行為であると思っていたが」ネット上で、この行為を国際社会の恥と批判が出た事は、「中国もまんざら捨てた物ではない」と思った。

参加出来た日本の選手は全員「日中友好を呼びかけようと国交正常化40周年を記念するロゴマークが付いた揃いのユニホームを着て走った」また沿道からは両国の多くの人が応援してくれた様である。

この状況を知って、中国の国民もまた、平和を願い、両国の融和を望んでいるのだと言う事が解った。排除しようとしたのは、中央共産党内の一部のさしがねだと思うが、日中の友好は、やはり民間段階でのコミニケーションに寄ってのみ期待できるもので、国民主体の国柄ではない中国とは、共産党体制下では諦めざるを得ないのではないでしょうか。

首相や主席が国民の投票で、選出される国に成るまでは、民主主義は望めないのではないでしょうか。
(えびなたろう)

いじめへの調査に付いて

2012-11-25 07:10:35 | Weblog
いじめへの調査に付いて         (2012.11.25.)

文部科学相は、今年4月から9月に掛けて、小中学校及び高校などで調査を行い件数を調べた、その結果、昨年件数の2倍に増え14万件に達したと報告されている。

件数の増加は、「いじめ」に対する今迄以上に意識が高まり、「いじわる」等の兆候も含めて「いじめ」と捉え其の為に増えた様である。此の様な兆候をいじめに含めるかどぅかで、数値が大きく変わり、自治体ごとの実態把握の方法がばらばらなのが問題である。

文科省は総合的な「いじめ対策」を発表し、その一つとして、スクール・カウンセラーやソーシアルワーカーを大幅に増員する計画を立てている。そして、子供の発するSOSを見逃さない態勢を作りたいと言う事である。

この考えに沿って、学校側も極力子供とのコミュニケーションを深める事に留意し、相談の乗りやすい体制作りが必要で、教員は無論の事、保護者や地域の住民、専門家とも情報を共有し事に当たる努力が必要っで、地域ごとに関心を深める事が必用である。

最近は、先生方の事務的な業務が多く、一人一人の生徒と、向き合う時間が少ないのではないでしょうか。 ネットいじめの対応も含め、地域の有志にも協力を求め、情報の共有化と迅速な対応が出来る仕組みが必要で有ると思います。
(えびなたろう)

安倍総裁の政権公約

2012-11-24 10:05:41 | Weblog
安倍総裁の政権公約         (2012.11.24.)

安倍総裁は自民党の総裁の中では、今までにない、他党に対して意識して、攻撃的な姿勢が顕著にみられる。生まれも、育ちも悪くない家庭に育った人間として、態度も大柄だが、敵対する相手政党を、こき下す発言が非常に多く、聴くに堪えない感情を持つ事が多い。

今朝も朝ズバで、民主党の岡田氏のあと、入れ替わって、自民党を代表して政策に付いて、述べている。相手を悪く言って、自分を良く見せる言い方は、私には、品の悪さを感じる。

政党を代表して出てくる、政治家の政策は誰しも国を悪くしようと思っている人はいなく、みな懸命に努力しているのであるから、相手を悪く言う事は、出来るだけ控えた方が良いのではないでしょうか。

彼の公約の基本は、「国土強靭化」と言う事を前面に出し、景気を良くするには巨費を投じて、公共工事を行う事を提唱し、其のためには日銀に命じて、建設国債を100%引き受けさせたいと言っている。

また、中國や、韓国に対する領土問題も、「弱気な民主党政権では解決出来ない」と言い、実効支配の強化を訴え、「公務員の常駐」「領土・主権問題対策本部」の新設を唱えている。

更に、自衛隊を「国防軍」とするなど、安倍氏らしい、右寄りの姿勢を示している。

此れに対し、民主党の野田総理は、憲法を改正して「国防軍」と明記する事はそう簡単なものでは無い、と反発、今迄培った、「平和国家日本」としての態度を急に変える事は国際社会からも「軍拡路線」として取られる恐れがある。と批判している。

