日米核の「密約」問題 (009.11.29.)
政権交代後、日米同盟に対する、鳩山総理の考えが、今までのアメリカ一辺倒から対等な関係の上に同盟の深化を計って行きたいと語り、オバマ大統領との首脳会談でも合意を得ている。
その中の前提条件として、岡田外務大臣は日米間での核持込問題で、「密約」の存在を有識者委員会の検証を経て、来年1月中旬までにハッキリした報告書を公開したいと言っている。
米国側の情報公開や関係者の証言では「密約」の存在が公然の事実になっているが、日本の歴代自民党政権下では、外務省官僚はじめ、「密約」の存在を否定し続けている。
しかし、今回日本側の此れまでの調査で、核持込の密約を裏付ける文書が見つかり、其れによれば、「核兵器を積んだ米艦船の日本への寄港や領海通過は事前協議が必要な核“持込み”に当たらない」と言う密約だという事だ。
外務省の更なる調査結果が公表されていないから、細かい経過や、密約内容の解明も明らかにされていないが、これ等の歴史的背景を含めた解明がされないと、国民を騙し続けた政府の対応に、とても理解が得られるものでは無いと思います。
来年は、日米安保改定50年を向かえます。両国の同盟関係の深化は重要な事であるだけに、是非とも解明を急ぎ、若し政府が密約の存在を認める事になれば、国際社会に約束した、「非核三原則」に対しても、謝罪をすると共に、改めて「核兵器を持たない」約束を天下に宣言する必要があるのではないでしょうか。
(えびなたろう)
政権交代後、日米同盟に対する、鳩山総理の考えが、今までのアメリカ一辺倒から対等な関係の上に同盟の深化を計って行きたいと語り、オバマ大統領との首脳会談でも合意を得ている。
その中の前提条件として、岡田外務大臣は日米間での核持込問題で、「密約」の存在を有識者委員会の検証を経て、来年1月中旬までにハッキリした報告書を公開したいと言っている。
米国側の情報公開や関係者の証言では「密約」の存在が公然の事実になっているが、日本の歴代自民党政権下では、外務省官僚はじめ、「密約」の存在を否定し続けている。
しかし、今回日本側の此れまでの調査で、核持込の密約を裏付ける文書が見つかり、其れによれば、「核兵器を積んだ米艦船の日本への寄港や領海通過は事前協議が必要な核“持込み”に当たらない」と言う密約だという事だ。
外務省の更なる調査結果が公表されていないから、細かい経過や、密約内容の解明も明らかにされていないが、これ等の歴史的背景を含めた解明がされないと、国民を騙し続けた政府の対応に、とても理解が得られるものでは無いと思います。
来年は、日米安保改定50年を向かえます。両国の同盟関係の深化は重要な事であるだけに、是非とも解明を急ぎ、若し政府が密約の存在を認める事になれば、国際社会に約束した、「非核三原則」に対しても、謝罪をすると共に、改めて「核兵器を持たない」約束を天下に宣言する必要があるのではないでしょうか。
(えびなたろう)