きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

インド洋での海上航路の確保が問題!

2014-07-12 12:16:40 | 政治関係

インド洋での海上航路の確保が問題!        (2014-07.12.)

中國がインド洋で進める「真珠の首飾り」戦略。(インド洋での各重要港を地図上で結べば、インド洋を囲む「首飾り」の様な形が出来る)もとは2004年に米国防省が作ったとされる報告書で、以来港湾整備の背景に有る中国の狙いを巡り、さまざまな憶測を呼んできた。

其れだけにインド洋でのシーレーン確保は中国にとって資源確保の重要な生命線である。また、日本に取ってもインド洋は重要なシーレーンで安倍総理はインドや周辺祖国の首脳と会談を重ね、中国の海洋進出を意識して、海洋安全保障分野で連携強化を図っている。9月にはスリランカとバングラデシュを訪問し関係強化を図る方針のようだ。今年の6月には海上自衛隊トップの河野克俊海上幕僚長が、スリランカを訪問し、ラジャパクサ大統領の昨年3月訪日への答礼を含めた表敬訪問をした。

海上自衛隊の艦艇は、近年東アフリカ・ソマリア沖で海賊対処活動に向かう途中、燃料補給や隊員の休息のため立ち寄るが、特にスリランカの寄港は13年以降、既に6回親善訓練も3回を数える。海自幹部はシーレーン上の沿岸諸国が中國等に肩入れしない様、戦略的に色々な港に入って、その国との交流を深めたいと思っているのである。

また、インドは中国の動きに警戒感を強め5月に就任したナレランド・モデイ首相は、就任宣誓式にパキスタンやスリランカなど南アジア諸国の首脳を招待し周辺国との関係強化を目指す姿勢を強調した。インドは近年中国に対抗するかの様に、海軍力の増強を図っている。昨年8月、初の国産空母が進水、さらにロシアから11月に空母を購入している。また日本からは水陸両用救難飛行艇「US2」の輸出を求めている。海上自衛隊とは12年から毎年共同訓練も行われている。

中國企業による港湾整備の動向はインドも注目する所である。中国の「真珠の首飾り」に対してインドは「ダイヤモンドネックレス」戦略を提唱している。

(えびなたろう)

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