世界は今、日本を信頼している、其れは、「経済的」にも、「技術的」にも優れた技能を有し、武力に頼らない、「平和国家」だからである。特に最近は、東南アジアの国々から、またアフリカ諸国の国々から信頼を受けて居るのもそのせいである。

此処で、日本が「軍拡路線」に変われば、今迄の信頼はすっ飛んでしまい、危険状態になる事は間違い有りません、危険です。

いま、政界は、次期選挙を控えて、日本の今後の方向性が示される重要な段階であります。世界各国の政治の在り方は、昔の様な武力に任せだけで律する、時代ではありません。全ては地球規模で、エネルギー問題・食料問題・環境問題・等々が話し合いを持って解決し前進するシステムに代わって来ている、その時代を強く認識したリーダーが必用なのです。
(えびなたろう)


身を削る努力は何処へ 

2012-11-23 08:02:50 | Weblog
身を削る努力は何処へ          (2012.11.23.)

消費税増税を決める条件として、その分、身を削る努力をすると言う約束は今では、すっかり忘れ去られた様である。

民主党の野田総理は、自民党から、「解散を約束せよ」と詰め寄られ、遂に解散を決意したが、その代わりにと、議員定数の40人減を自民・公民へ約束させた。然るに今では、「そんなことあったのか」と言わんばかりに自・公は口を閉ざしている。

自民党は2010年に参議員選公約で、「13年までに衆参722人の定数を650人に、16年までに500人にする」と明記していた。
従って、安倍総理も、民主党との約束であるから、政権公約の中に入れて明確にしなければならないと思う。

然るに彼は、政権公約は「出来る事しか、書かない」と胸を張ったが、確かに議員定数削減の下りは書いていません。

其の上、無制限に赤字国債を発行し、それを日銀に買わせると言う、日銀法を踏みにじる禁じ手を遣ろうとしている。この様な手段で、赤字国債をふんだんに発行したため、今では日本の財政赤字は1000兆円を超える世界一の借金王国に成ってしまい、世界から警告を受けている。

然るに一部の人からは、日本の赤字国債は国民の税金で買われているから、ギリシャの様な事は無く「大丈夫だ!」との声が罷り通っている。確かに国内で買われているから外国への影響は与えて居ないが、借金には違いが無く、返さなくて良い借金という物は有りません。いずれは国民の負担に重くのしかかる事になるのです。

この様な膨大な赤字国債を造って来たのは自民党政権下である。民主党は其の尻拭いをさせられてきたから、野田総理は政治生命を賭けて、増税をしたのである。

此の事を思えば、安倍総裁は昔の自民党へ戻そうとしている。自民党の「日本を取り戻そう」と言うチラシは、旧態の赤字ばら撒き国債発行の自民党に戻そうとしているのです。

此れでは財政再建では無く更なる借金積み増しの悪政である。あの、大人しい、白川日銀総裁もハッキリと反対を表明している。
すこし、安倍さんは、もう、総理になったつもりで、浮かれているのではないでしょうか。
(えびなたろう)

鳩山氏の政界引退

2012-11-22 11:10:57 | Weblog
鳩山氏の政界引退          (2012.11.22.)

話題を振りまいた民主党の鳩山前代表は、昨日(21日)地元北海道苫小牧市で、衆議院に出馬せず政界を引退すると表明した。引退の理由として、民主党の出した、公認申請書に誓約書の提出を求められたからだ、と言う事で、「さまざま考えた挙句立候補しない事を決断した。政界を引退して、第三の人生を歩みたい」と述べ野田首相からは「政権交代の先頭に立って頂き、多大なる貢献に感謝したい」と述べ留意はしなかったと言う事です。

鳩山氏は野田総理との会談の中で、「前回の総選挙で訴えた事が民主党の原点であり、出来る限り近づく努力をすべきだ」と主張した事を記者会見で明らかにし、野田首相に「離党せざるを得なくなった同志を思えば、もっと包容力を持って行動してほしい」と恨み節を漏らしていたと言う事です。

鳩山氏は、小沢一郎元代表と共に民主党内部で、反対を表明していたが、民主党のマニフェストの実行が、思う様に行かず、訂正しなければならない状態から、党内分裂状態になり、毎年代表が変わり野田総理の代になって、党内混乱を払しょくする為誓約書署名のルールを作り、次回の衆議院選挙で公認書の条件として、誓約書に署名する事になったのである。

この求めに対しては、「新人でも元首相でもルールを守ってもらう」と言う安住幹事長代行の意向で、圧力がかけられていた、鳩山氏はその署名を拒んだ事から、公認はしない事となり、鳩山氏の引退も、避けられない事態に成ってしまったのである。

鳩山氏の民主党に掛ける思いは、多額の個人資金を投入して作った党であり、党のオーナーで有る。しかし民主党も党内混乱状態で、低迷を続け、崩壊の危機に立たされている。
野田総理も断腸の思いであったと思うが、この際の決断はやむを得ない物で合ったとお思います。

民主党のこの様な事態は、元々、思想、信条を問わない寄せ集めの政党であったから、遣る事に責任を問われない野党時代は良かったが、与党となり、一国の政権を託された政党となれば、政策にも責任が付き纏うのは当然の事であります。

其の事から言えば、鳩山氏にも与党の党首として、自分の遣って来た事に大きな責任が有ります。特にアメリカとの普天間基地問題は、失政と言われても過言ではないでしょうか。 従って、来たるべき問題が来た、と言う事です。

今回の選挙で、どうなるか分かりませんが、多少でも残党が残るならば、思想・信条の一致した政党として、明確に国民に謳えることが出来る政党に成って欲しいと思います。
(えびなたろう)

民主党にはガッカリ!自民党にはこりごり!

2012-11-21 10:31:55 | Weblog
民主党にはガッカリ!自民党にはこりごり!       (2012.11.21.)

今朝の朝ズバで、共産党の小池さんが、「民主党にはガッカリ・自民党にはこりごり!」と言う言葉を聞いた、全くその通りだと思う。
私は、共産党を好んで居るわけではないが、政界の過去の流れをみて、なかなか上手い事を言ったのには思わず笑ってしまった。

半世紀以上にも及ぶ自民党の一党独裁的政権が、マンネリ化し、厚生年金の出鱈目な管理と税金の無駄使いが、表面化して来た事から、遂に国民の怒りが爆発し、政権交代を生んだが、其の後を継いだ民主党は、やれもしないマニフェストを並べ、「出来なかった事を率直にお詫びします」と、結局は「嘘」を付いた事になる。

それだけに、今回の衆議院選挙は、本当にこの国を、「正常な」「クリーンな」「国民主体の」政治にしてくれる政党を、選ばなければいけない。

早速、自民党の安倍総裁は、民主党を解散に追い込んだことに浮かれ、最早総理大臣に成った事の様に振る舞い、日銀総裁に命じて「建設国債を買わせます」と言い、「金融緩和を無制限に遣ります」と言い、野田総理から「それは禁じ手だ」と反発され、日銀の白川総裁からも「金融緩和は既に遣っている事で、安倍総理の3%物価上昇政策も現実的ではない」との反論が飛び出している、そして、「安倍総裁が主張する日銀による建設国債の直接引き受けに付いては、通貨発行に歯止めが掛からなくなり、様々な悪影響を及ぼすのは歴史の教訓だ」と明確に反対を表明した。

此れを見ても、安倍氏は昔の自民党に戻し、公共投資を無制限に遣ろうと言う事で、その影響が今日膨大な財政赤字を作り、民主党はその後始末に散々悩まされ、国民が言う「自民党にはコリゴリだ!」と言うのも、将に其の事である。

一方民主党の方も、急な政権交代で、万年野党からの脱却に戸惑い、党内バラバラで、政権維持が出来る政党ではないとまで言われて来たが。小沢派が離党し、政権維持できる政党の形を成したかと思っていたが、今度は鳩山氏が出て来て、党の意向に反対するものは「公認しない」と言う事に抗議をしていると言う、鳩山氏にしてみれば、自分でお金を出し、民主党を作ったと、自分が党の「オーナー」であることを強調している。

私は政党という物は、幾らお金を出したと言えども、遣る事が国の為である事から、公的な物であり、従って色んな公的優遇措置を受けている、決して個人的考えで、運営される物ではないと思います。民主党が政権維能力が無いと言われるのも、鳩山氏の如き人が居るからではないかと思います。
(えびなたろう)

理想的な政権交代とは

2012-11-20 10:48:21 | Weblog
理想的な政権交代とは         (2012.11.20.)

日本の政治は政党に依存するのではなく政治家個人の実行力にお願いする以外には無いのかも。
半世紀以上続いた自民党政治もマンネリ化を起こして、国民から見放され、民主党に政権交代したが、掲げたマニフェストへの実行力が無く、また、周りもそれに協力する力も技量も無いくせに批判したり、足を引っ張ったりしていて、遣れない様にしている。

従って、遣ろうとするリーダーには先ずもって強い力を持ったリーダーが必要である。そしてそれに協力する実行力のある政治家が必要であります。

今回の衆議院選挙で、15種類の小政党が乱立しているが、これは今迄の既成政党に実行力を持った強いリーダーがおらず、その一方で、「俺が!俺が!」と言う自分を過信した人達が夫々に政党を作って、乱立したからで、国民は誰に投票したら良いか迷ってしまうのも無理のない話だ。

私は、これ等の政党を、全く考えに入れず、混ぜこぜにして、この中から誰が一番首相に相応しいかを党派にとらわれず選ぶとしたら、誰が良いかを考える、そして次に其れに共鳴した実行力のある人を選んで、人選してみたら如何かと思っている。それが一番理想的な政権交代の内閣であると思います。
そこで、私の私案ではあるが、それを提案して、皆さんの参考に提供したいと思います。

先ず第1に政界に強く実行力もあるリーダーには、「石原慎太郎前東京都知事」を押したいと思います。私が彼を推薦する理由は、文芸春秋12月特別号に掲載されている彼の「国を変え、日本を変える」と言う記事をお読みください。彼の国政に掛ける思いが良くわかります。

年齢的には80才と体力的には劣るかも知れないが、彼の国政に対する思いが、中央官僚の勝手気ままな国政支配を挙げている、其の改革の方法として、国の財務の遣り方を変えたいと強く望んでいる。そのシステムが「発生主義複式簿記」を採用したいと言うものであります。

日本の官庁が採用しているのは「単式簿記」でバランスシートも財務諸表も存在しません、それを良い事に、官僚は説明責任も無く無駄使いの限りを尽くしている。バランスシートが無い国は先進国では日本だけだそうです。

その他「教育改革」に付いても「憲法改正」に付いても彼の考え方が国政に向かわせる必要性を説いている。自民党で安倍総裁が、総理に成ったら「大胆な金融緩和をする」とぶち上げて、野田総理から、「借金を積み重ねてばら撒きの公共事業をやるのは、まさに財政規律を守らない、禁じ手で、遣ってはいけない経済政策だ」と批判されているのと大きな違いだ。

私は、その石原をリーダーにし、実行力のある「橋下徹、大阪市長」の組み合わせが将に理想的な経験交代が出来る、内閣であると思います。

今回、計らずも両者が合流して、「日本維新の会」が出来、党首に石原氏、代表代行に橋下氏の組み合わせに成った事は、我が国の改革に向けた自然の流れなのかも知れないと思っている。

民主党も自民党も公明党もこの国を救うだけのリーダーはおらず、お互いが牽制しあっている様では、この国は救えません。

今回、国を救えるのは、「日本維新の会」と「みんなの党」の連合組織が政権を執る事だと思います。そして、国をかえ、中央集権制度を解体する事が、何を置いても遣らねばなりません。
自民党に戻る様では、この国は高い月謝を払って、また、元の木阿弥の利権政治に成ってしまう事になります。
(えびなたろう)